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名探偵コナン 隻眼の残像(せきがんのフラッシュバック)のmatchypotterのレビュー・感想・評価

4.3
今回は“眠りの小五郎”、毛利小五郎の回、か。
そして、安室さんほか、公安の面々が暗躍する回。

個人的には前回が哀ちゃんの回でピークだったから少し意欲はそこよりはあれだったんだけど、やっぱり観たら観たでこの勢いに引き込まれる。

そして、そこをわかってくれていたのか、青山剛昌先生、しっかり可能な限りの哀ちゃんの見せ場も作ってくれている。

今回は毛利小五郎が昔、警察官だった頃の仲間が関与してくる話。
そして、その仲間が追っているとある事件。それが“隻眼の残像”を生み、そのフラッシュバック、記憶、“何を見たのか”がことの真相につながる。

そこまで大掛かりなハイテクなSF設備とか、大規模なイベントではないパターンだけど、その分、コナンや少年探偵団、その他の“いつメン”たちが素の力で活躍するのが良かった。

もう劇場版だと、コナンは“工藤新一”であることはバレていないけれど、その代わりに、“とんでもない化け物じみた少年”みたいな扱いになっている。

公安や地方の警察方々にも過去の事件によって毛利小五郎と共に存在は知られていて、なんなら、今回は“来るな”という小五郎と、“来い”という警察方々を巧妙に利用するコナンの強かさが際立つ。

コナンをマークする公安にでさえ、それを逆手に利用するコナン、安室さんですら舌を巻くこの小僧の活躍が今回も最高潮。

ハイテクなSF設備はないとは言うたものの、大きなパラボナアンテナがある長野の観測施設に集い、過去の事件を紐解くご一行。
そして、大自然の脅威にも晒されて、そのスケールはある意味で人工的な施設よりも壮大。

今回はかなり直接的に、そして、かなり色んなメンバーが出てきて、危険な目に遭う。
だけども、このコナンの機転と躍動。ある意味彼が1番SFしてる。

いつものスケボーでのチェイス然り、強化キックでそんなことやあんなこと。もはや、ギャンブルどころか確信的にそれをやってのけるコナン、工藤新一のスペックが極まっている。

ただ、そんな中でも、しっかり存在感を残す毛利小五郎。
今回は“眠りの小五郎”にもならず、いつもにはないカッコ良さ、渋さ、、、“腕の良さ”。やるな。

どんどん回を重ねるごとに、厚みも増していくようなここのところの『劇場版 名探偵コナン』。

興行も尋常じゃないことになっているし、最近は「これを観るなら、あれを観とけ」みたいなことにもなっていたりして、ファンには毎回よだれモンの楽しみ方もある。

公安が動く時は裏にも大いなる陰謀っぽい様相も醸し出されてきて、話がただの表面的な事件の解決や犯人探し以外のあれこれも顔を覗かせ、それが幾重にも折り重なってくる。

どんどんどんどん楽しくなってきた。

※24年3月、映画オススメブログ、始めました。
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『matchypotterと映画の秘宝』
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作品単発のレビューはここでやっているので、こちらは企画記事メインに挑戦したいと思います。
皆さん、時間がある時にでも見に来てください。
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    ※24年3月〜、映画のオススメブログ、始めました。 ●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○ 『matchypotterと映画の秘宝』 https://matchypotter.com/ 作品単発のレビューはここでやっているので、こちらは企画記事メインに挑戦したいと思います。 皆さん、時間がある時にでも見に来てください。 ●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○ 結局カロリーが高い映画、男の子が好きな宇宙から敵が攻めてくるヒーロー映画が好き。 ---------- 19.08〜黄•橙•赤系ジャケ縛り 58作 19.10〜黄•青•緑系ジャケ縛り 75作 19.12〜黒•白•灰系ジャケ縛り 90作 20.05〜 《ホラー!スリラー!パニック!祭り》  80作 20.08〜「戦争の映画」35作 20.09〜“とある”芸能事務所に思いを寄せて 42作 21.02〜「音楽の映画」 39作 21.05〜「ミュージカルの映画」 25作 21.08〜《スポーツの映画》 41作 21.09〜《侍の映画》 20作 22.01〜《日本の恋愛の映画》 20作 22.04〜《ご長寿の映画》 26作 22.09〜《インド界隈の映画》 13作 22.11〜《ご長寿の映画》Pt.Ⅱ 20作 23.04〜《料理の映画》 19作 23.05〜《ご長寿の映画》Pt.Ⅲ 27作 23.08〜《ご長寿の映画》Pt.Ⅳ 28作 24.06〜《ご長寿の映画》Pt.Ⅴ 32作 24.07〜《ホラー!スリラー!パニック!祭り》Pt.Ⅱ 46作 24.09〜 《クラシック映画観ようぜ》 12作 25.02〜《クラシック映画観ようぜ》Pt.Ⅱ 10作 25.04〜《日本の恋愛の映画》Pt.Ⅱ 20作 ---------- 〜17年 78本 18年 74本 19年 249本 20年 430本 21年 456本 22年 383本 23年 400本 ※映画館101本 24年 521本 ※映画館106本