冒頭30分がほっんとに負の連鎖すぎて😵‍💫
私が同じ状況におかれたらと考えたら…
胸がドキドキした😓💭💭

黒人シングルマザーと8歳の娘は貧困な中でその日暮らしで毎日をギリギリで生活しているようだ。

生活は苦しくても娘に対して愛情をたっぷり注いでいるのが分かる。

この映画には社会的メッセージが込められている。

物語で起きた出来事は不運と片付けられない。
弱者を守ることが出来ない社会構造に問題があるのではないかと憶測が働いた。

そう考えると物語展開もあって
主人公に対して同情する気持ちになって目頭が熱くなった。

そして更なる感情が湧くのだが、
ここからは一切の情報なしで
ネタバレを避けて
鑑賞することをお勧めします。

マイノリティのシングルマザーという典型的なアメリカ貧困家庭を襲う容赦のない不幸のつるべ打ち。その連鎖はやがて最悪の事態へと彼女を導く😢

病気の娘の看病と低賃金労働で、限界まで追い詰められた母親が自暴自棄になってしまった“とどめの一撃”とは？

貧困、差別、孤独、社会のセーフティネットからこぼれ落ちた母娘は、まるで透明人間のように誰の目にも映らないまま不幸のループから抜け出せない。やがて思わぬ“勘違い”が引き金となって予期せぬ事件に巻き込まれていく。

娘のランチ代40ドルを支払うため、小切手を現金化するだけのつもりだったのに、気がつけば彼女は人質を取って銀行に立て篭もる強盗犯になっており…。

原題の「Straw（ストロー）」とは、英語の慣用句「the last straw」（最後の藁）に由来しており、“我慢や耐えられる限界を超える最後の出来事”という意味。

タイラー・ペリーが製作・監督・脚本を務めているので黒人社会を描いているが、決して他人事とは言い切れない。この国でも社会的・経済的に“我慢の限界”を超えている人達はたくさんいる。

彼らは決して透明人間などではない。本当は見えているのに見ようともしない、私を含む社会の目が節穴なのだ。彼女は明日の私達かもしれないのに😢


〈余談ですが〉
2019年「ジョーカー」や「パラサイト 半地下の家族」のヒットにより、格差社会の歪みと社会からこぼれ落ちた人の怒りが注目された。

日本でも2018年に「万引き家族」、2024年に「あんのこと」で、こぼれ落ちた人が社会の中で、透明人間の様に生きている姿が描かれていた。

これらの作品の登場人物と比べると、本作のヒロインは、より真面目に、そして一生懸命に生きていたが、残念ながら社会のセーフティネットは、彼女を救ってやることができなかった😢

国や人種は違うが、イギリスの低賃金労働者の現実を一貫して描いてきた、ケン・ローチ監督の作品を思い浮かべた。

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