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鏡の中のマヤ・デレン
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『鏡の中のマヤ・デレン』に投稿された感想・評価

McQ
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一つ一つを吟味した訳じゃないけど、これだけで一連の作品をイイトコ取りで観れるのでお得感あり。個人的には〝眉間にシワ〟の「午後の網目」よりミュージカルテイストな「変形された時間への儀礼」のがテンション上がるかも。

マヤの作品出演者が口を揃えて絶賛する〝マヤのダンス〟が見てみたかったが、台本なしで勝手に撮られると激怒するようである、、汗

彼女がかなりの曲者である事が良く分かった。しかし彼女の作品で最も絵になるのは結局のところ彼女自身ではなかろうか。素材も良いけどスタイリングがカッコいい。
マヤ・デレン作品集のDVDに同梱されていたドキュメンタリー。
彼女に影響を受けた後世の映画作家や関係者はもちろんのこと、当時存命だった二番目の夫のアレクサンダー・ハミッドや、彼女の作品に出演したリタ・クリスティアーニ、チャオ・リ・チを始め、ハイチでマヤと交流した人々などの証言も交えつつ、あまりにも濃く激しく燃えた激動の前衛作家の人生を紐解く。

マヤ・デレンの生涯の奇想天外さはすでに知っていたけど、グッゲンハイム助成金を得てハイチに渡り、ヴードゥー神話の文化に影響を受けたり、神話の神々に準えたような超神秘的な逸話が残っていたりする一方で、資金難と貧困には一貫して苦しめられていたり、激しやすく傷つきやすい性格を覚せい剤の注射でどうにかこうにかしていたり、と言う弱さもまた垣間見せていた。

「午後の網目」を始め、デレン作品の解説と映像挿入も含まれ、製作意図の分析だったり演者の心境吐露が語られる。
ここら辺、自分が抱いた感想と語られる作品群の重要性に隔たりがあったりして結構タメになるドキュメンタリーでした。
sonozy
3.5
先日『午後の網目』を見た、実験/前衛映画・視覚芸術のパイオニアと言われる、マヤ・デレンのドキュメンタリー。

ダンス・カンパニーの秘書をやっていた頃、打楽器が鳴ると我慢出来ず踊りだした。
鏡が好きでよく作品のモチーフに使っていた。
小柄な身体だが、エキゾチックな容姿、ありのままのウェーブヘア、パワフルなキャラでどこにいても注目を浴びた。
ハイチで音楽、踊り、ブードゥー、トランス、シャーマン文化にハマる。
感情が激しく、怒った際に何かが乗り移ったように冷蔵庫を投げ飛ばしたこともある。
傷つきやすく、パーティー前には尻に覚醒剤を打っていた。

晩年は長年貧乏で栄養失調。お金が入っても愛猫の餌に使ってしまった。
44歳で亡くなった彼女を看取ったのは、最後の夫、18歳年下の作曲家・伊藤貞司。
彼女の遺灰は富士山が見える東京湾と太平洋の船の往来が多い海へまかれた。...etc
アバンギャルドな映画の女神の生涯に触れられました。

いつも変化の過程の途中にいる。
すべてを"何かになりつつあるもの"として見る。
何もかもが変化の途中。...
という、"女性特有の時間感覚"が私の作品の特長と、マヤは語っています。

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