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瞳をとじての作品紹介

瞳をとじてのあらすじ

映画『別れのまなざし』の撮影中に主演俳優フリオ・アレナスが失踪した。 それから22年、当時の映画監督でありフリオの親友でもあったミゲルはかつての人気俳優失踪事件の謎を追うTV番組から証言者として出演依頼を受ける。 取材協力するミゲルだったが次第にフリオと過ごした青春時代を、そして自らの半生を追想していく。 そして番組終了後、一通の思わぬ情報が寄せられた。 「フリオによく似た男が海辺の施設にいる」――。

瞳をとじての監督

瞳をとじての出演者

原題
Cerrar los ojos/Close Your Eyes
公式サイト
https://gaga.ne.jp/close-your-eyes
製作年
2023年
製作国
スペイン
上映時間
169分
ジャンル
ミステリー
配給会社
ギャガ

『瞳をとじて』に投稿された感想・評価

kuu

kuuの感想・評価

3.9
『瞳をとじて』
原題 Cerrar los ojos  映倫区分 G
製作年 2023年。上映時間 169分。
劇場公開日 2024年2月9日。
スペインの巨匠ビクトル・エリセが31年ぶりに長編映画のメガホンをとり、元映画監督と失踪した人気俳優の記憶をめぐって繰り広げられる物語を描いたヒューマンミステリー。
マノロ・ソロが映画監督ミゲル、ホセ・コロナドが失踪した俳優フリオを演じ、『ミツバチのささやき』で当時5歳にして主演を務めたアナ・トレントがフリオの娘アナ役で出演。

映画監督ミゲルがメガホンをとる映画『別れのまなざし』の撮影中に、主演俳優フリオ・アレナスが突然の失踪を遂げた。
それから22年が過ぎたある日、ミゲルのもとに、かつての人気俳優失踪事件の謎を追うテレビ番組から出演依頼が舞い込む。
取材への協力を決めたミゲルは、親友でもあったフリオと過ごした青春時代や自らの半生を追想していく。
そして番組終了後、フリオに似た男が海辺の施設にいるとの情報が寄せられ……。

ビクトル・エリセ監督の今作品は、スペインの巨匠の熱心なファンにとっては、期待しつつもあえて期待しなかった作品といえるかな。
曖昧な表現やけど。
その代わり、エリセ監督の31年ぶり、通算4作目となる長編は、砂漠のオアシスと蜃気楼の中間のような存在として登場する。
エリセ監督の今作品がほとんど夢物語のように感じられるほど、つかみどころのないキャリアにおけるアイデアと省略の、きらめきと栄養に満ちた集大成と云える。
しかし、今作品は、その時代遅れのオーラが落ち着けば、魅力的なほどシンプルで、感情的に直接的な映画であることがわかる。
消失と再出現の物語そのものであり、過去と現在を数十年が数日であったかのように橋渡しする映画の可能性を感じさせる今作品は、エリセ監督の作品に初めて触れる人にも、その自己反省的なディテールをファンがじっくり鑑賞するにも、十分な力強さと痛烈さを備えているかな。
カンヌ国際映画祭でプレミア上映された今作品は、批評家たちから不満の声が上がり、エリセ監督自身は欠席したそうな。
エリセ監督の不朽のデビュー作『ミツバチのささやき』が半世紀前に、埃まみれの『フランケンシュタイン』の映写機に取り憑かれた少女の世界観の変化を描いたように。
同じように目を見開いたアナ・トレントが、『瞳をとじて』ではより色あせた重要な役を演じていることは、今作品におけるほろ苦い考察のひとつのポイントに過ぎないかな。
1947年、フランコ政権下のスペインから逃れてきた年老いた難民が、上海で長い間行方不明になっていた娘の行方を追うために雇った同胞を呼び出す。
その雰囲気は、ブランデーがかったベルベットの色調で描かれた、色あせた輝きに満ちている。
しかし、この苦境に巻き込まれ、ほろ苦い事実が明らかにされようとしている矢先、時は2012年へと進み、ヴァレンティン・アルバレスの16mmカメラワークの手触りの良い錦織の質感は、より灰色がかったデジタルの滑らかさへと姿を変える。
見ていたのは、著名な監督、作家、そして架空のエリス・アナログであるミゲル・ガレイ(マノロ・ソロ)が1990年に撮影した未完成作品の1リールだったのだ。
主演のミゲルの親友フリオ・アレナスが撮影中に失踪し、行方不明となる。
それから20年後、ミゲルは映画界でのキャリアを休止していたが、この謎を再び掘り起こそうとするおどろおどろしい調査テレビ番組のプロデューサーから連絡を受ける。
しかし、その誘いは、今や引きこもりがちになったアーティストが、自分の過去についてぶらぶらと歩き始めることを促す。
ミゲルの元映画編集者マックス、現在は35mmリールの壊れやすい塔の中で暮らすセルロイド・アーカイビスト、ミゲルとフリオのかつての恋人であるファド歌手マルタ、フリオの中年の娘アナを訪ね、現代のマドリードをのんびりと旅する。
ミゲルの失敗した人間関係や薄れゆく芸術的遺産への評価は、消えゆく映画の影響に対するより広いエレジーに重ね合わされている。
ミゲルとマックスは、映画という媒体が持つ具体的な特質を悼むが、同時に、映画という媒体が、男として、語り手として、自分たちを認めてくれたことも悼む。
光、若さ、美しさのつかの間の瞬間をとらえる映画の能力に対するビクトル・エリセ監督の切迫した評価は、前作である1992年の『マルメロの陽光』(1992年)でも顕著で、約30年経った今、その祝祭は、衰えゆく監督と彼のますます少なくなっていく作品の双方に立ちはだかる、無常への懸念によって暗いものとなっている。
ビクトル・エリセのファンの中には、最新作のイメージの平板さにがっかりする人もいるかもしれない。
ミゲルの人生の弧が、偉大さからの後退というより、本質的な喜びへの選別に思えてくる。
ミゲルが住み着いたアルメリア海岸の共同体を舞台にした素晴らしい帰郷の一節は、信頼できる犬と機嫌のいい隣人たちとの交わりと会話の喜びを生き生きと表現している。
映画って人生であり、映画の向こう側にも人生があるんやろな。
OSHO

OSHOの感想・評価

3.3
良い映画だとは思います。
ただ、いまどきの映画としては、ちょっと間延びしているかな。
例えば、登場人物Aと登場人物Bが、二人の出会い→会話→別れまでをしっかり描かれてもな…という思いもある。(それもそこまで重要なシーンではなかったりする)
いまどきの映画じゃない感じ。映画館の観客の年齢層も高かった。

「別れのまなざし」という映画の撮影中、主演男優フリオが失踪する。それから、22年後の2014年、テレビ局が「未解決事件」という番組で取り上げることに。そこに、フリオの親友で作家のミゲルが出演する。テレビ放映後にフリオがいるという情報が入る。そして、フリオは…という話し。

オープニングの「悲しみの王」の話しが、終盤、こう繋がるのか…とは思ったけど、オープニングの話しに囚われたら、ストーリーを追いづらくなるかも^^;

評判が良いということて、タイトルとポスターだけで、他には何の情報も無しで鑑賞したけど、タイトルとポスターは、違うわけじゃないけど、私はちょっと違和感でした。
ワンコ

ワンコの感想・評価

5.0
【僕たちに向けられたメッセージ】

このビクトル・エリセの「瞳をとじて」の公開に先立ち、「ミツバチのささやき」や「エル・スール」のリバイバル上映もあったためなのか、当時のミニ・シアター・ブームと絡めてノスタルジックな話題にしようとする記事があった。

別に批判をするつもりはないけれども、この過去ふたつの作品のテーマは、ノスタルジーを感じさせるというより、内戦や政治に翻弄される人々を暗示的に描いた実は重たいものだ。

直接的な表現を極力避けながらも、巻き込まれた人々の清貧さや悲哀を描いているのだ。

この「瞳をとじて」でアナを演じているのは、「ミツバチのささやき」のアナを演じたアナ・トレントだ。

それに、海辺の家族の息子が「エストレリャ(エル・スールの主人公の名前)」と叫んだ気がして、大切なところでうっかりしていた。
エストレリャはスペイン語で星の意味もある。

スペイン内戦とフランコ独裁。
これらを背景に象徴的に描かれたのが「ミツバチのささやき」と「エル・スール」だ。

最近、スペインのカタルーニャ州が日本に大使館のような代表部を置くことが決まったとことを報じたニュースを読んだ。
カタルーニャ州は州都バルセロナを抱えるスペインの中では経済的に最も豊かな州だ。
しかし、フランコ独裁に反対し、カタルーニャ人の言葉カタルーニャ語の使用を禁止されるなど抑圧的な措置を長らく受けてきた経緯もある。

カタルーニャ州のみならず、スペインの人々は、そんな息苦しさをずっと抱えていたに違いない。

スペイン内戦では、政治思想や宗教的な考えを巡り、隣人同士や家族同士で争い、殺し合ったこともあった。
息苦しさはそんな過去が大きく影響しているはずだ。

映画「パラレル・マザー」でも触れられていたところだが、殺害され、記録されることもなく、どこかにまとめて遺体が埋められ放置されたことは、スペインの最も忌まわしい記憶となっているのだ。

そして、この「瞳をとじて」は、その後……と云うより、スペイン内戦やフランコ独裁でスペインの人々が失ってしまったもの、或いは、失ったと思っているだけで、もしかしたら、忘れてしまっているだけかもしれない大切なもの、或いはまた、敢えて忘れることを選んだものを取り戻そうとする作品なのではないかと思う。

フリオはそんなもののメタファーだ。

過去に囚われて憎しみ合うことをどうだろうかと考えさせようとしているようにも思える。
だが、記憶を取り戻せたのか、取り戻せなかったのか、敢えて描かないことによって、考えることを促しているようにも感じる。

これは、現代の世界に向けたメッセージでもあるのだ。

『瞳をとじて』に似ている作品

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製作国:

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