2025年 81本目
劇場 25本目
初ジャン・ルノワール。やっぱフランス映画は個人的に浮き沈みが激しい〜(特にヌーヴェルバーグ)。物語のテーマ性としては面白かったけど、前半のコミカルな部分が滑稽…
コレが遺作だったら、さぞかし愉快だったろう。
破廉恥で卑猥な武器を美しさと可笑しさで包み込むルノワールの晩年は、人間の“異常さ”に材を採り、ついにホラー的な世界を生み出そうとした。
同年のフランジュ…
ジキル博士とハイド氏の翻案ということで当然ではあるが、ルノワールが怪人・モンスターものを作っていたことに驚き。オパール氏の造形や振る舞いは、カラックス映画のメルドの原点であったことが分かった。冒頭ル…
>>続きを読む『サブスタンス』を観た後、ふとこの映画のことを思い出し、ヌーヴォで再見した。自分が何者であるのか、そしてテレビやメディアが持つ影響力について考えるとき、本当に「サブスタンス」なのはこちらではないかと…
>>続きを読む周りの自分への認識と本当の自分との相違というのはどうしても生まれてしまうもので、そこから解放されたオパールはとても心地よかっただろう。
だけど暴力的な衝動に駆られたということは、根っからのクズだった…
コルドリエ博士の遺言
監督:ジャン・ルノワール
製作:1959年
オパール氏の尋常ではない異質さ、社会的な規範から全く逸脱している異常さの表現が物凄かったです。特有の歩き方に現れる一つ一つの仕草…
街でブカブカのスーツを着た男を見かけたら、きっとこの映画のことを思い出す。
非常におもしろかった。
自分から解放されるってあんな感じ?
現代人が大金払って整形して自信を手にするのと少し似てる気がし…
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