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目次

『インテルビスタ』に投稿された感想・評価

4.4
【フェリーニの回顧録】
今年のレビューを締め括るなら本作と決めてました。昔テレビ放映で見て、しばらくディスクが廃盤で高値、やっと再発売で購入して鑑賞できたんです😂📀

《フェリーニとチネチッタ》
チネチッタ撮影所の50周年を記念して制作され、フェリーニの回顧録的な本作。「日本人テレビクルーのインタビュー」「若きフェリーニの撮影所の回想」「新作映画『アメリカ』の映画撮影」の3軸のエピソードが入り混じり、観客をフェリーニらしい虚構と誇張の世界に誘います🎈

はっきり言って、ストーリーを追ってもよく分かりません😁(笑)

ただ『ベン・ハー(1959)』や『クレオパトラ(1963)』などを撮影したチネチッタという歴史的撮影所の内側、そしてトリュフォーの『アメリカの夜(1973)』みたく映画撮影の模様を垣間見せてくれるのですから、映画好きとしては嬉しいですよね🤩✨

当日に役者がドタキャン、手動のぎこちないハリボテの象、スモーク炊きすぎ、女優の我儘…観客として見る分にはいいですけど、自分が監督だったらストレスで叫びたくなります😰💦(みんな各々、好き勝手に喋ってて五月蝿いしw)

でも大変な映画制作ばかりなのに、撮影中に大雨で避難した即席ビニールハウス内、皆で和気あいあいとコーヒーする姿…苦楽を共にした仲間感がなんか良いよね😌☕

本作の一番の白眉と言えるシーンは、『甘い生活(1960)』の再現シーン。このシーンが好きで、何度と録画したVHSビデオを巻き戻し再生して見たことか😉

27年の時を経て、熟年になったマルチェロ・マストロヤンニとアニタ・エクバーグが再会し、スクリーンの裏でダンスをし、お互い月日の流れを感じながら『甘い生活』の一場面を見つめる…ふとエクバーグの目に涙😢

二人のダンスをする影が、瞬時に『甘い生活』の若く美しい二人に変わるシーンが大好きなんです😭

ここで静かに流れるニーノ・ロータの旋律がイイんです🎼

きっとフェリーニもマストロヤンニもエクバーグも、このシーンがお気に入りなんだと思うんです⛲️

これぞフェリーニ、チネチッタの思い出であり、映画ファンへの屈指の名場面になりました🤩👏

映画愛溢れる本作を以て、今年のレビューを終わりたいと思います。

《ご挨拶》
今年もFilmarksの皆様と交流を持つことができ、映画の時間を楽しく過ごすことができました。いつもフォローやコメントをくださり、本当にありがとうございました🙇‍♂

引き続きマイペースにしかFilmarksに参加できませんが、フォロワーの皆様と交流できるのを楽しみにしてます😊

来年も宜しくお願いいたします🙏
皆様、良いお年をお迎えください!


◉レビュー出来てない作品もありますが、今年2024年に観た新旧作品の中で私的ベスト5を載せます🏆️🎞️

1位:瞳をとじて(2023 )
寡作で有名な巨匠ビクトル・エリセの31年ぶりの新作。それだけでも事件。変わらぬ映画愛と芸術的で詩的な世界観が見事!

2位:侍タイムスリッパー(2023)
ロングランを続けている大ヒット作。低予算インディーズ作品でありながら、アイデアと熱意と口コミで大ヒットに繋がった現象が嬉しいですね!

3位:探偵スルース(1972)
長らく見ることができなかった幻のサスペンス映画。初ディスク化で、ついに見ることが出来て感激!名匠と名優たちの職人芸を堪能できます。

4位:デューン 砂の惑星PART2(2024)
現代において、デヴィッド・リーンの後継者として、映画の叙事詩を創造できるヴィルヌーヴ監督作。壮大な映像で語り尽くす映画の醍醐味を体感せよ!

5位:陪審員2番(2024)
イーストウッド最新作が配信中心の衝撃。巨匠らしい骨太演出・優れた演技・考えさせられる重厚なテーマにも関わらず、良作が劇場公開されない危機。私たちに出来ることは…?
映像の魔術師、フェデリコ・フェリーニ監督。
この作品は、その名前通りの見事な魔術を観るものにかけてくれます。
チネチッタ撮影所の五十周年を記念した作品です。

新作映画の撮影に取り掛かったフェリーニ。
日本のテレビ取材班なども押しかけてきて、ごった返している。

そのうち、若き日のフェリーニを投影したようなジャーナリストが女優のインタビューに来る。

カメラを設置した路面電車での撮影。
窓の外では、時空を超えて過去や現在が交錯したファンタスティックな場面が展開し、なんと、象まで現れる。

フェリーニは、CMを撮影中だという御存知マルチェロ・マストロヤンニと一緒に、引退した女優アニタの家を訪ねる。

フェリーニは白いシーツを利用して、27年前の「甘い生活」のワンシーンを映し出す。

このシーンが感涙物で、
今は年老いたアニタが、映像の中では輝いている。
なんともノスタルジック!

再び、撮影に戻るフェリーニ・・・

フェリーニの作品には時に難解な作品が多かったり、生理的に圧倒されて素直に感動できない作品も多々あるんですが、この作品はまさしく「映画への愛」が詰まった傑作。

過去と現在を自在に操るフェリーニ魔術。
さらに、テレビ文化に対する諷刺もチクリ。
まごうことなき傑作だと思います。

未見の方はぜひどうぞ!!
フェデリコ・フェリーニ監督作品。

最高!!!これが映画だ!!!

この先あと100回ぐらいみたい作品だけど、撮影現場のシーンで100回大笑いすると思う。しかも物語はかなりハチャメチャ。「新作映画の撮影をしているフェデリコ・フェリーニに日本のテレビ局がインタビューをすること」と「フェリーニがはじめてチネチッタ撮影所にやってきたときの回想」と「新作映画のシーン」が、縦横無尽に駆け巡る。いつの間にか3つの世界観が溶け合って、一つの物語になる。その手法にはあっと驚かされるし、フェリーニが映画の魔術師の異名を持つことにも頷ける。

そしてやっぱりアニタ・エクバーグに会いに行くシーンは凄い。フェリーニの『甘い生活』にマルチェロ・マストロヤンニと出演してから28年。すっかり二人は年老いてしまったけれど、本作によって再会することができた。それは物語の力だと思うし、人生そのものを映画にしているようにも思えてくる。

もちろんそのことはフェリーニ自身にも言える。本作はきっとチネチッタ撮影所で映画を作り続け、人生における喜びも辛苦も味わったフェリーニにしかつくることができなかったに違いない。

よく人生はやり直すことができないと言われている。けれど傑作足り得る本作だってやり直している。それなら何回だってテイクを重ねていいんだと思う。怒られるかもしれないけれど、笑えばいいだけの話である。

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