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アンガー・ミー
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目次

アンガー・ミーの作品紹介

アンガー・ミーのあらすじ

イタリア人映像作家エリオ・ジェルミーニが、生と死をテーマに作品を作り続けたケネス・アンガーの遍歴と映画術を捉えたドキュメンタリー。ジェルミーニ監督自身がアンガーへ行なった出生から現在までを語るインタビューを軸に、アンガーの盟友ジョナス・メカスへのインタビューや豊富なアーカイブ・フッテージにより構成されている。少年時代に『真夏の夜の夢』に出演したことをきっかけに映画の道を志し、インディペンデント映画を学ぶためにヨーロッパに赴きジャン・コクトーやマヤ・デレン、ヴィスコンティ、パゾリーニらと交流を持ったという逸話をはじめ、『マジック・ランタン・サイクル』収録作品の舞台裏が饒舌な語り口で綴られる。映画の最後でアンガーはこう語る。「私は映像詩人だ。コクトーが生み出した流れを喜んで継承する。生は死と同じくらい神秘的だ。どちらも誰にも解けない謎だろう。恐ろしくて不可解な謎というより興味をかき立てられる謎だ。自分の次の大いなる冒険が死でも構わない。それは新たな挑戦だ」

アンガー・ミーの監督

エリオ・ジェルミーニ

アンガー・ミーの出演者

ケネス・アンガー

ジョナス・メカス

原題
Anger Me
製作年
2006年
製作国・地域
カナダ
上映時間
71分
ジャンル
ドキュメンタリー

『アンガー・ミー』に投稿された感想・評価

3.0
「マジック・ランタン・サイクル」を見てアンガー監督を詳しく知りたくなった。今作は、監督が半生やフィルモグラフィーを語るピッタリな映画だった。

冒頭からジョナス・メカスが出てきてびっくりする。監督が語る半生も驚きの連続だった。

幼い頃ハリウッドの古い映画をよく見ていたらしいが、そこに落ち目だったグリフィスもいたらしい!サイレントの様な演出のルーツが理解できた。

フランスに渡ってからも驚きの連続で、ラングロワの元でエイゼンシュタインの「メキシコ万歳」の編集をしていたり、コクトー、フェリーニ、ヴィスコンティ、パゾリーニと交流していたりと驚きの連続。特に、トリュフォーなどと違い、コクトーの詩的な映画を敬愛していたのが印象的だった。映画史的に詩的リアリズモが途切れた様に認識していたが、アンガー監督に流れていたんだなあ。

なんで映画監督なのに「ハリウッド・バビロン」の出版に至ったかも描かれていてなるほどと思った。「バビロン」の公開に合わせて書籍も流通するかと思ったけど未だに高いままでなかなか読めない。
つむ
4.0
作風からはエキセントリックでつかみどころがない人物を想像していたが、実に穏やかで感覚が鋭く、この多様性が叫ばれる時代にこそ必要とされる人物といった印象を受けた。
自身のことを「理想主義者で空想家、でも決して皮肉屋ではない。最大限の自由と最小限の束縛を望む」とケネス・アンガー。
撮りたくて撮れなかった映画が1ダースはあるんだとか!でもその表情からは
充分やり遂げたという達成感が伝わってきた。
「次の大いなる冒険が死でも構わない」
晴れやかな表情で語るその人は昨年96歳でこの世を去った。
やっぱりマジック・ランタン・サイクルには、解説がいる。本人が解説してくれるので、そういう事かと合点がいく。グリフィスからヴィスコンティ、パゾリーニ、コクトーと付き合ってた連中が伝説だ。映像詩人だと自身は主張しておりますね。まあ確かにそうですねぇ。

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