作風からはエキセントリックでつかみどころがない人物を想像していたが、実に穏やかで感覚が鋭く、この多様性が叫ばれる時代にこそ必要とされる人物といった印象を受けた。
自身のことを「理想主義者で空想家、で…
イタリア人映像作家エリオ・ジェルミーニが、生と死をテーマに作品を作り続けたケネス・アンガーの遍歴と映画術を捉えたドキュメンタリー。
ジェルミーニ監督自身がアンガーへ行なった出生から現在までを語るイ…
「マジック・ランタン・サイクル」を見てアンガー監督を詳しく知りたくなった。今作は、監督が半生やフィルモグラフィーを語るピッタリな映画だった。
冒頭からジョナス・メカスが出てきてびっくりする。監督が…
ケネスアンガー、ハリウッドバビロンの作者だから映画オタクなんだろうなと思ってたけど、まさかアンリラングロワの元、シネマテークフランセーズで12年も働いてたなんて全然知らんかった。
グリフィス、ジャン…
特異点的異端者の印象だったが、ただただハリウッドにヌーヴェルヴァーグ、伊英等々映画史の王道を丁寧に・ある種ミーハーに・正しいタイミングで辿って来た上での作品群なんだ…⁈と分かる
ポリビジョン 美術館…
このレビューはネタバレを含みます
直感的に観たいと思ってリストに入れていたのを鑑賞。
すごく良かった!
幼少期、おばあちゃんだけが応援してくれてビデオカメラも買ってくれたというところは理解者が1人でもいてくれると違うと改めて思った…
追悼ケネス アンガー。
本人による自作の解説。
もっと胡散臭い人かと思ってましたが意外に真面目。
この人の映画自体は本人の説明を聞くとなるほどと思えるがピンとこない。
しかし人脈や各方面への影響は…
ケネスアンガーの短編集である
「マジックランタンサイクル」はお世辞にも褒められたものではなく、作者の意図が見えづらい作品が多かったが、各短編を歴史を追って本人が順に解説していくのを聞くと「あーなるほ…