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記憶の解凍
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『記憶の解凍』に投稿された感想・評価

広島県出身の庭田杏珠監督が、自身が高校生の頃から取り組んでいた、戦争前の写真にAIで色をつけ、戦争体験者と対話し、「記憶の色」を再現する活動をまとめたドキュメンタリー

モノクロ写真とともに、記憶もモノクロ化している?過去の記憶を、AIで写真に色をつけること、対話することで、高齢者の記憶を蘇らせる活動は素晴らしく、良い記録映画。

一方で、この舞台は「ヒロシマ」。日本国内で他にも空襲で焦土と化して、街並みが失われた地域も多くある中、「ヒロシマ」をフィールドとするならば、原爆の悲惨さ、放射能汚染、戦争の恐ろしさがを伝える必要があると考えていますが、その要素がかなり薄い。原爆投下直後の写真に色をつけると、直視できない、恐ろしい景色になるのだと予想されるので、映像に入れるのかは難しいが、モノクロでもアニメーションでも、悲惨さは欲しかった。日本政府が、軍事予算を増やし、兵器の輸出を許可していく中では、より戦争の恐ろしさを伝えるタイミングだと感じていたので、悪い意味で「平和な」映画でした。
また、あいち国際女性映画祭の会場でも、少し質問がありましたが、日本は侵略国であり、加害者である。被害者であり、加害者である面も欲しいところでした。でなければ、イスラエルのように、声高にユダヤ人迫害を叫び、一方で、ガザでパレスチナ人を虐殺するような人々になってしまう。
戦争は、恐ろしく、あってはならない、加害者でも被害者でも、当事者には決してなりたくないものです。

そういう意味では、少し「惜しい」というか、「物足りなさ」が残りましたが、取り組みは、素晴らしい。
2026年9月4日@あいち国際女性映画祭
月
4.1
庭田杏珠監督・脚本
プロデューサー:庭田裕子
監修:今村忠
撮影:庭田杏珠、庭田裕子
音楽:はらかなこ
主題歌:HIPPY 「平和色の写真」
主題歌(作曲・ピアノ):はらかなこ
主題歌(作詞):庭田杏珠
アニメーション監修:片渕須直(「この世界の片隅に」)
アニメーション制作:庭田杏珠
野村建太ほか

広島県出身の庭田杏珠監督が、高校時代から9年間続けてきた
原爆投下前後の日常をとらえたモノクロ写真を、戦争体験者との対話やAI技術などを組み合わせてカラー化する取り組みを、ドキュメンタリーと一部アニメーションで表現した作品
(2026年 77分)

写真をカラー化するために行う対話、
そして、その白黒の写真がカラー化したことにより、凍りついていた悲しい記憶が、戦前の幸せな日常の記憶へと変化していく…
まさにその様子がまざまざと映し出されていました

今作では
広島平和記念公園がある地域にかつて存在した繁華街・中島本町の元住民たちなどと白黒写真カラー化のために対話した記録の一部が紹介されていました

その方々のお話には
辛い涙もあたたかい涙もぽろぽろと…
白黒の写真に色が付いたのを見たときの皆さんの表情がとても印象的でした

その中には、もうお亡くなりになられた方もいらっしゃるという貴重な作品

素晴らしい取り組みだとも思いました✨

多くの方に観ていただきたい作品です



〈備忘録〉
鑑賞後、監督登壇、
作曲家・ピアニストのはらかなこさんのミニミニライブ付きにて
至福のひとときを過ごさせていただきました✨

演奏曲
主題歌「平和色の写真」
「Color of Memory 」
ミヤネ屋OP曲「Start Up」


26-410-179
広島出身の庭田杏珠監督が、高校時代から9年間続けてきた、原爆投下前後の広島市の日常を写した白黒写真を当事者に話を聞きながらカラー化する取り組みのドキュメンタリー。

カラー化により、そこに普通に暮らしていた人々の生活が、視覚的に遠い昔のことではなく、より身近な現実味をもって甦る。

この映画とは直接関係はないが、広島市立基町高等学校創造表現コースでは、平成16年度より被爆体験をした当事者の記憶に残る光景を、証言を聞きながら「原爆の絵」として制作し、視覚的に残していく取り組みをしている。

どちらの活動も、若い人たちが被爆した当事者から直接話を聞きながらの制作活動であることが意義深い。そして、当事者の記憶のよみがえりとともに後世に継承していくことに意味がある。
被爆81周年。生存している被爆者は、既に年少の頃に被爆した被爆者しかほぼ残っていない。いずれ被爆者から直接体験を聞くことができなくなるのは間近だろう。

格差、分断、世界のあちこちで火花が飛び散り、残念ながら恒久的な平和とは程遠いのが現実。このような悲惨な状況が自分たちにもいつ降りかかってくるかもしれないという危機感をもって、誰もが自分ごととして平和の尊さについて再認識したい。

「平和の色」をありがとう!

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