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耳に残るは君の歌声
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目次

耳に残るは君の歌声の作品紹介

耳に残るは君の歌声のあらすじ

父が出稼ぎに出かけ、祖母のもとで暮らすユダヤ人のフィゲレ。戦争で村が焼かれ、港へ逃げ延びた彼女は、船に乗せられロシアからイギリスへたどり着く。キリスト教家庭の養子となるも、言葉が通じず孤独ななか、あることを機に父との思い出の歌を口ずさみ…。

耳に残るは君の歌声の監督

サリー・ポッター

原題
THE MAN WHO CRIED
製作年
2000年
製作国
イギリスフランス
上映時間
97分
ジャンル
ドラマ

『耳に残るは君の歌声』に投稿された感想・評価

3.6
ロシアに住むユダヤ少女が、ホロコーストだけでは無く、色々な地で差別や迫害で苦悩していた人がいた事を、1人の女性を通して見せてくれると同時に、この時代女性が1人で生きて行く事の難しさと厳しさを教えてくれる悲しい作品。

本作前のスリーピーホロウで、ジョニー・デップとクリスティナ・リッチに魅力を感じて鑑賞した作品だが、当時はかなり失望した記憶が。ケイト・ブランシェットや、ハリー・ディーン・スタントンなどキャスティングも素晴らしいが、キャスト目当てで鑑賞するとガッカリするかも。

1927年ロシアの寒村に生まれたユダヤ人少女フィゲレは、美しい歌声の父親と優しい祖母3人で、貧しいながらも幸せに暮らしていた。しかし生活は困窮し、大好きな父親はアメリカへ出稼ぎに行く事に。その直後村は焼き討ちあい、祖母から父親の写真と金貨数枚を持たされ脱出するも、単身行き着いたのはイギリスだった。
フィゲレは、イギリスでスージーと名付けられ養父母に育てられる。英語を話せない事や宿無しのロマ人と学校で偏見に晒されながら、それでも美しい歌声を見込まれ歌を習う事に。大人になり美しい歌声と美貌で、父の写真を手にパリへ単身移り住み、コーラスガールとして働く事になるクリスティナ・リッチが演じるスージー。アメリカにいる父を探す資金を貯める為に努力をするのだが、ケイト・ブランシェットが演じた友人ローラやジョニー・デップが演じたロマ人の恋人チェーザーとの交流に光も見えていたのだが、第二次世界大戦勃発により更なる苦しみに見舞われてしまう。

ユダヤ人少女フィゲレが、大好きだった父親と再会出来るのかと言う過酷な旅と、過去を見つめながら自分自身を見つめ直す旅を描いた、とても重厚なストーリーだが、断片的に描かる事による展開の速さと、一部抽象的な内容などにより中々感情移入しずらかったのは残念だった。とは言えこの時代の悲惨さは、誰もが知る所にあるので色々と想像をしながら見ると、スージーの苦悩は痛い程伝わって来るので、観ていてとても悲しいし、残酷さでは無くとても綺麗な世界観で描かれているのが印象的で、これまで見てきた作品とは違った悲哀が感じられた。
メインであるラストも、もう少し丁寧に描いて欲しかったが、それでもしっかりと感動を味わえるだけの素晴らしさも。

クリスティナ・リッチの凛とした表情や悲しい眼差し、透明感のある歌が、スージーの味わってきた苦悩を上手く表現していて良かったし、ケイト・ブランシェットの友人ローラの、この時代を上手く渡り歩く、男性に媚びる悲しい性格が、スージーの悲哀を強調していたのは素晴らしかった。
ジョニー・デップが演じた無口なロマ人のジプシーとしての艶めかしい魅力はとても印象的。

正直作品の面白さとして、誰にでも進められる映画では無いが、差別や偏見を第二次世界大戦前後の悲惨な時代を通し、ユダヤ人女性の目線で見れるので、興味が有る方は是非。
Omizu
2.9
【第57回ヴェネツィア映画祭 コンペティション部門出品】
『オルランド』サリー・ポッター監督作品。ヴェネツィア映画祭コンペに出品、NBRでは助演女優賞(ケイト・ブランシェット)を受賞した。

終始どうでもいいと思ってしまいあまり面白さが見出せなかった。もちろん潤沢な予算をかけた美術や衣装は素晴らしいが、話として興味が持てなかった。

ケイト・ブランシェット、ジョニー・デップといった豪華キャスト陣も特に印象に残る演技もなく。これはサリー・ポッターにしては不発だったんじゃないかなぁ。

ユダヤ人の女性が激動の時代を生き抜いていくという大河ドラマで、その舞台立てはよし。だが家族や愛、友情の物語がかなり地味で惹かれるものがない。単純に面白くない。

サリー・ポッターに求めているのはこんなもんじゃないんだよなぁ。全体に浅く凡庸な話をなぞっただけに思えてしまった。ブランシェットやデップは好演しているしクリスティーナ・リッチの存在感もいい。だが脚本があまりにも凡庸。つまらなかった。
 う〜ん…なんか中途半端、
邦題から想像すると、切ない音色と感情…の筈だった…
 冒頭、別れのシーンから少女期まではその雰囲気たっぷり出てたんですが…
 少女からクリスティーナ・リッチへと成長してからの展開は…
 相棒ケイト・ブランシェットの、彼女らしい優雅で自由、時としてコミカルな…そして、
 美しいクリスティーナ・リッチの純粋で危険、流離うロマニーな…
 この二つのロマンスの物語です…

 そこへ、イタリア男の強くて美しいオペラと忍び寄るナチスのホロコースト…前半の空気感は父親の皺くちゃな写真の様にぼやけていきます…

 駆け足で本題に戻った様なラストも、何ともアッサリで、劇的になる筈だったフィゲレ(クリスティーナ・リッチ)
の歌声も……


 ジョニデは、寡黙に彷徨う白馬の王子様…相変わらず何をやっても絵になる男だ…

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