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バグダッド・メッシ ⽚⾜のサッカー少年

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バグダッド・メッシ ⽚⾜のサッカー少年の作品紹介

バグダッド・メッシ ⽚⾜のサッカー少年のあらすじ

2009年、イラク戦争下のバグダッド。メッシに憧れる11歳の少年ハムディは、仲間たちと泥だらけのサッカーボールを⽇々追いかけていた。しかし、⼀瞬の爆撃に巻き込まれ、⽬覚めたときには、⽚⾜を失っていた。 夢も⾃由も奪われ、さらにアメリカの警備会社で通訳をする⽗を憎む者に家を焼かれてしまった⼀家は辺境の村へ逃れる。⽚⾜を理由に地元のサッカーチームから拒絶され、何もかもが変わってしまった世界で居場所を⾒失うハムディだったが、閉ざされた少年の⼼を両親の愛が動かし、もう⼀度夢を⾒るために⼀本の⾜でも⽴ち上がろうとする。しかし、戦争という無慈悲な現実はなおも容赦なく彼らに襲いかかる――。

バグダッド・メッシ ⽚⾜のサッカー少年の監督

サヒム・オマール・カリファ

原題
Baghdad Messi
製作年
2023年
製作国・地域
イラクベルギーオランダ
上映時間
84分
ジャンル
ドラマ戦争スポーツ
配給会社
Elles Films

『バグダッド・メッシ ⽚⾜のサッカー少年』に投稿された感想・評価

【圧倒的な理不尽】

まず最初に…。
ポスター詐欺やめんかい!!!!

同じくイラク映画の「大統領のケーキ」もそうやったけど、なんか感動作っぽく匂わせておいて、普通に暗い話やぞ!!!
何をどう考えたら、あんなポスターになるんや!?

…ということで、「片足を失ったサッカー大好き少年が、不屈の精神でピッチに立つ」ストーリーだと思っている貴方、大間違いです。

ただ、サッカーがしたい。
ただ、家族と穏やかに過ごしたい。

そんなささやかな願いでさえも、混沌としたイラクの地で叶えることは難しい。

主人公・ハムディ(アフマド・モハメド・アブドラ)は、本当によく健気に頑張る。しかし、それだけでは乗り越えられない圧倒的な理不尽の壁にぶち当たる。

父のカディム(アセール・アデル)もそう。
家族を食わすために就いた職が、図らずもハムディを苦める。そのことに深く苦悩するが、有効な手立てを見つけることができない。

イラン・イラク戦争、湾岸戦争、フセイン大統領の独裁、アメリカ軍の侵攻…。
イラク国民は傷つきながらも立ちあがろうとしてきた。しかし、その度に圧倒的な理不尽に直面し続けてきた。

イラク国民とハムディが重なって見えるのは、私だけだろうか。

ただ、「大統領のケーキ」そうだが、今まで観ることのなかったイラク映画が徐々に浸透してきているのも事実。ロケを容易にできるようになった、つまり治安が良くなってきた証として、この映画を受け止めたい。
4.0
第97回アカデミー賞国際長編映画賞イラク代表作品。本作は2009年のイラクが舞台になっている。スンニ派とシーア派の長年の対立や米軍による侵攻と占領に揺れ動くイラクのバクダッドで爆撃により片脚を失いながらもサッカー選手メッシへの憧れと夢を追い続ける11歳の少年の物語だった。

実話ではないが、本作で11歳の少年ハムディを演じた主演のアフマド・モハメド・アブドラ自身も5歳の時にテロで片脚と父親を失った過去を持つ。

戦争が如何に容赦なく子供たちの日常を奪っているか、過酷な現実に胸が痛い。しかし、そんな状況の中でも希望と夢を失わない少年の姿は戦時下における一筋の光のようにも感じた。混乱する当時のイラクの様子や宗教対立の根深さなども知ることが出来た貴重な作品だった。

サッカー選手メッシに憧れる11歳のハムディは、仲間たちとサッカーに熱中する日々を過ごしていた。そんなある日、アメリカの民間警備会社ユニティと反政府勢力の激しい戦いに巻き込まれ、目を覚ますと左脚の一部を失っていた。地元のサッカーチームではキャプテンで得点王だったハムディ。街中で友人とサッカーをしている最中の出来事だった。さらに父がユニティの通訳として働いていたため、近隣住民から裏切り者と見なされ家を焼かれる。一家は辺境の村への移住を余儀なくされた。何もかも変わってしまった世界で居場所を失うハムディ。そんな彼を両親の深い愛が支え、もう一度夢を追うために立ちあがろうとするが、、、

2003年に始まったイラク戦争。その無慈悲な現実は子供たちの日常を容赦なく奪っている。街中でサッカーを楽しむ子供たちの目の前で突然始まる銃撃戦。ジャケ写を見ると戦時下の少年たちのサッカー映画のようだが、反政府勢力のスンニ派がシーア派を如何に抑圧していたかなどもしっかり描かれている。激動のイラクでシーア派の父を持つハムディの過酷な生活が丁寧に描かれていた。検問シーンはリアルで怖かった。宗教が違うというだけで死に直結する緊張感がヒシヒシと伝わる。サッカーが大好きで、サッカーに明け暮れる子供たちの無邪気さとは裏腹に大人たちの現実や国の行く末は、とても厳しく恐ろしい。

「またサッカーできる?」現実は残酷だ。「腕のないバイオリン奏者は足で演奏する。サッカーだって片脚でもプレー出来るさ。」
絶望に打ちひしがれる息子に生きる希望を与えようとする両親の深い愛。父親カディム役のアサール・アテル、母親サルワ役のザブラー・がンドゥール、知らない役者さんだが、2人のイラク俳優の温かい演技が心に残る。

主人公ハムディと多くの共通点を持つアフマドは、パリで憧れのメッシと奇跡の対面を果たした。ワールドカップでのメッシの活躍が戦時下で苦しい生活を余儀なくさせられている子供たちにもどれほどの喜びや希望を与えたか、スポーツの力って素晴らしいと改めて感じた作品でもある。
桃龍
4.0
このユニフォームは、メッシがずっと背負っていたスペインのFCバルセロナの10番。
そして胸には“子供の命と権利を守る”ために活動する国連児童基金「unicef」のロゴ。なんという皮肉だろう。もうそこで泣いた。
なお他のチームでは通常、胸スポンサーは一番お金を出しているが、FCバルセロナだけは逆にunicefに寄付をしている。

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