登場人物の誰の立ち位置で見るかでいろいろと評価は別れそう。メインキャストは弟ルート役のグレゴリー・ペックとパール役のジェニファー・ジョーンズになるが、父親の立場、母の立場、兄の立場それぞれに、そうせ…
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【女の執念🔥】
さすがはキング・ヴィダー。同じデヴィッド・O・セルズニック製作の『風と共に去りぬ』をさらに野蛮にしたような感じのドロドロ西部劇で、金を掛けた割には奇妙なB級感が漂う。
主演のジェ…
被害者であり続けようとする女と環境のせいか性根が腐り切った男が周囲を巻き込んで痴話喧嘩する話。この時代の良くないステレオタイプ的な黒人女性表象もあり
流れと支離滅裂さは置いといてラストは歴史に残る名…
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西部劇を装った愛憎劇
パールを引き取った先の大牧場主は、インディアンとの混血という事でパールを毛嫌いしていたが、結果的には正しかった事になる。
パールとルートの言動が突拍子も無い為、ラストシーンはお…
ボロボロの女性が血を流しながら岩山を這い上がるシーンが『ゴダールの映画史』で度々引用されていて忘れられなかったので引用元である本作を鑑賞したんだけど、このハナシは根本の部分が道徳的にオカシイんじゃな…
>>続きを読む父親が死に大牧場主に引き取られた娘パールを巡って息子2人が争い始める西部劇
キング・ヴィダーの代表作のひとつ、風と共に去りぬを意識した話運びで2時間半の尺に納めたのはさすが
今見ると人物描写はどうな…
脚本、演技、演出等のすべての要素がこってり重たいドロドロの愛憎劇で、尺もたっぷり2時間半近くあって見ごたえはあるが少々疲れる。
内容としてはこてこての演劇的メロドラマを西部劇に翻案したという感じなの…