あまりに日本的な雪女。妖怪にも魔物にもなりきれない。人間を愛したことで深い情と慈悲が生まれ葛藤する。儚げで透明感のある藤村志保さんが健気な雪女にぴったりだった。でも、カラーコンタクト姿はかなり怖いで…
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この時代にあって、こんなに視覚効果いれてて驚いた。目はコンタクトみたいの入れたのだろうか。
雪女が、与作や子供を愛する姿がしっかり描かれていたので、最後の別れが際立った。うまく子供も使い、みる人の…
妖である以前にただの女として、妻として、母親として描く雪女物語。人間界に潜む雪女が人との関わりを通して人情のあたたかさと慈悲を知るという文芸チックな側面を持ちつつも、人の死ぬ時にはしっかりとおどろお…
>>続きを読む24-33
U-NEXT
幽玄的な靄としての雪女の表現、吹雪の演出、藤村志保ののっぺりした美貌が、八雲の怪談にばっつりはまってて素晴らしい。須賀不二男の地頭がもうウキウキするほど糞野郎で嬉しくなる。…
小泉八雲によって普及した雪女民話が、大映にかかると格調高い文芸ものになる。雪女の怖さより夫婦愛と母子愛が強調される。平らかで日本美な藤村志保の容貌が平素の慎ましさと雪女の造形の変化に活きる。実直な仏…
>>続きを読む藤村志保が表現する複雑で多面な女の面相。
"怪談"雪女郎のタイトルなのでホラーを観る気満々だったら雪女の純愛を感じる映画だった。
超有名な妖怪・雪女を主軸に映した作品。だが、"怪談"という言語が含有…