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アニキ・ボボ 4K レストア版

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アニキ・ボボ 4K レストア版の作品紹介

アニキ・ボボ 4K レストア版のあらすじ

ドウロ川近郊に暮らす少年たち。カルリートスは内気な夢想家で、エドゥアルドは恐れを知らぬリーダー。 ⼆⼈はともに、グループで唯⼀の少⼥テレジーニャに恋をしている。ある⽇、カルリートスはテレジーニャが欲しがっていた⼈形を盗み、彼⼥にプレゼント。 そのことをきっかけに少年たちの間に緊張が⾼まり、カルリートスはグループから仲間はずれにされる……。

アニキ・ボボ 4K レストア版の監督

マノエル・ド・オリヴェイラ

原題
Aniki Bóbó/Aniki Bobo 4K
公式サイト
https://oliveira2025.jp/
製作年
1942年
製作国・地域
ポルトガル
上映時間
72分
ジャンル
ドラマ
配給会社
プンクテ

『アニキ・ボボ 4K レストア版』に投稿された感想・評価

菩薩
4.2
どうでもいいが某tubeにあったクソ画質の全長版を後で見るに入れておいたらいつの間にか消滅していておっふ…なんて思っていたらレストア版の公開が決まりなるほどななんて思った経緯が個人的にあります。そんで当然流石に面白かったのだがどうして「正しい道を行きなさい(?)」サコッシュを販売せんのだと言う謎の憤りがあります、絶対売れるやろ。全く難解さも無くただただかわいいちびっ子同士のちびまる子ちゃんで言うところの城ヶ崎さん系ガールを巡る鞘当て合戦を眺めていたら一気に辛辣なムードに突入して人生…を噛み締めていたらちゃんとミスリードで、結局は「正しい道を行きなさい(?)」の人生訓に回帰するのだからやはりサコッシュを販売するべきだと思う。無能だからと店主に頻繁にビンタを喰らうボーイは最後まで不憫だったが、正直あのパワハラ気質より猫振り回しに対する怒りの方が強い、オリヴェイラは猫を軽んじ過ぎだ。ドウロ河の水質的に遊泳可?がどうかが不安であったし、私も身体と言うか皮膚が弱いのでお風呂にしか入れない、少年は躓きながら大人になる。ケイドロ?ドロケイ?って全世界共通なのか。
子どもたちの話だけど大人と変わらないのではないかと思った
好きな女の子の気をひきたがったりしている

学校の先生が教育者らしくないなと思った

途中からウトウト
気づいたらエンドクレジットだった
4.3
 1940年代、ポルトのドウロ川沿いの貧しい地区。狭い路地と急な斜面の家並み、川べりの桟橋や鉄道の高架が、子どもたちの遊び場になっている。物語の中心人物はカルリートスという少年。少しぼんやりしたところのある夢想家で、映画の冒頭から彼は「アニキ・ボボ」の数え唄を口ずさみながらブリキのおもちゃで遊んでいる。気がつくと学校に遅刻しそうになり、慌てて走り出すが、車にも、道端の電柱にも、そして巡回中の警官にもぶつかりそうになるほど注意散漫だ。途中で遊んでいた陶器のからくり人形も落として割ってしまう。カルリートスが心を奪われているのは、同じクラスの少女テレジーニャ。彼女は近所の「ロージャス・ダス・テンタソンイス(誘惑の店)」と呼ばれる雑貨屋のショーウィンドウに飾られた布製の人形を欲しがっている。カルリートスはその様子をじっと見つめ、どうにかして彼女を喜ばせたいと思う。一方、少年グループのリーダー格はエドゥアルド(エドゥアルディーニョ)。腕っぷしが強く、喧嘩っ早いが、仲間たちの憧れの的でもある。カルリートスと同じくテレジーニャに気があり、彼女の気を引こうと、強さや度胸を見せつけるような行動ばかり取る。

 マノエル・ド・オリヴェイラの長編第1作は、「お金持ちの子どもたち」という短編小説をベースにしている。俳優の多くは監督の故郷ポルトの子どもたちで、港町の下町をロケ撮影している。公開当時はあまり評価されなかったが、その後「イタリア・ネオレアリズモを先駆けた一作」として再評価され、いまではポルトガル映画史の重要作扱いとなっている。これが第二次世界大戦中の作品とは俄かには信じられないが、1942年当時のポルトガルは、サラザール独裁政権下で「道徳的で健全な、家族向け娯楽」が推奨されていた時代だった。だがスクリーンに映し出されているのは、貧困・嫉妬・罪悪感・権威への恐怖といった、子どもにもろに降りかかる「現実」である。表向きのプロットは非常に単純で、盗みをした少年が悪夢と葛藤を経て、告白と赦しへ向かうという教訓的な子ども向け映画の典型パターンにも見える。しかし、作品をよく見ると、この道徳劇はかなり複雑にねじれている印象だ。教師は「いい子」を作るために想像力を押しつぶし、隊列からはみ出した子を容赦なく叩く。警官は文字通り「子どもたちを追い回す」存在で、夜の路地で子どもたちが演じる「警官と泥棒ごっこ」は独裁政権の恐怖政治のメタファーに他ならない。徹底したリアリズムの様な昼の場面に対し、まるでドイツ表現主義のような光と影のような夜の描写は悪魔的である。斜面からの転落や線路すれすれの遊びなど、当時の撮影だから可能だったショットが今観ると凄い。