フェリーニのローマの作品情報・感想・評価

「フェリーニのローマ」に投稿された感想・評価

3000年の歴史を湛え、多くの人々を受け入れてきたローマの懐の大きさ
押し寄せる映像
一回見ただけじゃこんな感想しか出てこない
たく

たくの感想・評価

4.5
画面に溢れる人、人、人で、フェリーニの魅力を初めて知った作品。
こんな人いるよねあるあるでほっこりさせながら、モブキャラがこっち見てる視線が怖かったりして、ローマの伝統を蹴散らすように思わせて美しいバイク集団とか最高!
pacheco

pachecoの感想・評価

3.0
『ローマ』を楽しむ映画ですね。『東京』っていうタイトルでこんなの誰か撮って欲しいなぁ。いや別に大阪でもいいんやけど
ニーノロータのファン
音楽の力 これはもうフェリーニのファンタジアや!
しょっ

しょっの感想・評価

4.5
教会のファションショーの悪趣味さがすごい。
打って変わって現在、といっても70年代だからヒッピー文化がローマにまで影響してたのか、とドキュメンタリー風にも観られて、虚構と現実の振り幅にやられる。
フレスコ画のシーンはどうやって撮ったんだろう...
ストーリーなんて気にせずに、作り手のイマジネーションに溺れる心地よさを感じさせてくれる作品。
現在でもローマは都市整備・美化がなかなか進まないのだとか。
『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』の解説でも言ってましたね。
そんな賑々雑然としたローマという都市を、
戦時中⇔70年代と行ったり来たりしながら捉えた、
記録映像風の作品…と言って良いのかな?

フェリーニ作品、『道』は合わなくて途中でヤメたんだけど、
『8 1/2』を観て、
「ああ、フェリーニはフィーリングで観ればイイんだな♪」
と、気楽に観られる娯楽作品だと解って(?)からは
楽しめる様になってきたかな。

戦時中パートの方に登場する、白いスーツでバチッとキメた
マツジュン似の美青年が、ここではやたら浮いてる。
何かの象徴?なのかも知れないね。

町中の人間が全部出て来てるんじゃないか?と思われる様な、
カフェテラスでの食事中に、いきなり立ち上がって歌い出す幼女。

♪さあ大変だ 妹が犯される♪
♪さあ大変だ 弟も犯される♪
♪さあ大変だ おじいさんも犯される♪
♪さあ大変だ 義弟も犯される♪

そして、フェリーニ監督お得意の娼館シーン。
こう言ってしまっては失礼ながら…。路地裏の場末娼館と、高級娼館、
接待嬢のレベルが全く変わりません(笑)。肉感重視!
ていうかコレ、おんなじヒトらの使い回しちゃうん!?☆

70年代パートの、ローマ外環道路のシーンが面白かった。
高速道路といってるけど、舗装も不完全で、路面は雨でドロッドロのビッチャビチャ。
手押しのリヤカーがいたり、トラックの荷台で傘さして座ってるオジさんがいたり、果ては戦車まで!(笑)
沿線にたたずむヒッピーやゴロツキ、ヒッチハイカーからデモ行進まで。自動車専用道路ちゃうんかい?
そして、それらをクレーン車で撮影する、我らが監督。
…え?あれって全部、セット撮影やったん!?

クライマックスの(←?どこにもそんなシーンは無いけどw)、
教会ファッションショー。
―――神々しき、小林幸子の御姿に涙せよ!☆
かすかに口元を「ニヤッ」と歪めてるのが良かった。(笑)

呆気に取られてボーッと観てる間に、バイク軍団は走り去って行きましたとさ。
おしまい。♪
古池

古池の感想・評価

3.6
これ、観たことあったかな?と思いつつ観たけれど、終わっても解決しなかった……観た……かもなぁ……
教会のファッションショーシーンの禍々しさが印象的。脳内麻薬でる。
映画としてすごく好きってほどでも、色々受け取れた訳でもなかったですが。ラストシーンも「お?これで終わり?」とも思ったけれど、なんか良いですよね。
「処女にして雌狼」って賛辞?カッコいいな。
茶一郎

茶一郎の感想・評価

4.5
 「これからご覧になる映画は登場人物や粗筋はありません。これは一つの街の物語なのです。私がここで描いたのはローマの肖像。」

このフェリーニ自身の言葉の通り、『甘い生活』から始まり、『サテリコン』に続くローマを舞台にした「ローマの三部作」を締めくくる本作『フェリーニのローマ』はローマそのものが主役の映画です。
 そして本作に登場するローマは、「全ての道はローマに通ず」その看板を見た幼少期のフェリーニが憧れるローマ、20歳になった記者見習いのフェリーニが出会ったローマ、フェリーニが想像する30年前のローマ、そして今まさに映画を撮影しているフェリーニが舞台としているローマ。ゴシップライターのマルチェロを狂言回しとして現代のローマを映したのが『甘い生活』、青年エルコルピオが遭遇する古代のローマを切り取ったのが『サテリコン』だとすると、本作『フェリーニのローマ』における「ローマ」は、そのタイトルの通りフェリーニ監督の記憶と想像力によって作られた今と昔のローマと言えます。

 フェリーニ作品には「道化」・「浮気」・「巨体の女性」といった一貫したモチーフ、何より人の一生を「祝祭」のように捉える監督の目線は印象的です。この「祝祭」は、本作における毎晩が祭りのようなローマの人々の食事風景、ステージより客席のお祭り騒ぎの方が楽しい場末のミュージックホール、グロテスクなビジュアルが鮮烈な娼館、何よりもエレクトリカルパレードのような僧服のファッションショーと、全てのシークエンスに共通しているものでした。
 全部が「祝祭」であるローマこそ、フェリーニが夢想するローマであり、このフェリーニ的ローマを圧巻のビジュアルで見せるフェリーニのカリカチュア・イメージ能力はまさに彼の異名「映像の魔術師」の通りです。

 「ローマは処女にして雌オオカミ」、「貴族にして売春婦、道化でもある」、女性でも恋人でも母親でもあるローマ。全編を通して、この『フェリーニのローマ』は美しく、汚く、グロテスクで退廃的なあらゆる側面のローマを見せつけます。
 とても印象的なのは、現代の空気に触れ過去のフラスコ画が消えてゆくビジュアル。まるで昔のローマが今のローマに重ねられていくような。そして時代は流れ、映画もフェリーニの想像の先のローマを映します。この時代の動きを、まさにバイクと一緒に走るカメラの動きと同期させフェリーニのローマも映画も走り去って行きました。
ちゅル

ちゅルの感想・評価

3.5
The chapel fashion show is so cool!
カメラで撮っている事を忘れるくらい、フェリーニの自由自在なイマジネーションの映像表現

正直格が違った。

どのシーンも素晴らしいけど、やはりあの教会ファッションショー。

フェリーニの映画は感想が思いつかない
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