【名作を観ようシリーズNo.94】

《これは、父が生きた証。》

”レヴェナント〟”バードマン〟のスペインの巨匠アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥが描く人生賛歌。
独身時代に大人買いした映画ソフトを観る旅に…。
まずは心にズシリとくる人間ドラマをピックアップ！
再鑑賞作品。

”21グラム〟のレビューでも触れたけど、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥは、〈命〉を描かせたら世界最高の映画監督だろう。
彼の作品は、観る者の人生観を揺さぶってくる…


舞台はスペイン・バルセロナ。
妻と別れ、子供2人と暮らすウスバル（ハビエル・バルデム）。彼は子供を育てるために、裏仕事も厭わず、あらゆる仕事をこなす。
霊能者でもあったため、常に死と向き合ってもいた。
そんなウスバルに非情にも余命2ヶ月の末期がんの宣告が。
絶望の中、彼は残されたすべての時間を子供たちのために生きることを決意する…。

”海を飛ぶ夢〟”ノーカントリー〟で当時世界最高の男優といわれたハビエル・バルデム。
死を覚悟した人間の力強く美しい姿をこれ以上なく表現していて、まさに魂の演技だ‼︎

自分も父親だから、子供を残し死するウスバルの無念さを思うと心が張り裂けそうだ…
最後の最後まで子供たちのために命を燃焼する姿に父親としての”生き様〟をみせつけられ、自分ももしもの時はこうありたいと思わされる。
人間は死を意識すると、人生の景色が変わるのか…
すべてが美しくみえるのかもしれない。

アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督が父に捧げた入魂作であり、彼の最高傑作です‼︎

“パパのことを忘れないで欲しい”

一見美しい映画ではない。スペインという陽気で明るい国のイメージとは裏腹に、描くのは移民、裏取引、麻薬、虐待などの現実的すぎるテーマ。ウスバル（バビエルバルデム）はその中心にいるような人物であったが、癌で余命2カ月と宣告されてから生きる意味を問い始める。

絶望的な世界の中で嘘のダイヤモンドを綺麗という娘や、どうしよもない麻薬中毒の妻をそれでも救いたいという想いや、溶けたアイスクリームを家族と手で食べる瞬間こそが“美しい”と気づかせてくれる。イニャリトゥ監督×バビエルバルデムの哀愁漂う演技は素晴らしいけど、全体的にちょっと暗すぎかな。

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【あらすぢ】🇪🇸🧔🏻ウスバルは移民に職を斡旋etcで稼ぎ２児を育てる👨‍👧‍👦霊能力者。その”終活”の物語📽。ね？分かりヅライでしょ？ww✨ターゲット観客層は親世代以降⤴️特に🚹男子(オトコ親)に刺さるのかなぁ🎯✨とても『オトコ臭い』毎日骨太🦴🥛なドラマ🦉✨解釈も観客に委ねられ…( •́ .̫ •̀, )ココロが消耗しまつ💍✨要覚悟

【🇫🇷カンヌ国際映画祭(男優賞)、🇪🇸ゴヤ賞(最優秀男優賞)、🇲🇽アリエル賞(最優秀撮影賞)など各賞４部門受賞🏆✨アカデミー(主演男優賞)など各賞23部門ノミネート】

☃️知らずに観ますたが『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(‘14)』『レヴェナント: 蘇えりし者(‘15)』の🎬監督作でつ

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