チャイコフスキーはホロヴィッツとトスカーニの変ロ短調のピアノコンチェルトの古い録音をよく聴いたものだった。あまりに凄すぎて最新の録音のものでもなかなか満足いかなくなった。チャイコフスキーというよりもホロヴィッツが凄すぎる印象。他に有名な交響曲を3つ、また大砲が出てくる序曲をたまに聴く程度。ということで①チャイコフスキー本人にはほとんど関心がないし、知らない。②古い映画にはよくあるのだがマスターがかなり劣化しているせいで、画面がかたつき、ゆらぎ、モアレで萎える。音は不思議なことにサラウンドミックスされており、だいぶ聞きやすくなっているのであろうし、SEの配置はたしかにマルチサラウンドのそれだが、③音楽にもセリフにも厚みや色気や香りはない。④非常に睡眠誘導効果の高いタイプのロシア語が話される上に、物語的な抑揚もなく、話がどこに向かうのかも不明な展開なので、なお眠くなる。1971年のアカデミー外国映画賞にもノミネートされたようだが、デ・シーカに持っていかれて、⑤大した名声もなく箔のついていない作品なのだ。逆境は無数にある。しかし、one of the best films everを与えたい。なにしろこれまで5回もGEOでレンタルしているのだ!この可哀そうな作品が史上最高の一本だと言いはってもよかろう。(^^) 誰かが声を上げないとね、IVCにもオリジナルフィルムを借りてきてもらってリマスターしてもらわないといかん。