コルドリエ博士の遺言 4K レストアを配信している動画配信サービス

『コルドリエ博士の遺言 4K レストア』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?

コルドリエ博士の遺言 4K レストア

コルドリエ博士の遺言 4K レストアが配信されているサービス一覧

コルドリエ博士の遺言 4K レストアが配信されていないサービス一覧

Prime Video
U-NEXT
DMM TV
Rakuten TV
FOD
TELASA
Lemino
ABEMA
dアニメストア
Hulu
Netflix
JAIHO
ザ・シネマメンバーズ
WOWOWオンデマンド
アニメタイムズ
Roadstead
J:COM STREAM

コルドリエ博士の遺言 4K レストアの作品紹介

コルドリエ博士の遺言 4K レストアのあらすじ

当時、新たなメディアとして登場したテレビ向けの企画として製作された本作は、従来の映画とは違った演劇や舞台のスタイルを取り入れている。複数のカメラで同時に撮影する「マルチプルカメラ」の手法が採用され、ルノワールは俳優をカメラから解放しようと試みる。これにより俳優たちはカメラに向けて演技をするのではなく、自分のリズムとペースで演技をすることが可能となった。撮影前には入念なリハーサルが繰り返され、舞台演劇のように綿密な打ち合わせが行われた。ルノワールは50年代中盤から舞台演出も手がけており、「芝居でやった仕事から生まれた実験映画である」と本作について語っている。主演はマルセル・カルネの『天井桟敷の人々』(45)のジャン=ルイ・バロー。本作ではジキルとハイドをモチーフにした「コルドリエ博士」と「オパール」を見事に演じきり新境地を開拓。彼の優雅な身のこなしとダイナミックな演技は観るものを魅了する。ジャン=リュック・ゴダールとエリック・ロメールは本作をオールタイムベストの1本に挙げているほか、レオス・カラックスは2012年の『ホーリー・モーターズ』で本作のキャラクターにオマージュを捧げた「怪人メルド」を登場させている。

コルドリエ博士の遺言 4K レストアの監督

ジャン・ルノワール

原題
Le testament du Docteur Cordelier
公式サイト
https://www.ivc-tokyo.co.jp/JEAN_RENOIR_130/
製作年
1959年
製作国
フランス
上映時間
96分
配給会社
アイ・ヴィー・シー

『コルドリエ博士の遺言 4K レストア』に投稿された感想・評価

neroli
4.5
◼️ジャン・ルノワール生誕130周年「ルノワール“新しい波”」にて〜🎬◼️
 
 
本作『コルドリエ博士の遺言』は、名作「ジキル博士とハイド氏」をルノワールが大胆に翻案。
 
ジキル博士→精神科医のコルドリエ博士に変更。
 
「ジキル博士とハイド氏」からの変形に、フロイトの精神分析理論も取り入れているところが私的には面白かった〜✨
 
 
「善」良な紳士である精神科医コルドリエ博士は、患者からの誘惑による自らの中にある性欲が抑えられない。
 
コルドリエ博士は、別人格で欲を解消するため、別人格になれる薬を開発し、時々オパールという怪人もどきに変身。
 
オパールになって「悪」の行いをする。
 
 
ところで、「ジキル博士とハイド氏」は、人間の二面性を題材にした代表的な作品。 
 
Wikipediaには”解離性同一性障害”とも書かれているが、いわゆる医学的な”解離性同一性障害”の話ではないと思う。
 
ジキル博士は善と悪の混合体であり、開発された薬を飲むことで、抑圧していた「悪」が解放されてハイド氏が生まれる。
 
ジキル博士が「善」を行えば行うほど、ハイド氏の「悪」を行うエネルギーが大きくなり、ハイド氏が人を殺すまでになることもあった。
 
 
ところで、長年名作と呼ばれている作品というのは、人間誰にでも経験であるからこそ人の心に響くのかな〜と思いますが、どんな例がわかりやすいかな〜と私なりに考えてみました〜
 
例えば、代々医者の家系だったり、お商売の家系で、生まれながらにして家を継がないといけない人の場合かな〜
 
例えば、私の後輩のAくんの場合。
 
代々産婦人科の家で、兄弟が誰も継ごうとしないので、Aくんは家業を継ぐために医学部に行きました。
 
しかし、やりたくないから留年はするわ、ぶっ叩いてくれる夜の店にハマるわっていう生活〜
 
つまり、昼間は親や先祖の為に自分がやりたくないことを「善」として行っている分、夜は変態プレイを提供してくれる「悪」のようなお店にハマります〜笑
 
 
人間というのは、あまりにも「善」すぎると、その分「悪」の出現の度合いも高くなるのでしょうね〜
 
「善」と「悪」のバランスをうまく保ち、大きい「悪」が出てこないように、程々にストレス解消することが大事なのでしょうか〜
 
 
 
◼️レオス・カラックス監督の”怪人メルド”の元になったそう〜◼️
 
 
本作『コルドリエ博士の遺言』のオパール。
 
モサくて、キモい〜笑
ダブダブの洋服を着て、チャップリン様の動きをする〜
 
レオス・カラックス監督の作品『Tokyo!』(2008)や『ホーリー・モーターズ』(2012)に出てくる”怪人メルド”の元になったそう〜
 
“怪人メルド”をドニ•ラヴァン氏が演じてました〜🦖
 
この情報だけでも、見て良かった〜と思いました〜笑
 
たむ
4.0
もともとはテレビ向けに企画された実験精神にあふれたジャン・ルノワール監督作品です。
映画史上最高の巨匠としてたびたび取り上げられることの多いジャン・ルノワール監督ですが、体系化するのが難しいのは作風が自由自在であるから。
『大いなる幻影』があると思ったら、本作のような作品もあります。
タイトルの通り、遺言をめぐる物語でもありますが、コルドリエ博士のキャラクターとしてのインパクトに圧倒されますね。
4.6
この映画からもジャン・ルノワールの規則という主題のあらわれを認めることができる。それは、この映画が個人の欲望に対して、それを規制する道徳や倫理といった規則の支配と、その葛藤から生じる力を描いているからだ。
では、ルノワールはその葛藤から生じる力をどのようにして画面に定着させたのか。それは俳優の身体の運動性にほかならない。俳優の身体そのものの視覚的な存在とその思いがけぬ運動形態とが、やがて起こるかもしれないサスペンスに対する期待へと向けて、わたしたちを常に組織させるのである。

『コルドリエ博士の遺言 4K レストア』に似ている作品

カリガリ博士

上映日:

1921年05月14日

製作国:

上映時間:

71分

ジャンル:

3.6

あらすじ

あるドイツの田舎町のカーニバルで、カリガリ博士という男が眠り男・ツェザーレを使った見世物を出していた。自分の死期を尋ねた男が「明日の朝まで」と告げられ、翌朝に殺されてしまう。友人の死に疑問…

>>続きを読む

狂へる悪魔/狂える悪魔

製作国:

上映時間:

56分

ジャンル:

3.5

あらすじ

貧しい人々を無料で診察し、日々熱心に研究に励むジキル博士。婚約者の父・ジョージとの雑談から精神分離に興味を持った彼は、人間の心を善悪のふたつにわける薬を開発。そして自ら薬を服用した彼は、ハ…

>>続きを読む

草の上の昼食

製作国:

上映時間:

93分

ジャンル:

3.9

あらすじ

生物学者のアレクシは、人工授精で優秀な子供を残すべきとの主張を掲げ、欧州代表大統領選に出馬しようとしていた。一方、男に幻滅していた農家の娘・ネネットはアレクシに賛同、彼の研究の実験台になろ…

>>続きを読む

透明人間

製作国:

上映時間:

70分

ジャンル:

3.6

あらすじ

野心に燃える若き科学者・グリフィンは同僚のセンプとともに、人体を透明にする新薬を開発する。しかし、薬の副作用によって彼は凶暴な殺人鬼へと変貌してしまう。殺人や暴行を繰り返すグリフィンは、モ…

>>続きを読む