光のほうへの作品情報・感想・評価

「光のほうへ」に投稿された感想・評価

aymm

aymmの感想・評価

4.7
ここ最近勝手に北欧週間していて、10本以上観てきたけど、これは中でもTHE北欧映画。
薄靄のかかったような色合いがずっと物悲しさを漂わせている。この寒々しさがたまらない。
内容も、ジャケットからかけ離れた暗さ。家庭環境に恵まれずに育った兄弟が現実の苦しさにもがきながら生きる姿を描いている。彼らの唯一の望みは子どもの存在。
救いがないようだけど、確実に「光のほうへ」向かっていると思わせてくれる。
こんなに暗いのにもう一回観たいと思えるのは希望が見えたからかな。
兄パートから弟パートへの切り替え、伏線や光と闇の写し方がオシャレなのも見所。
161.
子供時代に背負ってしまったものを大人になっても引きずったまま悪い方へ悪い方へと、

全体的に映像も暗めだし、
もうどこまでマイナスに行ってしまうんだろうと思いました。

切ないとか辛いとか、
言葉で言い表せないもの。

家庭環境って大事なのかも。
ラストは光であってほしいです。
ぶん

ぶんの感想・評価

3.8
二人の兄弟の救いようの無い暗い生活が、二つのドラマに分けた様にそれぞれ進んで最終的に二つが合わさる。
意外な所で出会ったどん底の二人が何故か嬉しそう。
なのに悲劇は容赦なく続いて、もう勘弁してよと思いたくなった。

でもやはり「光のほうへ」

過去の過ちをやり直せるチャンスに生きる意味を見い出せたニックと、同じ席を選んだパパの様な人と出会うマーティン。手を握った親子の様な二人に光が見えてジーンとなった。
yume

yumeの感想・評価

4.6
胎児は外の光を目指して子宮から頭を突き出すらしい
光に満ち溢れていると思ったこの世界は実際どうだ?戦争だって殺人だって差別だって何でも起こる
「俺たちは悪くなかったよ」
『SHAME』という作品でも似たようなセリフがあった
親に愛されなかった子どもがもう一度光を信じて突き進むにはあまりにも酷な世の中だ
kny

knyの感想・評価

3.5
冒頭の子供時代から、ラストの教会でのシーン。とてもシンプルでわかりやすいけどなにか透き通っていて好き。
ラスト(光)に向かって行く北欧らしい負の色が強い物語。
DarcyAnam

DarcyAnamの感想・評価

3.0
兄弟の再会の場所がいつも最悪過ぎる。
てっきり弟は幸せな家庭を築いているものだと思ったのに。
自分が親にされた事はやはり自分の子供にもやってしまうのか。
微妙なすれ違いからこうなってしまったのが悲しい。
gdbsdta

gdbsdtaの感想・評価

3.3
荒んだ生活で育った兄弟の話。
どうしても追ってくる負がツライ。
絶望では無いのが救い。
あじむ

あじむの感想・評価

4.8
ダンサーインザダークかよってくらいの鬱映画。最高でした。


これはえげつない。アル中の母親からネグレクトにあう兄弟。冒頭の少年時代から突然大人になった彼らが描かれているけど、この移り変わり方があまりにも秀逸。

10歳にも満たないであろう兄弟の楽しみ方が、親の酒を盗みクラブミュージックを聴いてはしゃぐ。一見楽しそうな光景の裏にあった悲しさと切なさを感じずにはいられなかった。

わずかしか描かれなかった少年時代。愛を知らずに育った事が、いかに彼らに大きな影響を与えているのか。それが痛いほど伝わってくる。彼らのもがき苦しむ様があまりに悲しすぎました。

一番印象に残ってたのは、少年時代の兄弟が、まだ生まれて間もない赤ちゃんに教会の真似をして名前をつけるシーン。
電話帳をなぞり、そこから適当に決めるんですよ。何の意味も考えず、それっぽい名前を。こんなに悲しいことは無いんじゃないですかね。親からどれほどずさんな扱いを受けていたのかをこんな形で表現するなんて辛すぎるよ、、


その後の人生で、これでもかと言うほど辛い目にあう兄弟。そんな中、ラストで見せてくれる本当に儚く、微かな光。もうこれは泣くしかなかったです。これぞ傑作、素晴らしかった!
育児放棄を題材にしたデンマークの作品。幼い頃に愛情を持って育てられなかった兄弟が、大人になっても上手く人間関係を築けない。本人達に悪気はないのに、感情をコントロールできずに、自分や他人を傷付けたり。

途中2度に渡って挿入される赤ん坊の姿はじめ、北欧らしい美しさに満ちた映像が印象的。しかし、この美しさが兄弟の辛い境遇をより際立たせているとも言え、ある意味、残酷な作品でもある。

同じデンマークの作品で、家族環境に恵まれない子供を描いた「きっと、いい日が待っている」は、辛い描写の中にも映画らしい創造的な演出が加えられ、驚きのある作品だったが、この「光のほうへ」はひたすら状況描写が続く感じ。
言葉にならない不安や焦りの表現がとてもとてもうまいと思った。兄は酒で、弟は薬で漠然とした「満たされなさ」を埋めようとしたけど、本当に必要だったのは許しだったんだよなー。いざ向き合おうと思った時には、兄の右手も、ふたりの距離も、もう取り返しのつかないことになってた。悲しい。

でも、弟のあのひとことで兄は先を見つめることができるようになったよ、
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