アメリカ南部の大地主ウェイド(ロバート・ミッチャム)は息子セロン(ジョージ・ハミルトン)を一人前の男にすべく、猟を教え鍛える。一方でウェイドは女性関係にだらしなく、側近のレイフ(ジョージ・ペパード)…
>>続きを読むなかなかシビアな親子話だった…。思春期映画でもある。原題通り丘上の家が舞台で、茶色い木造建築に住む封建家庭が崩壊していくまで。
説明的なシーンも多いんだけど、息子の初陣であるイノシシ狩りや、ラスト…
いやあ、この長尺でここまで面白さ持続するのは凄い力量だ。
ガラッと主人公が代わるのは『サイコ』とかで全然あるけどヌルッと代わってくのは中々新鮮。長篇小説が連載を重ねるごとに物語の比重を変えていくのと…
1960年製作。原作ウィリアム・ハンフリー。脚色ハリエット・フランク・ジュニア 、アーヴィング・ラヴェッチ。監督ヴィンセント・ミネリ。上映館の惹句は、/アメリカ南部、ウェイド・ハニカットはその土地で…
>>続きを読む俯瞰気味のシネマスコープが空間の奥行きを捉えていて怖い(沼地の黄色いガス!)。叙事的な物語や神話的な人間関係から『ジャイアンツ』(1956)、『ビガー・ザン・ライフ』(1956)を想起。この時代なら…
>>続きを読む当り屋大将の墓よりもでかいミッチャムの墓。ぼこぼこと縁どられてて色が赤いのも怖い…
陽気なミュージカルのイメージしかなかったミネリのメロドラマ、というかファミリードラマ?強烈すぎてまだ消化できないし…
開始2分で心底嫌いになるロバート・ミッチャムの見事な最低ヒールぶり。
彼の因果によって引き寄せられる数々の応報。その見事な負の連鎖ぶり。親と子と妻と恋人の錯綜する悲劇の果てに訪れる見事な着地ぶり。何…