『忘れられた土地 生活の記録シリーズ II』が配信されているサービスは見つかりませんでした。
⻘森県・下北半島のほぼ北東端にあり、アイヌ語で“⾏き⽌まり”の意味を持つ尻労(しつかり)地区。⼈々は漁業と農業で暮らしを⽴てている。男たちは昔ながらの磯船の漁を続けているが、岩⼿から来る⼤謀網の漁船に為す術がない。⼥たちは⽇暮れまで⽥畑を耕している。親に代わって年⻑の⼦供が兄弟姉妹の⾯倒を⾒ている。観察者に徹しようと努めた野⽥が感情を抑えきれなかった過酷な環境。⾼度経済成⻑期の⼀つの現実を記録した野⽥の代表作の⼀つ。