富より心を大切に。
昨年亡くなった、フランコゼフィレッリ作品。
1182年生まれのカトリック修道士、
アッシジのフランチェスコの実話。
たまにミュージカル。
病気で戦争から帰ってきたフランチェスコ。　
鳥が大好き。
クララ役のジュディバウカーが可憐で美しい。
映画は多数出ているようだけど、
日本公開作は数本らしい。
クララ（キアラ）は1194年生まれ。
ローマ法王役は、スターウォーズ🎬のアレックギネス。
与えることで与えられる❶
許すことで許される❷
死ぬことで蘇る❸
❶❷は共感するけど、❸がよく分かりません。
教会で合唱するシーンがよかった。
ハイレベルな合唱でした。
貴重なパンを分け合う貧しい人たち。
現在世界中の企業が目指すべき、
SDGs（エスディージーズ）に繋がっている気がします。
歌詞の2番は、ブラザーウィンド　シスターエアー♬

アレックギネスの後悔。ウィキより。
『スター・ウォーズ』出演をギネスは後悔し、
「俳優人生最大の失敗だ」と語っている。
スター・ウォーズに関する取材は一切受けず、
ファンからの手紙も読まず全て捨てた。

このタイトルは、太陽とシスコムーンを思い出してしまう。
シスコムーンって何だろ？笑

• #ドノヴァン
• #カトリック
• #トンスラ
• #フランチェスコ
• #聖フランチェスコ
• #聖フランシス

「ロミオとジュリエット」が個人的に凄く良かったので、フランコ・ゼフィレッリ監督作品で子供の頃にテレビで見て何故かとても良かった記憶がある本作をGEO宅配レンタルで鑑賞。

屋根の上を歩くシーンと、タイトルコールの美しいボーイソプラノのアカペラでのテーマソングが凄く記憶に残ってはいたが、実はかなり哲学的要素も入った宗教映画だったんだと再鑑賞して思った次第。

それでも全くもって小難しい作りではなく、カトリックに属するフランシスコ会の創設者、聖フランチェスコの半生を美しい大自然と音楽と共に綴られる。

フランシスコ会の最も特徴的な教義である“清貧”とはなんぞや？？…をとても分かりやすく伝えてくれる。タイトルの通り、太陽や月、自然の恵みに感謝して質素に幸せに暮らす日々、そして財産を持つことへ不必要性・・。

聖フランチェスコを演じたグレアム・フォークナーの容貌、そして純粋無垢そのものの表情が見事に役に合っている。「ロミオとジュリエット」のメインロールの二人のキャスティング同様、この監督は本作でも見事な手腕を見せたなあ。相変わらず美術への拘りも凄いし…。

クライマックスのローマでのアレックス・ギネス演じるローマ教皇との謁見のシーンは、まさに絢爛豪華！“神々しい”という表現がこれほどピッタリと当てはまる物も珍しい。VFX等を使わなくとも真に美しいものはおのずと光り輝いて見える物なんだと改めて納得。

ジャケ写にもあるジュディ・バウアー演じる若い女性、フランチェスコの友人たちの描かれ方がやや中途半端で終ってしまったのだけが残念。

それでも幸福感に包まれた2時間を過ごす事が出来て感謝。

【1973年キネマ旬報外国映画ベストテン　第3位】
アッシジの聖フランチェスコを描いた宗教ドラマ。監督は『ロミオとジュリエット』で知られるフランコ・ゼフィレッリ。アカデミー賞では美術賞にノミネートされた。

とにかく映像が美しい。鮮やかな赤、青、金と豪華な美術でアッシジという舞台を美しく表現している。

聖人の一代記といった感じで、戦争から帰還した兵士が信仰に目覚めていき、全てを捨てていく。

まぁいわゆる宗教ドラマではあるが、歌も多用してとにかく鮮やかに仕上げている。誰が観ても画面の美しさには感嘆するのではないだろうか。

キリスト教徒ではないので、物語自体に入り込めたかというと微妙であるが、完成度は高い。

フランコ・ゼフィレッリ監督ならではの色彩感覚、叙情的な演出が前面に出ており、まさしく映画的な快感が味わえる一作となっている。スクリーンで観たら映えるんだろうなぁ。

物語としてはそこまで入り込めたわけではなかったが、次々と見せ場が展開されていき飽きない。信仰に目覚めたフランチェスコの突飛な行動が面白い。

『ロミオとジュリエット』の監督作品ということが一発で分かるくらい作家性が確立されている。そこまで好きな訳でもなかったが、映像、美術、衣装には圧倒されるものがある。

• #第46回アカデミー賞
• #キネ旬外国ベストテン1973