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フランケンシュタインの作品紹介

フランケンシュタインのあらすじ

天才だが傲慢な科学者ヴィクター・フランケンシュタインが禁断の実験によって生み出したのは怪物だった。やがて、ヴィクターと悲劇を背負った怪物は破滅への道をたどることに...。 Netflix映画『フランケンシュタイン』一部劇場にて10月24日(金)より公開/Netflixにて11月7日(金)より独占配信

フランケンシュタインの監督

ギレルモ・デル・トロ

原題
Frankenstein
製作年
2025年
製作国・地域
メキシコアメリカカナダイギリス
上映時間
149分
ジャンル
ドラマホラーSF

『フランケンシュタイン』に投稿された感想・評価

背骨
3.5
欲求、責任、愛憎、赦し… 広い意味での父と子であり、異形論にして作品論

いかにもデル・トロらしいモチーフだなとは思っていたけど、想像以上に彼らしい優しさに溢れた「人間の不完全さを許容する」映画で、彼の長年の想いを込められたのではないだろうか
3.6
「怪物を創った人間」と「人間にされた怪物」

1818年、メアリー・シェリーの原作『フランケンシュタイン』
ギレルモ・デル・トロ監督は、古典の名作をどう再構築するのか。
情報が少なかっただけに、期待と不安の入り混じる気持ちで劇場を訪れましたが、平日夜にも関わらず客入りもそこそこ良く、監督の人気の高さを実感しました。

■ 映画データ
2025年/アメリカ=メキシコ合作
監督・脚本:ギレルモ・デル・トロ
原作:メアリー・シェリー『フランケンシュタイン、あるいは現代のプロメテウス』(1818)
出演:オスカー・アイザック、ジェイコブ・エロルディ、ミア・ゴス、クリストフ・ヴァルツなど

以下、ストーリーのネタバレにはならないように、テーマごとにまとめていきたいと思います。


■ 巨額の制作費を投じた美術
制作費1.2億ドル(約180億円)の大部分を、美術セット(特に屋敷と研究室)、怪物の実物造形に掛けたという、凄まじい世界観。

監督の非CGのこだわりにより、屋敷はカナダ・トロントに完全原寸のセットを構築。歩き回って撮影できるように階段や天窓も建築したってことですから、要するに家を建てたということですね。また、研究室も実際の実物造形で作ったそうです。

今回、フランケンシュタインの怪物を演じたジェイコブ・エロルディには、毎回10時間以上の特殊メイク。シリコンやラテックスの素材で、15体もの撮影用スーツが作られたとのこと。こちらも、CGではなく実物にこだわったようですね。

造形チームは『シェイプ・オブ・ウォーター』のマイク・ヒルが担当し、特殊造形・メイクだけで推定1000万ドル(約15億円)掛かっているそうです。

信じられないのは、北極でのシーンも屋内セットで撮影、人工雪や氷ブロックを使い、数百基の照明機材を持ち込み、船も一部原寸モデルで構築した、と。

それにより、非の打ち所のない凄まじい世界観が構築されており、ある意味、これを見るだけでもチケット代の元は取れるレベルでした。


■ 超豪華なキャスト
ヴィクター・フランケンシュタイン役に、『デューン 砂の惑星』などのオスカー・アイザック。
フランケンシュタインの怪物役は、『プリシラ』でエルヴィス・プレスリーを演じたジェイコブ・エロルディ。
ヴィクターの義妹のエリザベス役には、『Pearl』、『X』などのミア・ゴス
研究の出資者役には、『イングロリアス・バスターズ』や『ジャンゴ 繋がれざる者』のクリストフ・ヴァルツと、超豪華な面々。

怪物役、どっかで見たことあるなぁ、、と思ったら、バリー・コーガンと共演した『Saltburn』でも印象的だった、身長2m近いジェイコブ・エロルディでした。怪物でありながらも哀しみを感じさせる、素晴らしい演技でしたね。


■ 原作に忠実なストーリー
1818年に初版が刊行された、メアリー・シェリーによる原作 『フランケンシュタイン、あるいは現代のプロメテウス』
そこから、オマージュ作品を含めると400本以上のフランケンシュタイン映画が作られているようですが、本作は、極めて原作に忠実に作られた映画だったと思います。

□ ”人間を創り出す”ことの原罪
原作の副題にもなっている、プロメテス。
プロメテウスは、ギリシャ神話上の登場人物で、「知恵と叡智の神」でありながらも、粘土から人間を作り命を吹き込んでしまったことからゼウスの怒りを買い、永遠に苦痛を味わい続ける酷い刑を受けることになる。

ヴィクター・フランケンシュタインは、プロメテウスのように、怪物を作り出したことに対する罪に苦しみ続けることになります。

□ 歪んだ親子の愛情
愛していた母を失ったことのトラウマと、父に対する憎しみ。また、同性としてのライバルとして、優秀な外科医であった父を超えたいという歪んだ思いが、彼を怪物を創り出すという行為に走らせてしまう。

そして生まれた怪物。それは、ヴィクターにとって”命を創り出す”というゴールのはずが、同時に始まりでもあった。ヴィクターは、怪物を創り出したことで、自ら忌み嫌っていたはずの父になっていた。

身体は巨大でも、心は赤子。その怪物の父となったことで、初めて父の思いを知ることになります。


■ 感想:原作との違いが生み出した歪み
美術的には非の打ち所の無い素晴らしい作品でしたが、「フランケンシュタイン」として見てしまうと、気になるところはありました。

ギレルモ・デル・トロ監督は”怪物”に対する愛情が人一倍強く、そのため、フランケンシュタインは、怪物性がなく、むしろ”優しい怪物”に。
そして、その事によって、いくつか歪みが出ている印象です。

一つは、映画としてのジャンルで、ホラーでは無くなっているところ。

原作では、ヴィクターの兄弟や大切な人たちが、一人、また一人と、怪物に襲われて死んでいくことで、逃げ回っていたヴィクターの気持ちも恐怖から怒りへと変わり、命がけで怪物との戦いを決意する。個人的には、『ジョーズ』のようなストーリーに面白みがありました。

そんな凶悪な一面を持つ怪物も、命を持ったことの疑問や哀しみを持っており、孤独や哀しみや優しさと、凶悪な怪物としての側面。そんな複雑な両面を内包しているこその奥行きがあったのですが、そこが、単純になってしまった印象です。

また、怪物の立ち位置をずらしたことで、登場人物の行動原理が不明確になったり、行動に唐突感が出てしまったところも感じ、優しい怪物の哀しみと、怪物を生み出してしまった科学者の哀しみという悲劇になり、少し長く感じてしまいました。

とはいえ、素晴らしい美術と、異型なるものへの優しさに溢れた、ギレルモ・デル・トロ監督らしいフランケンシュタインの物語でした。


------------
余談
・ 序盤の学会シーンを見て、ヨルゴス・ランティモス監督の『哀れなるものたち』を思い出しました。あの映画も”フランケンシュタイン映画”でしたよね。




参考情報:
Jacob Elordi Calls 'Frankenstein's 10-Hour Makeup Process "Liberating"
https://deadline.com/2025/10/frankenstein-jacob-elordi-10-hour-makeup-process-liberating-1236572369/
*ジェイコブ・エロルディの特殊メイクについて

DPDan Laustsen on 'Frankenstein': Crafting Modern Cinematography
https://variety.com/2025/film/global/dan-laustsen-guillermo-del-toro-frankenstein-cinematography-1236552285/
*フランケンシュタインの撮影について

Frankenstein star Christoph Waltz is in favor of Guillermo del Toro's use of practical effects: "CGI is for losers" | GamesRadar+
https://www.gamesradar.com/entertainment/horror-movies/frankenstein-star-christoph-waltz-is-in-favor-of-guillermo-del-toros-use-of-practical-effects-cgi-is-for-losers/
*クリストフ・ヴァルツが語るCGを重視しない撮影について

Guillermo del Toro on Frankenstein Budget, Theatrical Release and Two Movies
https://variety.com/2025/film/news/guillermo-del-toro-frankenstein-budget-theatrical-release-two-movies-1236492637/
*監督が語る、この映画ができるまでの30年

Guillermo del Toro's Frankenstein: Netflix's $120 Million Monster
https://screenrant.com/netflix-frankenstein-movie-budget-guillermo-del-toro-records/
*監督の過去作(制作費)
初登場シーンでシャレコウベ抱えてるのが似合う女はミア・ゴスしかいねーな笑。実に主張の強いエリザベスであった。

望まぬ生を受け死ぬことすら許されぬ怪物の悲哀を流石デル・トロの美しい映像で綴る。待ちに待ちすぎてハードル上がりまくってたけれどなんのなんの、実に面白い映画でした!

原作未読なのでどこまで原作に沿ってるものなのかは分かりませんが、自分の観たところで言うとボリス・カーロフの『フランケンシュタイン』『花嫁』からのエピソード+αという感じです。ケネス・ブラナー監督、デ・ニーロが怪物役の『フランケンシュタイン』の円盤も手に入れたのでそちらとも観比べてまたレビューしたいと思います。

『エクス・マキナ』のエヴァは現代版の「怪物」とも言われてましたが、人間と怪物とAIの差って如何程のモノであろうか、なんてことも考えながら本作を観ておりました。上手く考えがまとまってないのでNetflix配信でまた観て追記するかもしれませぬ🙏

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製作国・地域:

上映時間:

110分

ジャンル:

3.7

あらすじ

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