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昭和五十七年・四月ー。夜明け間近い、新潟県・親不知海岸。元漁師の安田源吾は、今日もまた小便で濡れた着物を引きずりながら、波打ち際をさまよっていた。夜毎の深夜徘徊ー。源吾はすでに老人特有のボケがはじまっていたのである。ボケた父と末期患者の母を抱えた、息子夫婦に安らぎはない。不治の病に冒され、死を待つだけの母の殺してくれという悲痛な叫び。安楽死と同様に、老人の痴呆も切実な社会問題である事を踏まえ、この映画は、ボケと安楽死をテーマに企画された。