怪談を配信している動画配信サービス

『怪談』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?

怪談
動画配信は2026年3月時点の情報です。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
本ページには動画配信サービスのプロモーションが含まれています。
目次

『怪談』に投稿された感想・評価

ryusan
4.3
小泉八雲の怪談の中から厳選された「黒髪」「雪女」「耳なし芳一」「茶碗の中」の4編をオムニバスで結んだ元祖ジャパンホラー。
最近のホラーのビックリさせたり気持ち悪がらせる怖がらせ方とは全く違った怖がらせ方なのが分かります。行為ではなく存在そのものを怖がらせる。
人間の中に潜む罪の意識と心の弱さに直接訴えかけて怖がる人を見せて怖がらせる低温長時間焙煎ホラーです。

独特な色彩と日本の四季の美しさに溢れた3時間に及ぶ超大作。映画が動く絵画であるのを改めて思い出させてくれます。
しかしこの作品興行的には赤字で製作したにんじんくらぶは倒産したそうです。正に情熱で作った芸術作品と呼ぶに相応しい作品です。


映画ブログ「つまらない映画を観るとなぜ眠くなるのか?」公開してます。
http://blog.livedoor.jp/filmactors/
一八
5.0
皆様お久しぶりです。
えーと、何故約四ヶ月もの間投稿を止めていたのかと言いますと、このアカウントの持ち主が結婚することになりまして、その間色々と準備することが沢山あるので、レビューを書く余裕がなかったという訳であります。はい。
ただ、投稿をやめていた最中に、僕が尊敬する仲代達矢氏が亡くなられたということもあって、だからモヤさんの作品だけは今年中にやっておきたいなと。
なので、今年最後のレビューは本作で締めくらさせてください。

『切腹』『人間の條件』の小林正樹による、小泉八雲の代表小説『怪談』を映像化したオムニバス作品。
白黒映画を好む小林正樹が珍しくカラーで撮った傑作。
小泉八雲というと、今は朝ドラ『ばけばけ』が絶賛放送中なのでトレンドな作品ではなかろうか。

幻想的な色彩設定とスタジオセットが魅力的な逸品。
その神秘的な世界観は、まるであの世へと続く怪談の世界へと誘うかのようであり、そこに静かな語り、緩やかなテンポ、実験的かつ印象的な音楽が合わさって、普段の我々が聞く恐怖の怪談とは性質が全く異なる美の極致を作り上げている。

本作は怪談が持つ恐怖よりも、人から人へと語り継がれてきた怪談の本質、生への問いに焦点を当てた作品である。
虚栄に満ちた現実を選んだ男に降りかかる怨念に、偽りのない愛を求めた女の悲哀。
どのエピソードも現世から見放された存在の哀しみと憐れみが主題となっており、『切腹』『人間の條件』と同じように、何かあるとすぐに切り捨てられる世の中に生きる我々に対し、人として生きることは何かを強く問いかけている。
怪談は未知への恐怖を記した子供騙しの民謡集ではない。
怪談とは人の世から忘れ去られた魂が残す、儚くも美しいあの世からの便り、現世へのアンチテーゼなのだ。
日に日に世界が悪くなる今、我々は古来から語り継がれてきた大切なメッセージに耳を傾け、今一度立ち返るべきではなかろうか。

メインの『耳なし芳一の話』も最高だけど、一番オススメしたいポイントはやっぱり、二番目のエピソード『雪女』で主役の農民を演じた仲代達矢の存在感!
『人間の條件』で、日中戦争の地獄をひたすらに彷徨った青年、梶を彷彿させるあの弱さと哀しさに満ちた凍てついた演技が堪らない!

それでは皆様、良いお年を!

【余談】
2025年ベスト10

① ノー・アザー・ランド 故郷は他にない
②カッティ 刃物と水道管(高崎電気館)
③戦争と人間 完結編(ロイヤル劇場)
④トロン アレス
⑤スーパーマン
⑥フランケンシュタイン
⑦熱烈(高崎電気館)
⑧アニマル ぼくたちと動物のこと(宮前舎)
⑨ ファーストキス 1ST KISS
⑩サイレントナイト

今年は、破滅へと向かっていく世界に抵抗する人々の力と癒しを描いた作品が印象に残ったかな。
分断と国同士の対立、日に日に増していく憎悪と暴力。
これからどうなるか分からないけど、良心だけは無くしたくない。
大切なものに目と耳を傾けながら歩んでいこう
KUBO
5.0
これは芸術だ。これこそ日本の芸術!

昔、何度か見ようとトライしたんだけど、眠くなってしまって途中でやめてしまっていた小林正樹監督作品『怪談』をついに最後までしっかり見た。かなりの満足感!

ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の原作を、当時のオールスターキャストで映画化した3時間越えの超大作。「黒髪」「雪女」「耳なし芳一」「茶碗の中」の4部構成のオムニバスだ。

伝統芸能にも通じるようなゆっくりとした間(ま)。場面によっては所作も舞踊のよう。台詞も少なめで、音楽も琵琶や古典楽器を使ったものがメインだ。

全てがセットの中で撮られている撮影方法も狐狸妖怪が跋扈する異世界感を醸し出すのに一躍かっている。

「黒髪」の破れ屋のセットのリアルな痛み方。「雪女」のマットペインティングによる妖しい空(大林宣彦作品にも通じるものがある)。「耳なし芳一」では壇ノ浦の戦いを当時の大プールでの撮影で再現。平家の武者たちがずらっと居並ぶ様は豪華絢爛だ。

生まれた時からおじさんかおばさんだった昭和の名優たちの若かりし頃の競演も貴重だ。「黒髪」の若き新珠三千代の清純な美しさ! 『釣りバカ』のスーさんの印象が一番強い三國連太郎の若い姿が息子の佐藤浩市にダブる。

「雪女」は岸恵子だ! 若き仲代達矢は超イケメン! 最近の老いた姿しか知らない人は必見だよ。

「耳なし芳一」の芳一は中村嘉葎雄! 『20世紀少年』の神様は、この頃はまだ少年だ!

「茶碗の中」のラストではマジでぞっとさせられる!

私もジェイソンやチャッキーで育ってきた身だから、昔はこの古典的な趣の良さがわからなかったけれども、改めて最後までしっかり見れば、これほど日本の怪談を芸術まで昇華させた作品は他にはない。

私はこれはBlu-rayにダビングして永久保存! 敷居が高いことは確かだけど、意識高い映画ファンには必見の傑作だ!

『怪談』に似ている作品

東海道四谷怪談

製作国・地域:

上映時間:

76分

ジャンル:

3.8

あらすじ

備前岡山でお岩の父・四谷左門を斬殺した民谷伊右衛門は、その事実を隠し、お岩姉妹を連れて江戸・四谷左門町に移り住む。ある日、伊藤喜兵衛の娘・お梅を助けたことで立身の道が開けた伊右衛門は、お梅…

>>続きを読む

地獄門

製作国・地域:

上映時間:

89分

ジャンル:

配給:

3.5

あらすじ

平安時代末期、平清盛に仕える武士・盛遠(長谷川)は戦乱の中で美女・袈裟(京)に出会う。袈裟が人妻と知っても諦めきれない盛遠は…。カンヌ映画祭を制した豪華絢爛な傑作時代劇。

怪談雪女郎

製作国・地域:

上映時間:

80分

配給:

3.6

あらすじ

激しい吹雪の夜、雪の精は恐ろしい雪女郎となって山野を彷徨い歩く。渡し守小屋で一夜を明かす老仏師の茂朝と弟子の与作にのしかかるように白い息を吹きかけると、茂朝は息絶えるが、与作は今日見たこと…

>>続きを読む

牡丹燈籠

製作国・地域:

上映時間:

89分

配給:

3.6

あらすじ

盆に遊女のお露と知りあった新三郎。お露の不幸な身の上を聞き、盆の間だけでもと、お露と祝言の真似事をして契りを結ぶ。一方、同じ長屋に住む伴蔵がこの様子を見て、お露の裾が消えているのに仰天。や…

>>続きを読む