光のほうへの作品情報・感想・評価

「光のほうへ」に投稿された感想・評価

さ

さの感想・評価

3.2
救われない、しんどい
「貧困は貧困を生む」がよーく描かれている
matsu

matsuの感想・評価

4.3
2010年デンマーク映画。「偽りなき者」のトマス・ヴィンターベア監督作品。

負の連鎖が止まらない!! (邦題からは予想できないほど)この作品は重いし、超きつかった。見ていて本当に辛かった!!


〜〜以下ネタバレあり〜~

映画序盤、中学生の兄弟(兄ニックと弟)が力を合わせて何とか生きている様子。

母親はアル中で育児放棄!!父親はいない。酒がなくなると子供に暴力を振るう。赤ん坊(2人の弟)は兄弟でミルクを作ったりオムツを変えて世話をする。

ある夜、泣き止まない赤ん坊の様子が少しおかしい。翌朝、赤ん坊は死んでいた。あんなに頑張って世話したのに…

(約20年後) 兄のニックは暴力沙汰を起こし服役した後、職に就かずに臨時宿泊施設で暮らしていた。施設では隣の女性ソフィーとH友達になる。ニックはアルコール依存症である。

ニックは以前に恋人(アナ)がいたが自分との間にできた子供を堕ろされ、恋人は離れていった。今は別の男性と結婚し子供がいる。

ニックはアナの兄イヴァンが若者に絡んだため殴られ倒れている所を救う。その後、イヴァンに隣の女性ソフィーを紹介し一緒に酒を飲む。出かけて目を離した時に、イヴァンがソフィーを殺害してしまう。ニックはなぜかイヴァンをかばい刑務所に入れられる。

ニックの弟は息子のマーティンと2人で生活していた。妻は数年前に交通事故で死亡。

ニックの弟は麻薬中毒であった。マーティンがいてもトイレにこもり注射を打つ毎日。その日暮らしでマーティンにご飯を食べさせたり食べさせなかったり。幼稚園の弁当も用意できない事が多く、マーティンは友達に食べさせてもらえ、と父親から強く言われる。

そんなある日、ニックとニックの弟は母親の葬式で久々の再会を果たす。母親の家が売れて大金が手に入ったが、ニックはその金を全てニックの弟に渡す。(マーティンが心配なため)

あろうことか、大金が手に入った直後にニックの弟は麻薬の売人になる。

しばらくたって金回りは良くなったが、ニックの弟は警察に逮捕されてしまう。マーティンは孤児の施設に預けられる。

刑務所の休憩所で金網越しに兄弟は再び会い言葉を交わす。
(昔を思い出して)「あの時俺達は頑張った、精一杯やった」

言葉を交わした翌日、息子に2度と会えないかもしれないニックの弟は自殺してしまう。

ニックはイヴァンをかばって捕まった事がわかり、釈放される。

ニックの弟の葬式で、ニックとマーティンが手を握り合う。一筋の光がそこに見える…

非常につらい、救いようのないストーリーでした!!

この映画を見て、子供の教育や子供を健全に育てることがいかに大切な事かを再認識しました。子供を健全に育て大きく羽ばたかせる事…それがこの世の中で実は一番尊いことなのかもしれない!!
DVDで。

アル中の母親に変わって名前も付いていない赤ん坊の弟の育児をする幼い兄弟。ある日、赤ん坊が死んでしまう。

そこから場面が変わり、大人になった兄のパートで母親が死んだこと、弟は子供がいるってわかる。
兄は荒れた生活しているのに弟は家庭を持っているのかと、育った環境が一緒でも、一方は独り身のその日暮らし、一方は幸せな人生を歩んでいるんだって思ったのに。
弟パートに変わったら、それがそうじゃなかったのが上手い作りだなって思った。弟は弟で薬中でどうしようもない状態。

そんなしんどい境遇の兄弟、兄は元カノの兄を庇い、一時殺人容疑で捕まる、弟は薬の売人容疑で捕まる。刑務所内で一瞬出会う兄弟。切ないね。その後、弟は自殺。兄は怪我した右手が壊死して切断。弟の息子のマーティンと一緒に弟の葬儀へ。そこでマーティンに君の名前の由来を教えてあげると。マーティンの名前は死んだ赤ん坊からとったのだった。

なんというか、ただひたすらしんどい兄弟の話よ。もうここまで負の連鎖が続くんですか!?状態。それを淡々と描く。感動的なBGMとかなし。

お兄ちゃん役の人、どこかで見たことあるような顔だなって思ったら『THE GUILTY ギルティ』の人だった。こちらの作品では髭面なのですぐわからなかったわ。
しゅり

しゅりの感想・評価

4.5
「粉雪が舞う切ない再会のシーン」でこれ以上のものは見たことがない めちゃくちゃ良かった
静かに重苦しく進んでいく暗くて悲しい物語だけど映像がずっと白基調で明るくて、ほんのり軽快な音楽で、意外と笑顔のシーンが多い それがまた胸に迫ってくる
leyla

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3.8
どこまでも悲惨。淡々と悲劇が描かれています。

アルコール依存症で育児放棄する母のもと、生まれたばかりの弟を世話する兄弟。可愛がって育てていたのに、赤ん坊の弟が突然死し、心に傷を負う2人。

大人になり離れ離れの兄と弟の暮らしぶりが描かれ、やがて二人は再会する…。

負の連鎖は止まらないんだと思わされる。
貧困は貧困を生み、なかなか這い上がれない社会の仕組みがある。

ラストに、少しだけ光のほうへ近づけたのではないかと思う。
酷い人生だったとしても、兄弟の優しさと父性は本物だったのが救いだった。

この手の負の連鎖の話やダメ人間の話は多々あり食傷気味だったけど、冒頭の赤ちゃんの洗礼のシーンから、最後まで惹きつけられた。

兄役のヤコブ・セーダーグレンは「ギルティ」に出てました。ヒゲがあった方がいいかも。

評価の高い「偽りなき者」も観てみたいと思います。
犬

犬の感想・評価

3.6
Z

幼い弟の死を受け入れられず、心に深い傷を残したまま育った兄弟
お互いにかかわることなく別々の人生を歩んでいた2人だったが、アルコール依存症だった母親の死をきっかけに再会
久しぶりに2人は気持ちを通わせようとするが……

ヤク

重たい話

それぞれ
複雑な人間関係

子育て
暮らしぶり

家族
ホッコリする感じもあり

心も体も寒そうでした
raga

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4.5
人は聖人君子ではないけど、誰かを守りたい、頼られたい。優しさが生きる道標となり孤独ではないことに喜びを得る。社会不適合者と見放される人も同じく優しくありたいと渇望する。その優しさが社会規範にそぐわなくても彼らは決して孤独ではない。この主題をあくまでも彼らの目線から描写する手腕から作り手の優しさが滲み出る。人との繋がりと記憶が清々しい。
misaki

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3.7
ことごとく不幸すぎる。

母親はほぼ育児放棄のようで、父親はいない。
そんな環境で育った兄弟2人。
大人になった2人のそれぞれを、前半、後半に分けて映していく。

不幸すぎるけど、最初から不幸だからそれを受け入れて生きている気がする。
希望とか夢なんて抱いた事ないって感じ。

デンマークの冬。寒そう。
一瞬のうちに絶たれる生命。
もはや運命の歯車は誰にも止めることはできないのか。重なる線が一つ二つと増えていくように暗闇が端々まで覆い尽くしては残酷なまでに運命のありとあらゆる選択を侵食する。そんな暗闇から差し込む光が見もし見えたとしたら、それは救済なのではなく生命が希求した根源的軌跡の一部なのであろうか。
kst

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3.9
原題 Submarinoはここでは、"水中に頭を突っ込まれる刑務所内での拷問" を意味しているとのこと。
幼い弟の死を受け入れられず、苦しんだ兄と弟。アルコール依存症だった母の死をきっかけに再会する。
邦題に救いを求めながら観た。
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