アランドロンとチャールブロンソンの2大スターが織りなす犯罪“金庫”サスペンス。

《クラシック映画観ようぜ》Part.Ⅱ、Vol.5。

例によってFilmarksパトロールで発見。
この企画だからアランドロンいいね、となり、物色してたら彼のカッコいいビジュアルとチャールブロンソンが一緒に出てるのか、と。

チャールズブロンソン、これは彼の出世作みたいな作品なのかな。もうこの時点で渋過ぎる。

イケメン過ぎるアランドロンと、渋過ぎるチャールブロンソン。この掛け算はちょっと画力がシャレになってない。

そして、出てくる女性が皆お人形さんか、というレベルで美しい。怖いぐらいに美しい。
あの“Papa,gone”のお姉さん、めちゃくちゃキレイだったな、もっと観てたかった。

もう、いちいち何でも絵になる、この映画。

戦争から帰ってきて働き口を探しながらウロウロしてる医者のアランドロンに、同じく戦争から帰ってきた男チャールズブロンソンが次の仕事に医者が必要だから手を貸せと執拗に絡んでくる。

ここから彼ら2人の奇妙な腐れ縁みたいな犯罪サスペンスが幕を開ける。

アランドロンが知り合った女が、横領した金を金庫に戻したいという話になり、それを手伝うついでに金庫から金を奪うつもりのアランドロン。

その成り行きになんやかんやと付き纏ってたチャールズブロンソンも居合わせることになり、何とか金庫を開けるも、何もない、だけどそこで2人が取っ組み合ってたらその弾みでドアが閉まって、2人は金庫に閉じ込められてしまう、、、。

そこから少しの間、ワンシチュエーション“脱出劇”。
犬猿の仲みたいな、男2人が、同じ部屋で、脱出を試みる。

“さらば友よ”
金庫の中で共に四苦八苦したことで、お互いを少し一目置くようになり、その後の話の展開の雰囲気も変わっていく。

それと時を同じくして、自分たちは奪っていないお金が消えて、警備員が殺されている。
それが見事に金庫に閉じ込められていた彼らに容疑がかかる。

だがしかし、その犯行の真犯人は、、、。

前から思ってたけどこの頃のフランス映画を観ると、本当に昼間からお水を飲むのと同じ感覚でワイン飲んでる。
その光景がまた絵になるんだからフランスのオシャレさ、恐るべし。

この最後の展開。
アランドロンが真犯人を誘き寄せながら、警察と共に真相に迫る。

からの、、、“誰だ？”。
なんて憎い男2人なのか。アランドロンとチャールブロンソン。

この2人の画力と話も面白くて一気に引き込まれて、これどうなるのかと思っているうちにあっという間に終わる、そんな映画。

真犯人側がごちゃごちゃと画策しようとするのも描いていて、皆んなの思惑がわかった上で色々錯綜していく様を観れるのはとても興味深かった。

※24年3月、映画オススメブログ、始めました。
●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○
『matchypotterと映画の秘宝』
https://matchypotter.com/
作品単発のレビューはここでやっているので、こちらは企画記事メインに挑戦したいと思います。
皆さん、時間がある時にでも見に来てください。
●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○


F:2641
M:1186

• #クラシック映画観ようぜ
• #顔面ドアップサムネイルの映画

突然ながら、感謝を込めて
…………
別れに言葉は不要
万感の想いを胸に【さらば友よ】

軍医中尉ディノ・バランと
外人部隊軍曹フランツ・プロップ
戦争帰りの二人は[美男と野獣]
アラン・ドロンの罪作りな男前
チャールズ・ブロンソンの正体不明
憎めないキャラの魅力爆発ムッキムキ💪
巻き込まれ型クライムサスペンス

クリスマス・イブの地下金庫破り
密閉されたメリークリスマス

表面張力のコインゲームが印象的
1発足りないリボルバーが招く結末

死線を越えた者同士にだけ芽生える信頼
信用できる者を[友]と呼ぶ
約束を破る者は[敵]となる

裏切り者と卑怯者だらけの世界で
勝利の声は短く一言
イェ〜👍
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

みなさん今までありがとうございました。

これからもよろしくお願いします。

• #なんちゃって最終回
• #悪党の流儀
• #古典の味わい
• #孤影の男
• #さすらいのクリスマス

アルジェリアから帰還した軍医のバランは、知り合った女性イザベルから盗んだ債券を金庫にこっそり戻してほしいという依頼を受ける。バランと知り合いのプロップは彼と共に債券を戻す振りをして金庫の中身を盗もうとするが、殺人の冤罪をかけられた上に、金庫に閉じ込められてしまうサスペンス映画。

フランスが世界に誇る名優アラン・ドロンが死去。享年88歳。「太陽がいっぱい」を初めて見た時の衝撃は忘れられません。巧みなストーリー展開とアラン・ドロンの魅力に引き込まれ、その後も彼の出演作を色々と鑑賞していました。心よりご冥福をお祈り致します。

彼がチャールズ・ブロンソンとの共演で話題になった一作。罠にはめられた軍医と軍人。危機的な状況から時に対立して、時に協力し合う。そして脱出を目指す。

イケメンのアラン・ドロンと男臭さ満点のチャールズ・ブロンソン。不思議な組み合わせですが、そこはやはり名優同士という事もあってか、相性の良さが徐々に浸透していく感じでしたね。

この主演の2人だけでなく、医学生のドミニク役にはブリジット・フォッセー。「禁じられた遊び」で有名な子役だった彼女が、女優復帰直後の作品が本作。アラン・ドロンと見事に渡り合っています。

全編大人な雰囲気の作風ですが、後半の空港での追いかけっこはゲリラ撮影してるのかと思うほどリアルな迫力。見所もしっかりとあるので、結構楽しめる仕上がりになっていると思います。

アラン・ドロン、数多くの名演ありがとうございました。ごゆっくりお休みください。