こんなにもハッピーエンドになり得ない映画があっていいのだろうか。
BBCとBFIが出資していたりと、この世界の僅かな良心を感じた。
作品自体はもうちょっと視点をまとめてすっきりさせた方が良いような…
『ノー・アザー・ランド』のおよそ1世紀前、今でこそパレスチナ・イスラエル間の争いが激化し、そこに注目がいきがちだが、この作品を観て「そうだよな、始まりはここだよな」と。もっとも、ユダヤ人の受けた迫害…
>>続きを読む1936年のパレスチナでユダヤ人の大量入植を受け、互いに宥和的であった人々の心情から民族的アイデンティティが芽生えだす。
TIFFグランプリも納得の、緻密にして明解な秀逸構成。秀作“No Othe…
今年は「東京グランプリ受賞作品上映」の回。何を観るんか分からへんまま映画が始まる不思議な体験やった。
尊厳を踏み躙られる人たちと、信念に従って踏み躙る人たち、という二項対立では語れへん三者三様の思惑…
【連綿と続く拡散される大義と行き違いによる火種と燃え広がる分断と決裂】【東京国際映画祭】
■あらすじ
1936年、英国委任統治時代のパレスチナを舞台に、パレスチナのアラブ人たちがユダヤ人入植者たちと…
東京国際映画祭、コンペティション部門にて。
1936年、イギリス統治下におけるパレスチナにフォーカスした作品…ではありつつ、現在まで通底するパレスチナ問題の一つの大きなファクターを描いた、力強い作…
今年は忙しくて行けないかな、と思ったけれど、グランプリ上映に滑り込むことができた。事前情報なく見たが、パレスチナの歴史をまっとうに、パワフルに描いた作品で、納得のグランプリと思った。
イギリス統治…