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ぼくら、20世紀の子供たち
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『ぼくら、20世紀の子供たち』に投稿された感想・評価

pika
2.0
これはモキュメンタリー!?と勘ぐるくらいにドキュメンタリーにしては作為的な印象を受ける。

簡単にだから本当かどうかは判断しかねるけど、前2作に主演したパーヴェル・ナザーロフが出演後ストリートチルドレンへ戻り罪を犯して服役している、という噂を聞いたカネフスキー監督が彼を探すために撮り始めたドキュメントだとか。
それが本当だとして監督のショックはとてつもないものだっただろうけれども、それならば、であるならば、カネフスキー監督の比類なき見事な手腕があるのだからそのショックをバネにして「ドキュメンタリー」ではなく「映画」して欲しいと思ってしまった。

序盤は、前2作と連なる三部作としての系譜で戦後ソ連の子供達を映した最後の作品に「ソ連崩壊後の混乱の現代」を映し出すため、ドキュメンタリーという手法を取ったのだと心底感心して鑑賞を進めていた。
が、今という時代を切り取るため、親から逃げたもしくは捨てられた子供達の視点から映すにしては誘導するような質問内容であったり、パーヴェルを探していたにしては手が加えられてるのではないかと見紛うような劇的さなど、どの点に主軸を置いているのか、はたまた両方なのかが個人的には伝わらず、せっかくのドキュメンタリーなのに全く心に響かなかった。

登場するストリートチルドレンや罪を犯した子どもたちは本物だし、彼らがポツリポツリと語る話や表情など、現実に存在する闇を映画として遺す価値は充分だと思ったので中盤までは素晴らしく意義のある作品だなと感動して見ていたが、であるからこそ徐々にジワジワと個人的な意味でのショックが積み重なっていった。
本物であるのにリアルな質感のない画面、子どもたちを撮りたいのかパーヴェルを撮りたいのか、監督の混乱が滲み出るかのように映画そのものがブレブレな印象。
2人の再開も本物だろうに虚構のような空気感が漂い、追い打ちをかける最後のセリフ。非常に強烈な質問ではある。が、

そういうのを「映画」にして欲しい!!!!
「動くな、死ね、蘇れ!」や「ひとりで生きる」のように!!!!
現代の!ロシアになった今!の混乱を!!
カネフスキー監督の手で「映画」として生み出して欲しい!!!!!
個人的にこれはテレビ番組と変わらない。
映画の力を使って、現実の闇を本物として観客の心に届けて欲しい!!!
だって、それができる力を持っているのだから!!!!
パーヴェルの現実にショックだったんだろう、わかる。わかるよ。私もめちゃくちゃショックだった。
だけど、私はカネフスキー監督に対しての、この作品に対してのショックの方が大きかった。
泣泣泣泣
mi
4.5
ドキュメンタリーかどうかは置いてといて、非常に観念的でありつつ、精神性豊かな映画だと思いました。
前半の悪ガキたちのセリフと所作(タバコバカバカ吸ったり)が、年齢的な違和感として際立ってて笑った。
質問しまくるカネフスキーへの答えがいちいち秀逸で、こんな答えほんとに自然に引き出してんのか?けど言わせてるとしたら演技がうますぎないか?とか考えさせてくれてありがとうございます。そもそも刑務所であんなにずけずけ質問すること許されへんやろって気がする。
全員で踊ってるのがすげえいいシーン。
唯一子供っぽかった。
例の二人が再開するシーン素敵すぎる。
カメラの存在を忘れて別れを惜しむ二人の所作は本物だったし強度が高い。
全編通して思ったのはカネフスキーにとって歌は救いや希望だったのかもきれないということ。
「一番罪なのは絶望することだわ」「秋っていうのは収穫の時期だぜ」
カネフスキー三部作、最終作品。
前二作とは異なり、インタビュー形式のドキュメンタリーですが、これを観る事で前二作の理解も深まります。

冒頭の仲睦まじい老夫婦から連邦崩壊後のストリートチルドレンの生活状況。
それも年少の盗み・シンナー中心の犯罪から、彼等が歳を追うごとに荒み、殺人を犯して行くまでを、保護院・更生施設・少年院に収監されている様々な少年少女へのインタビューを通して浮き彫りにしています。
ある更生施設でインタビューされた少年の、『楽しいもんか。苦しいよ。』と云う言葉と表情が、私にはとても突き刺さりました。

作品の最後、面会に来たディナーラとパーヴェルが見せた愛情は、冒頭の老夫婦を想起させます。

構成に優れ、また少年達の危うさを深く考えさせる作品でした。

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