TOMORROW 明日の作品情報・感想・評価

TOMORROW 明日1988年製作の映画)

上映日:2015年08月01日

製作国:

上映時間:105分

ジャンル:

4.0

あらすじ

1945年8月9日の長崎原爆投下まで、市井に暮す人々の24時間を描く。 ささやかな喜びと秘められた哀しみを優しく澄んだ眼差しで追い、戦時下の日本人の心と生活を見事に映し出す。そして、それらを一瞬にして消し去った閃光。

「TOMORROW 明日」に投稿された感想・評価

2004年8月28日、鑑賞。

黒木和雄監督の傑作のうちの一本。

原爆投下直前の24時間を描いた作品で、「TOMORROW/明日には、この長崎の人々に原爆が落ちてくる」という事実を知らない庶民の姿を描いている。

この映画の大半が、そうした庶民の普通の生活を描いているからこそ、ラストの一瞬=原爆投下が強烈なインパクトとして観客を飲み込む。

何度観ても、庶民の姿が痛々しく心に残る映画である。
平和を願う。
長崎に原爆が投下される直前の24時間。

まだ、「時」は永遠に続くと思われていたありふれた1日。普通に暮らす人々の日常が丁寧に丁寧に映し出されます。

戦時中ですが、ささやかな結婚式があり、出産があり、好きな人とこっそり会ったり、戦争に行く息子と写真館で家族写真を撮ったり、ご飯作ったり食べたり、そこいら辺にある普通の暮らしがたくさんたくさん描かれます。

ただ一つ違うのは、彼らには明日は来ないということ。
観る側は、それが分かっているから、普通のちょっとしたことに涙を押さえることができません。

静かな静かな映画ですが、戦争に対する強い怒りを感じます。

「この世界の片隅に」に感動された方には、この映画もぜひ観ていただきたい。今年も8月9日はやってきます。明日を迎えることが出来る幸せを噛み締めたいと思います。
Kyoshin

Kyoshinの感想・評価

3.6
全体的に静かで落ち着いた描写だが、それがかえって戦争に断固として反対を訴える意思を鮮明にしている。
「この世界の片隅に」のレビューを読んで、ずっと見たいな〜と思っていた映画。
いい意味で想像通りで苦しくなった。
うまくいえませんが戦争で失われた日本的なもの?私たちにとっては残念なことにあらかじめ失われていた古きよき日本?が丹念に描かれていて感動しました。

お母さん役の馬渕晴子さんが見事な手際でひたすら家事を続ける姿も美しすぎて感動です。その姿が間接的に家族の絆というものを表現していたんだと思います。

ラストシーンでこみ上げてくる哀しさや怒りはとても複雑な感情でした。ひとりでも多くのかたにこの映画を見て頂き、こんな感情を表現している映画が日本にあるんだということを知ってもらいたいと思います。

毎年8月9日にこの映画を放映してくれる地上波放送局があってもいいんじゃないかて思ったくらい名作です。
あ、でも、そんなことしちゃって変なふうに政治的な意味合いが生まれちゃうとあれか…

ちなみに監督の黒木和雄さんは私の中の邦画3大巨匠のひとりです!(←どうでもいい?)
基本、ホラー系しか見ない私がこの映画と出会えたのは、以前にこの監督の映画をたまたま見ていたおかげです。
すみせん、みたのは10年くらい前っす。
アニメ「この世界の片隅に」を観て思い出した映画。
1945年8月8日、9日
戦争中ながらも長崎に暮らす家族の平凡でささやかな幸せ、生活を描いた作品です。
結婚式が行われ、晴れて夫婦となった幸せそうな2人。
予定日間近の妊婦。
戦争中だけど恋人と愛を育む女の子。
家族を見守る父。
皆が「また明日会おうね」「また明日話そう」などと平凡な日を終えて次の日を当たり前にむかえようとするのです。
しかし…明日は…

子どもの頃に観たのでうろ覚えな部分もありますが、かなり、かなり欝になったのを覚えています。強烈でした。
黒木監督は良作の戦争映画、反戦映画を世に出していますが、この映画ほどショックを受けるものは後にも先にもないような気もします。
傑作だった。
この頃位からの桃井かおりについて、もっと若い時ほどの輝きがないのではないかと誤解していたが、実際には現在の宮沢りえの様な極めて特別な存在であった事が、今作の圧巻の演技により確認された。
1945年8月9日午前11時2分、長崎に原爆が投下された時刻である。映画はその1日前から始まり、長崎に住む市井の人々の日常が交互に描写されていく。蝉採りに興じる子供たち、臨月を迎えている主婦、空襲警報のなかで結婚式を挙げる夫婦、叶わぬ恋に駆け落ちを図ろうとする若い恋人たち、外国人捕虜の命を助けようとする軍属の青年、市電の運転手、写真館の店主などなど、人々の暮らしが、その運命の時刻に向かって、交互に描かれていく。その描写の仕方にはケレンなどなく、静かなカメラワークのなかで淡々と続いていく。まさに嵐の前の静けさとでも言おうか、その日常があたり前であればあるほど、その後にくる運命の時を思えば、言いようのない「悲劇」として観る者の目には映っていく。かなりファルムの状態は悪く、画面に「雨」は降るが、それがこの映画にさらなるリアリティを与えているような気もする。原作は井上光晴氏の小説。このタイムリミット・ドラマのアイディアは、もちろんこの原作にある。ラストのクレジットに撮影助手として「三池崇史」の名前があったのは、ちょっとした驚きでもあった。
FukiIkeda

FukiIkedaの感想・評価

3.8
再視聴。
長崎。
戦時中でもそれぞれの幸せを見つけ、それぞれが明日の幸せに向けて、特別だったり何気ない一瞬を過ごしているそんな中で、ある日突然、長崎に原子爆弾が投下され、人々の思いや日常を一瞬にして焼き尽くす…。
結婚、妊娠、出産、出征、初夜、新婚…そんな目まぐるしい1945年8月8日の明日。
ikumi

ikumiの感想・評価

3.8
みんなそれぞれのバックグラウンドがあってすごく個性もあるけど、原爆の元ではそんなの一切関係ないんだなーって、今までみた太平洋戦争の映画で、いちばんくる、ある意味でもう観たくない
けど観なきゃいけない
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