第九交響楽の作品情報・感想・評価

第九交響楽1935年製作の映画)

SCHLUSSAKORD

製作国:

上映時間:98分

3.8

『第九交響楽』に投稿された感想・評価

圧巻。音楽シーンがどれも素晴らしい。サスペンス的要素もありつつ、裁判シーン、演奏シーンと最後のたたみかけが凄い。オープニングのパーティから公園までの流れもお見事。そのあとアメリカからヨーロッパに舞台…

>>続きを読む

サーク監督がナチスドイツ時代に作った最初のメロドラマ。ゲッペルス宣伝大臣から功労賞を送られサーク監督の出世作となった。原題「Schlußakkord(最後の和音)」。

貧しいドイツ人女性ハンナ(マ…

>>続きを読む
ユロ
4.8

話の運び方が相変わらず上手すぎる。
サークがカメラを向ければその辺の道端でも映画的空間にしてしまうのではないか。
子供の人形劇がそのまま本筋へのメタファーになっていく不気味さ、構成力に心底脱帽する。…

>>続きを読む
pherim
3.7

子を置いてナチスから逃亡した若い夫婦。夫が収監された妻は、交響楽指揮者の養子となった子を求め、乳母として指揮者宅へ潜り込む。

不倫と良心巡る藪の中展開へ、のち亡命する監督自身の不安が映り込む特集《…

>>続きを読む
海を隔て演奏を聴くやつは救われ、ドア1枚隔て演奏を聴けないやつが死ぬ 『小悪党』にもあった音楽への過剰な信頼はなんなんだ
森下佳子のような奇跡がある サークと子供 子供を愛するやつもまた救済される
あ
-
第九がクライマックスにあるかと思ったらかなり序盤でやや燃え尽きたが(笑)、面白かった!
結局のところ真偽はわからず、肝心な指揮者の顔が見えないまま終わって不穏。こわー
yuzu
-

こりゃ圧巻!

今回の特集で観たダグラス・サーク作品、80分くらいのやつが多い中で本作は100分あったけど、まじで一瞬で終わったように感じた。

数々の名曲とともに紡がれていくストーリー!すげえね、…

>>続きを読む
素晴らしい!!死で始まり死で終わっていく。
レコードと遊具の回転を繋ぐモンタージュが印象的であった。
音楽によって死から復活して、女神のように後方に鎮座する主人公と息子が美しい。
4.5
このレビューはネタバレを含みます

圧巻の100分だった。
冒頭のアメリカとドイツの大きく海を隔てた別軸の話が見事に同調していく。
最後の裁判のシーンはどうも『羅生門』のようで、誰が正しいのか分からず、そのもどかしさがラストシーンに大…

>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます

白雪姫
劇薬ってあんなにあからさまにドクロが書いてあるのか。
たとえ夜用でも昼に買いに来いとさ。
11滴いれたようにみえた。でも最後の一滴は意図的にではなくてちょっとよそ見してる間にはいってしまった…

>>続きを読む

あなたにおすすめの記事