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第九交響楽
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『第九交響楽』に投稿された感想・評価

菩薩
4.3
世の中が年明けのお祭りムードに浮かれ騒ぐなかで一人誰に気付かれるでもなく公園のベンチで狂凍死する男、あまりにも藤澤清造過ぎてビビるしそっからジルベスターコンサートが始まるのがマジで年末年始。そうして自殺で幕を開ける話がまさか自殺で閉じていくシナリオの緻密さにやられるし、坊やの白雪姫の人形劇が大人の憎悪劇へと拡大されていくのに尚の事ビビる。『沼の家の娘』と同年?でありながらあちらがヒトカゲならこっちはリザードンくらいに進化している出来の良さに目を見張る。ただ終盤の法廷劇を省けば90分で収まったよな〜と思うと若干う〜んではあるが、それでも100分でこのボリュームは流石としか言えない。子を手放した実母がベビーシッターとして屋敷に潜り込む時点で結末は決まった様なものだが、そこまでの話の運び方が本当に上手いと思った。インチキ占星術師の法廷での胡散臭さに笑う、その三下(?)の暴露本出しますけどどうします?の詰め方嫌らし過ぎる。家庭内での女同士の確執、観ているこっちがやられるからやめて欲しい。
3.0
少年の親権をめぐる複雑な男女関係という、しっかりメロドラマやってて驚いた。オペレッタというより舞台上の演奏/歌唱シーンが長くて、品が良くても冗長なだけでは当然退屈。後にキャメラマンが変わってから、物語に見合った格調高さが生まれるのか(ラストカットは今までの話が吹っ飛ぶくらい良かったんだけど)。
舞台上の芝居と外の現実をアクション繋ぎする編集はふざけてるのか知らんが、音がブツ切りになってて下手というか怖い。
サーク監督がナチスドイツ時代に作った最初のメロドラマ。ゲッペルス宣伝大臣から功労賞を送られサーク監督の出世作となった。原題「Schlußakkord(最後の和音)」。

貧しいドイツ人女性ハンナ(マリア・フォン・タスナディ)は、幼い息子を孤児院に出し、金を横領した夫とニューヨークへ移住する。しかし夫が死亡。ハンナは病に倒れるが、ラジオから流れてきた第九交響曲を聴き、ドイツに置いてきた息子に会うために帰ろうと希望を見出す。その頃、息子はオーケストラ指揮者ガーベンバーグと妻シャーロット(リル・ダゴファー)の養子に迎えられていた。帰国したハンナはガーベンバーグ家に子守りとして雇われることになり息子と再会するが。。。

典型的なナチスの国民向けプロパガンダ映画だった。悪妻シャーロット(=ワイマール共和国時代の象徴)の退廃性を批判し、故郷を想い帰って来たハンナを健全な第三帝国の模範として描いている。ただし、サーク監督によるシャーロットの描き方には同情も感じられた。

メロドラマの終着点に裁判を置くのは、サーク監督の後期代表作のひとつ「風と共に散る」(1956)で再び繰り返される。同作に登場する金持ち兄妹の屈折した人間像も本作の悪妻と類似しており、フラッシュバックの用い方も同様。本作が“メロドラマの巨匠”の原点であることを再認識した。

※悪妻シャーロットを演じたリル・ダゴファーはドイツ表現主義時代からのトップ女優。「カリガリ博士」のヒロイン役やラング監督の「死滅の谷」(1921)「ドクトル・マブゼ」(1922)など。ナチス時代はヒトラーのお気に入り女優として知られた、が非政治的立場を守り、戦後も西ドイツで活躍した。

※撮影監督は「M」(1931)で第2カメラを務めたロバート・バベルスキー。

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