光のほうへの作品情報・感想・評価

「光のほうへ」に投稿された感想・評価

法月

法月の感想・評価

3.8

このレビューはネタバレを含みます

同監督の「偽りなき者」が胸に刺さったので鑑賞。

うーん、重い。辛い。
兄貴も弟も、「光のほうへ」というより「闇に向かって」って感じじゃないか。
なぜそんな生き方を選ぶ?
我が子が大事なら別の道を選べなかったのか?
もどかしい、やりきれない。

思いがけない場所での兄弟の再会。
瞬間交わす笑顔と笑顔。
ほっこりさせられるシーン。
それだけに、その後の悲劇が切ない。

ようやく希望の光のほうに向かって歩き出したかに見えるラスト。
これで少しだけ、気持ちが救われた。

この監督の作品、クセになる。また観るかも。
xxxxxxx

xxxxxxxの感想・評価

4.8

このレビューはネタバレを含みます

記録
『偽りなき者』で観た方に忘れられないほどの衝撃を与えた監督の映画です。
光のほうへ必死にもがけばもがくほど泥沼に嵌っていく。
一度も画面から目が離せませんでした。
観ていて苦しい映画でしたが俳優さん達の演技のお陰で少しだけ…ほんの少しだけ気持ち的に楽になれた気がします。
これからも監督の作品チェックしていきます。
らら子

らら子の感想・評価

4.0
なんとも痛々しい映画だった。
欧州の格差社会問題、低所得者や失業者のアル中問題やドラッグ問題はとても大きい。
社会階級の格差もあれば、雇用格差の問題によって若年層や移住者が職に就けないなどなどいろいろあります。
本作品の主人公兄弟はアルコール中毒のシングルマザーでネグレクトでした。
生まれてまもない弟を二人で面倒をみるんだけれど、原因不明の突然死してしまいます。
映画の最初からこのシーンです。とてもかわいがっていた二人なのに。兄の虚無な目が忘れられません。
それから兄弟はどう育ったのかはわかりませんが、トラウマを残したのは至極当然。
兄は頭に血がのぼると凶暴になり、失恋したのを切っ掛けに関係ない人を殴り服役します。
弟は家庭を持ったけれど、妻を交通事故で亡くし、息子を大事にしているもののドラッグ中毒。
母親が死亡し再会する二人。母親が共同住宅を購入していたので大金が入ります。
兄は遺産を放棄し、弟に譲ります。弟は息子のために一儲けしようと企むのですが、その方法が・・・。
どうしてそこで子供のために真っ当になろうとしなかったんだろう。
確かにドラッグやアルコールに逃げるということは心が弱いからだとは思います。
でも、彼には大事にしている子供がいるのに><
兄もいろいろあり、弟も警察に捕まり、刑務所で再びの再会。
そのときに、弟は兄に言います。もっと早く会っていればよかった。もっといろいろ話したかったって。
そうしていれば、違った道を二人は歩んでいたかもしれません。
そして弟は最悪の道をすすみます。
人生は変えられるとか本人次第とよくいいます。確かにそれも一理あるとは思いますが、道を変えることはそう容易にできることではないし、自分はそうしたくても、物理的な問題とか環境の問題とか本人にはどうしようもない問題もあるわけです。
北欧ドラマや映画って、どうして画面が青いんだろう。その青さが悲しみを助長しています。
ラストには胸を打たれジーーンときました。
映画では描かれていませんでしたが、私はなんかこれからに希望を感じました。
だって弟の子供の名前が・・・(T_T)
タイトルどおり、二人で光のほうへ行くだろう、行ってほしいと思いました。
PalmaRosa

PalmaRosaの感想・評価

4.0
どんよりと暗い北欧の冬の感じが終始画面を覆っている。この雰囲気好き。
重くて、辛い・・・。でもまた観たいと思う。
どこまでも暗い過去と現実から逃れることができない2人の日常。
負の連鎖をいつか、誰かが断ち切らなければならない。
幼いマルティンにその重荷を背負わせてしまうことがなんとも辛い。
朝子

朝子の感想・評価

3.6
因果のない罪をどうすればよいのか。
兄は見ないように生き、
弟は毎日、目にする。
解はないが、応報がつきまとう。
本当は忘却に埋める方が良いのだ。
丁寧に丁寧に埋葬するのが。

簡単ではないのは、
その原因で分かってはいる。
ただ、潜水艦(サブマリン)が光のほうへ、
やっと浮上する、最初であり最後の、
あの祝福の光しかない場面に救いを見る。
HORI

HORIの感想・評価

4.2
辛いことばかりだけれど、なぜか前向きになれる。
生きていくしかないんだと。

序盤の赤ちゃん死なせちゃう件は、ズンと来る。
デイ

デイの感想・評価

4.3
重いなーぁ(T_T)。
やり切れないなーぁ(T_T)。

それでも、冒頭から映画の世界にぐいぐい引き込まれてしまった。

もう、冒頭から心が苦しい。かなりのショッキングシーン。前情報入れて無かったから…。
胸が痛い(T_T)。痛いよー。胸が痛いよー(T_T)。

母親がアル中のクズで、その下(もと)に育った兄と弟。
そして、不幸な事故。

そこから、大人になり
兄のニックは恋人のアナに捨てられ、暴力沙汰を起こし、刑務所に入っていた。
そして出所して、専用のシェルターで暮らしていた。

弟は結婚したけれど妻が交通事故死。
シングルファザーをしている弟だけれど、亡くなった妻共々ヤクのジャンキー。
(弟の名前が無い…出て来ないのが気になった。)

とにかく、弟の息子のマーティンくんがが可愛くて可愛くて。(演技が上手ーいの!!)
健気で可哀想で可哀想で…(T_T)。

ママが死んでしまって、パパから見捨てられてしまう恐怖をいつも感じていて

マーティンが抑えていた不満を爆発させて大泣きするシーンは涙涙(T_T)。
私もマーティンを強くハグしてあげたかった。

映画を観ながら、弟に対し
「お願いだよ!!」「お願いだから!!」
って祈るように観てたのに。

あなたはマーティンだけが生き甲斐で”生きてゆく源”では無かったの?
警察に捕まってホッとしたのに…。

だから弟が”選択した事”が許せなかった。
とてもとても許せなかった。
でも、矛盾しているけれど、弟の気持ちが分かるツラさ(T_T)。
疲れちゃったんだね…。

親からの愛に恵まれず、大きな不幸な事故もあっても、兄弟は心の底から悪い大人にはならなかった。心はとても優しい。

家族の愛を全く与えられず育ち、だから兄も弟も家族の愛…結婚して幸せな家庭を持ちたかったのよね…。

上手く行かないように人生回ってしまうまんなんだなー。
やり切れない…。


ラストは冒頭と輪っかのように繋がっていて、涙涙(T_T)。

一筋の光があって良かった。
「光のほうへ」向かってこの先、手を取りながら、きちんと生きて行って欲しいと強く願いました。


※追記
ニックの隣の部屋に住んでいるソフィーの子供、マーティンと同じ年頃の5歳ぐらいの男の子…どうなったのだろう…
そこも描いて欲しかった。




マッツミケルセン主演の「偽りなき者」のトマスヴィンダーベア監督作品。

今年はなんだかんだでデンマークの映画を観てるなー。
スザンネピア監督も同様に素晴らしい監督だと思う。

デンマーク映画…ハマったかも…(インドじゃなかったのかな?(^_^;)…。)
Aki

Akiの感想・評価

4.2
鑑賞から時間はかなりたっているが凄く重く苦しい人生に1筋の光が射し込むような映画だった
退屈だけど、いかに北欧のいいところだけが日本で取り上げられてるか、現実を直視するにはいい映画。ストーリーさながらの、長くて暗い冬の感じもリアル。
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