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It’s Not Me イッツ・ノット・ミー

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『It’s Not Me イッツ・ノット・ミー』に投稿された感想・評価

4.3
 大好きなレオス・カラックス3年ぶりの待望の来日ということで、初日は横浜、2日目は飯田橋、そして3日目と中一日開けての4日目の渋谷と4工程フル・コンプリートしてしまった。1日目の横浜ブルク13のスクリーン1はかなり会場が大きく、豆粒の様な距離からしかカラックスの姿を拝めなかったのだが、2日目以降は表情がわかるくらいに近く、サインも貰い、普通に英語で会話らしい会話が出来て大興奮。思春期の私に今日のことを伝えたい衝動に駆られるほど感慨深かった。今作の着想は当初はもともとがフランスの美術館(カラックスの口からはっきりとポンピドゥーセンターと出たが、通訳者は訳さず)で、カラックスに10分程度の映像作品を作ってくれとの依頼だったらしい。おそらくそれはインスタレーションのような使用法だったのだろうが、ひたすら映画にこだわるカラックスは自身のかつてのフィルモグラフィからの抜粋に加え、1週間程度の期間で撮った新しい映像をモンタージュして今作を作り上げた。ロケーションはほとんどカラックスが住むパリの風景で、登場人物や動物たちもカラックスのご近所さんなんだという。中でも18年ぶりの登場となるメルド氏はカラックスにとってもドニ・ラヴァンにとっても大好きなキャラクターで、ドニが作ったメルド語で詩を読んだり、歌いを描いたりもしたという。その場面は黒沢清にとってもお気に入りの場面だそうで、正に必見である。

 画家が一度は鏡を見て自分の自画像を描くように、私も自画像を映画に託したとカラックスは言う。その狂気(カオス)の様な編集の妙とテキストの氾濫を観て、真っ先にジャン=リュック・ゴダールとの親和性を感じぬ者はいないはずだ。『イメージの本』の延長或いは変化の様な奇妙な映像は然しながら、レオス・カラックスという作家の内なるものがにじり寄るように現れる。最初の頃は不眠症のカラックスのボイス・メモの録音とため息から始まる。そこには『TOKYO!』で気付いたカラスの物悲しいような鳴き声がオーバーダブされる。時間やイメージは抽象的だが、カラックスはそこに映画の持つ固有の力を見つけるのだ。不眠症の自分は、夜思いついたアイデアを忘れないようにメモし、昼間にモンタージュするという。今回は編集も全て彼一人で試みた。徒歩5分圏内のご近所さんのドニ・ラヴァンを「友人」ではなく、「知り合い」と呼ぶ彼にとって撮影は共同作業だが、編集は自己と向き合う孤独な作業となる。カラックスは編集の仕事を「復讐」と言っていた。本当は演奏家になりたかった彼には音楽の才能がなかった。しかし映画を撮る才能だけは誰よりも勝った。

 ニーナ・シモンは生まれた時から聴き、10歳の頃にはデヴィッド・ボウイを、12歳になるとSPARKSをよく聴く早熟な少年時代だった。今作の中に引用された楽曲を聴けば、音が鳴れば孤独ではないという彼の意図が汲み取れる。途中、ミシェル・ルグランをピアノで無邪気に弾いているのは、彼の愛娘で今年20歳になったナースチャ・ゴルベワ・カラックスだという。『ポーラX』の主演女優だったカテリーナ・ゴルベワは享年44歳で逝去した(未だに原因は不明)ものの、アレックス3部作の撮影監督だったジャン=イヴ・エスコフィエやジャン=リュック・ゴダール、そして三匹の愛犬同様に、今作はカラックスが愛した人々への、あまりにも美しい手向けの花でもある。
たむ
3.7
ついに…というか、やはりというべきか、ゴダール亡き後の世界でそれを引き継ぐような作品をレオス・カラックス監督が撮った作品です。
これは私ではない、と言いながら自己の過去も今も、先祖までを映画や歴史に求めていく映画ですね。
no58
4.4
カラックス監督の過去作のオマージュも満載で、カラックス監督好きにはまじでたまらないと思う。

個人的には実験的な映像作品が堪能できた。
色調が反転する映像は美しかったし、ゴダールめいた感じに、おっ!となった。

ストーリーがないので、映し出される映像を楽しむのがメインだろうけど、色彩、映像の出現のタイミング、景色の美しさなど見どころ満載だった。
カラックス監督が楽しんで作ってるなぁ〜という感じが作品から伝わってきてよかった。

マンレイ監督の例のあの作品を思い出したけど、個人的にはカラックス監督が好きかな。。(これは好みだと思う)

カオスなのは相変わらずだけど、興味深く観れた。

エンドロール中の数分の映像がよかったな。。カラックス監督好きなら思わずにっこりしちゃう。

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