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壁の外側と内側
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目次

『壁の外側と内側』に投稿された感想・評価

桃龍
-
2023年10月7日、ガザで現在も続く地獄が始まった。
それ以後の、日本人ジャーナリストによるドキュメンタリ。
ただし、あまりにも上映館が少ない。「アジアンドキュメンタリーズ」で配信など、できないか。
月
4.4
川上泰徳監督・撮影・製作・編集・字幕・ナレーション

壁の外側と内側の現状を生々しく映し出し、イスラエルとパレスチナの戦争の背景を浮かび上がらせていくドキュメンタリー
(2025年公開 104分)

泣きました
もう!ホントに!
戦争はクソです!!!💢

「ノー・アザー・ランド 故郷は他にない」を観て感じるものがあった方には、ぜひ観ていただきたい作品です

今作を鑑賞して…
この負の連鎖はいったい、いつ、どのように断ち切られるのか?
と、胸が苦しくなりました



この作品は
中東ジャーナリストの川上泰徳氏が2024年7月に壁で分離されたパレスチナ・ヨルダン川西岸地区に取材に入ったところから始まるドキュメンタリーです

今作のなにが素晴らしいって
パレスチナ側、イスラエル側
どちらをも取材していることです


前年の2023年10月7日にイスラム組織ハマスが越境攻撃を行い、それに対してイスラエル軍は「壁の向こう」へ凄まじい報復攻撃を行い
死者は5万人を超え、そのうち1万8000人以上が子どもという惨劇が起きた
その戦いは、いまだ停戦の兆しが見えず犠牲者は増え続けている…
「10・7後のパレスチナ・イスラエルをこの目で確かめたいと思った」


フライヤーにも書かれている、この思いから記録された今作は
戦争の愚かさと罪深さを余すことなく訴えています

さらには
川上泰徳氏は映画「ノー・アザー・ランド 故郷は他にない」の舞台にもなったマサーフェル・ヤッタも訪れ、イスラエル軍による攻撃・破壊やユダヤ人入植者の暴力も映し出しています

一方、イスラエル側では国民の多くが壁の向こうの惨状を知らずにいるとのこと…
衝撃を受けました💦

そんな中
各々でイスラエル軍が行っている軍事攻撃を知り、軍監獄に投獄されることを覚悟の上で兵役を拒否する若者もいて、今作ではその若者たちのことも紹介しています

また、パレスチナ人との人間的な関係を作るために活動しているイスラエル人平和組織「ビレッジグループ」やユダヤ非暴力センターメンバーとしてパレスチナの村でボランティア活動をしている人もいます

人はこんなにもあたたかいのに…

国ってなんなんですかっ?!
国を守るって、どういうことですかっ?!

国家は国民のためにあるんじゃないんですか?
国民は人、ですよっ!!

やるせなくて、切なくて、辛くて
涙が止まりませんでした

多くの方に鑑賞いただき
各々の小さな思いが、多くの声になり、大きな何かに繋がる1つになれば…と願わずにはいられません
Nyayoi
3.8
これは観ておかないと、と思ってなんとか終了前に劇場で鑑賞できた。

イスラエルとパレスチナの戦争、壁を隔てた世界、ニュースで知るだけで遠くのことと思ってしまうが、同じ人間がこのような世界で生きている。

中東ジャーナリストの川上泰徳氏、壁で分離されたパレスチナ・ヨルダン川西岸地区に取材したドキュメンタリー。壁の両側を取材しているのが素晴らしい。

ようやく停戦に至った?戦争の周囲で、周囲の人々の生活や背景を追った。
危険もあるだろうに、こういったところで取材を続ける熱意には頭が下がる。伝えられなければわからないことばかりだ。

報復攻撃をしているイスラエル側では国民の多くが壁の向こうの惨状を知らない、ということにも衝撃。兵役を拒否する若者も取材されている。

この地の争いがなくなる日が来るのだろうか。
人間が傷つくことなく生活できる体制を作るのが国家の役目ではないか。
考えさせられる作品だった。

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