『グラン・ブルー 完全版 4K』（8/29公開）試写

リュック・ベッソン監督が29歳の時撮った映画とのこと。
潜水で競い合う男たちは熱く、海中シーンの青さは心を奪うほど美しく、イルカと友達になりたくなる映画でしたよ。
カナヅチの私としてはダイビングシーンは唯一海の中を観る方法なのでありがたすぎる

劇場では初観賞。この猛暑にぴったり。
いつものように見たはずの内容を忘れてるので、画質どのくらい良くなってるかは分からない…。日本チームに笑った。
劇中では100m超えぐらいから始まるが、現在のフリーダイビング(ノーリミット)の世界記録は214m。すごいことになってるなぁ。

『深淵のブルーが4Kで真実になる』の言葉に偽りなし。眼前に飛び込んでくる”碧さ”に目が眩む。38年前の作品とは思えないほどのクリアさ👀

私は1989年生まれなので初の劇場鑑賞。中学の時に観た時は、あのラブシーン👨‍❤️‍💋‍👨にドギマギ。最後はなんだかよくわかんねぇけど深いわぁ😤と今思えば激浅な鑑賞体験だった..

あれから20年以上。再会した本作はより自分事に感じられるようになった気もする。

あのラブシーンは、愛を感じるほどに死がより鮮明となっていることの示唆(？)

いつまでも大人になれず少年のようなジャックとエンゾ。2人とも”子ども”がちらつくと明らかにそれを忌避する。

子ども＝生が近づいてくることは、ジャックにとっては死だったのかなぁと。それとは別に、よくスピード狂ってタナトス(死への欲求)の一種と言われるけど、ダイブという行為自体も死に接近することと同じだと言えるかも。

個人的には、最後のダイビングはジャックにとっての逆説的な『通過儀礼』としても機能してるじゃないかなぁと。

スタート紐を託すジャック。決して行ってほしくはないのにジャックを手放すジョアンナの決断に心震える。

深淵なるあの余韻をぜひ劇場で(168分…ブルブル)


















4Kでさらにクッキリなのでジャン マルク バールなんかハゲてね？と思ったのは内緒🤫