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YP子

YP子の感想・評価

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ネイティヴ・アメリカンのコミュニティ
ヴィレッジ(モーガンタウン)
スナッフ・ムーヴィー
ごみ投棄場から金に変えられそうな物を拾い、収入源
D.P.デップ ジョニー・デップの異母兄弟


グレゴリー・マクドナルドの同名小説の映画化。
自身もチェロキー族インディアンの血を引いているジョニー・デップが初めて監督・脚本・主演の3役をこなした作品。(BY WIKI)
脚本にはジョニー・デップのお兄ちゃんD.P.デップも参加!


ネイティヴ・アメリカン、家族、お金。
それを軸にしたお話。
私は素晴らしい作品だと思いました!
決してハッピーエンディングではないし、辛い事の方が多いお話だけど、観た後に何かが真っ直ぐ心にささって中々抜けないんです。この衝撃はなんなんでしょう。すごく考えさせられるお話。
ここまで人を考えさせる事ができる映画を撮った初メガホンのジョニーデップは、監督としてもすごいんじゃん!って思わざるを得なかったです。
そういった意味で、素晴らしいと感じました!


お金と引き換えに自分の命を差し出す契約(しかもスナッフ・ムービー)をし、最期の日までの猶予7日間を描いた物語。だから最初っから、逃げ出さない限り彼は死ぬんだ、っていう目線で観るから辛い。それに反して心が温まる場面もあるけど、たいていは辛くジョニーデップの表情がとにかく心にささる。

ルイスの耳をひきちぎってさらには首を絞めて殺した後、血だらけのままパパのところに行って玄関でパパを見るジョニーデップ演じるラファエルのあの表情。あの表情、ジョニーデップがするとやばい。迷子になった仔犬のような顔。

曲がった事や過ちも多かったであろうラファエル。何度も刑務所に入って子供たちと過ごせない時間も多かった。それでもあんなに嫁や子供に愛されてたラファエル。その犯罪はほとんどは家族の為だったんだろうなって思った。悪い人ではないから。他に選択肢がなかったんだよ、きっと。今回の契約のように...映画の後半からじわじわとラファエルの誠実さが伝わってきた。このシーンで!っていうのはないのだけれど、徐々に「彼のスピリットがあまりにも真っ直ぐでピュアだ」って感じた。家族を守るため。それには、自分の命をお金にかえるという選択肢しか残らなかったっていう事がものすごく辛く胸を打つ。まだ20代前半くらいだろうに...
モーガンタウン。その環境から抜け出す事の難しさや辛さ、こんななんでもある世界で生活してる私には到底分からないこと。だけど、自分のいる環境から抜け出したいのに、いろんな理由やしがらみで抜け出せないって事はある。難しい事なんだよね。


ロバート・ジョンソンの「クロスロード伝説」も隠されたモチーフなんではないかっていうレビューを読んで「確かに」と思った。ネイティヴ・アメリカンやブルース、スナッフ・ムービー、この映画を理解するには私にはまだまだ知識が足りないと実感。そして、ジョニーデップの監督としての奥深さを思い知りました。
胸を打ち、激しく考えさせられ、残されたこの余韻。初メガホンとは思えないくらいすごいと思う。


この映画をただただ暗いと捉える人もいるけど、暗いとは思わなかったな。暗いというか辛い。家族の温かさや愛を感じる場面も多いし、スーパーではしゃぐ親子のシーンは本来あるべき親子の姿でとても楽しかったし(やり過ぎだけど)。楽しそうであればあるほど最後の結末を思うと終始辛い。そして、観終わってからなんとも形容し難い感情に襲われる。で、考えさせられる。
だけど、暗いとは思わなかった。


モーガンタウンは、どことなく映画スワロウテイルの「あおぞら」に似てた。社会の隅っこに存在する廃品投棄場で生活用品を探す彼らは、イエンタウンの彼らと同じだった。そこに音楽があることも、人種のルーツがあることも、お金が絡んだ胸の張り裂ける想いの取引があることも。
あと、モーガンタウンに散らばる元々はガラクタで捨てられてたであろうおもちゃや椅子や生活用品はどれもかわいく映っていた。この一帯が醸し出す雰囲気はとても素敵だったな。この映画が暗く見えない理由のひとつかも。
遊園地はものすごく夢があって、かわいくて、温かいライトがキラキラしてて、すっごく素敵だった。ジョニーデップの世界観かな?センスが抜群にいいよね。すごく良かった。


あと何といってもジョニーデップがかっこいい。
とにかくずっとかっこいい。あの最高にかっこよかったギルバート・グレイプの4年後の34歳頃かな。シャツにデニムにウエスタンブーツにバンダナ(キャプテン ジャック・スパロウ巻き)。すっごいよれよれなのに、すっごいかっこいい!モーガンタウンの砂埃っぽい雰囲気とも合ってた。歩く時のブーツの音がいい感じだった。


音楽を担当したのはイギーポップ。カメオ出演もしてるよ。鳥の脚を食べる男役で(笑)あの存在感、すぐ分かる(笑)特別出演として、ジョニーデップが敬愛(わたしも)するマーロン・ブランドも!!彼のつくりだす空気感は、やっぱり最高。見入っちゃったもん。
しかもギャラが高額と有名な彼、こちらの作品には無償で出演してるんだって。
“マーロン・ブランドは1972年に『ゴッドファーザー』ではアカデミー主演男優賞に選ばれたが、「映画、TV業界のインディアン民族に対しての扱いが不当のため」を理由に受賞を拒否したことがあり、本作には無償で出演した。”BY WIKI


スナッフ・ムービーのカメラの前でズタズタに切り裂かれて殺されるラファエルを想っても、残された家族を想っても、とにかく心が痛い。
その引きかえた命の値段...たったの5万ドル。それでも十分家族とモーガンタウンを救える金額。だけどやっぱ命と引きかえにしては安すぎるよね。
私は行き詰っても貧しくても家族にだまって死んでは欲しくない。


胸の張り裂けるようなこの映画。


原作とは結構設定が違っていたりするようなので、原作も読んでみたいと思います。
それにしても34歳でこの作品を撮ったジョニーデップ、。。。恐るべし!!
もっと監督としても活躍してほしいな。


私生活がぐっちゃぐちゃのダメ男でもやっぱり彼にはものすごいけた外れの何か才能があるんだと思いました。
yukko

yukkoの感想・評価

4.0
ズシンと重い映画。
かなり引きずりまちた⤵
しばらく会う人会う人に勧めまくってた。
この映画を観た人と語り合いたい。マジで。
YooMee

YooMeeの感想・評価

3.3
先が気になり退屈しなかったけど、ジョニーの才能を讃えるほどでもない。
とらみ

とらみの感想・評価

1.5
退屈してしまった

奥さんが着てた水色のタンクトップの模様がポケモンのシルエットに見えたけどまさかね
LEON

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2.5
命の値段はいったいいくらなんだろう?

愛する家族のために男は自らの命を5万ドルと引き換え1週間の猶予を与えられる。
ゴミ捨て場にバラック小屋を建て住む人々の中のある1つ家族の物語。

最初で最後の〝死〟を家族のために使う決断は、考えようによっては幸せなことなのかもしれない。
家族のために自らの命を惜しいと思うことの方が悲しいではないか。

愛する家族、愛する者がいてこそ自分の存在意義がより確かになる。
愛さなければ、愛されることはない。

世の中が進むにつれあらゆる物事が合理化され便利な社会になるのは良いが、どんなに社会が進歩しようとも人は損得だけで物事の価値を計れるものではない…と、信じたい。

価値観の基準が個々に違うように例え命の値段が0円だとしても、自分の価値観に見合うのならば喜んで命を捧げるだろう..★,
嫁と子供を愛する役のジョニーデップが普通にイケメンだった、イロモノじゃなくてこういう役の方が好き。

なんというか悲しい映画
mayu

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2.5
なんかよくわかんないしこの時間になってもレポート手つけてないから明日ゼミ行くのやめたよ
Moomoooo

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2.4
2017後期37本目
インディアン関係だけど…すっごくわかりにくいし、これを描いてジョニデは観客にどう思わせたかったのか…なんかわからん
あんま好きじゃない
dieさん

dieさんの感想・評価

3.6
ジョニー・デップが監督、脚本、主演を務めた作品。ジョニー・デップのルーツが詰まった映画といえます。私はとても好きな作品です!
命を捨ててから大切なものに気付き、取り戻していく姿がなんとも切ない。
ラストのエレベーターに乗り込む時の気持ちを想像すると胸が締めつけられる。
●( ●'98 7/?〜 名画座上映
(初公開: '98 3/27〜5/29 シネマライズ)
配給: ギャガ
ワイド(ビスタ) DOLBY
国内: DOLBY SR
7/14 12:05〜 ギンレイ・ホールにて観賞
フィルム上映 ドルビーA映写
※寝る。

同時上映:
「ジャンク・メール」
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