明日の記憶の作品情報・感想・評価・動画配信

「明日の記憶」に投稿された感想・評価

shun

shunの感想・評価

4.2
泣いた。強いメッセージを伝えるような映画ではなかったけど、ありのままを見たような内容だった
バリバリ現役でアルツハイマーになるのは本人も家族も哀しく苦しい。記憶を失うことは老いより怖いと思った。
これ堤幸彦監督作品だったの?!
今の今まで気づかず。
ちゃんとした映画も撮れるのね…
殆ど家庭を顧みない猛烈社員(というのも既にこの時代にしても古いが)のサラリーマンが若年性アルツハイマーを患ってしまう。
自分も主人公と同じ年頃になって、急にこの映画の事を思い出した。
もし自分が若年性アルツハイマーになってしまったら。
そして自分は絶対にならないという保証は何処にもない。
もし自分が謙さん演じる主人公の様に愛する人の事を忘れてしまったらと思うと怖い。
そして余りにも切ない。
渋谷駅の再開発により渋谷警察のあるあの一帯はもう大分変わってしまった。
10年程前渋谷で働いていて、謙さん演じる佐伯営業部長が仕事先のビルに行く途中で何度も通った筈の道が分からなくなって迷子になるあの辺りはいつもお昼食べに行ったり仕事の帰りに本屋等によく寄ってたので馴染み深い。
電話で部下の女子社員(水川あさみ)がパソコンの地図見ながら必死に迷子の佐伯を誘導するシーンで「右手に牛丼屋が!」「うどん屋が!」とか、あ~あすこ入った事ある(笑)等と思いながら見つつもあのシーンは恐怖だった。
そして取り引き先の課長は大和田常務こと顔芸の人・香川照之。
結局遅刻した佐伯に確か「15分遅刻するという事は人生を15分無駄にするという事だよチミー!!ヽ(`Д´)ノガー」とスゲー怒る(笑)
初めは凄く嫌な奴だと思いつつ本当は厳しくも優しい、佐伯の事を会社は違えど同じ広告業界で働くサラリーマンそして中間管理職として「同士」や、プライベートでの付き合いはなくとも「友」だと思ってたのか、仕事を辞め業界を去る佐伯に掛ける言葉が本当に思いやりと労りがあって、心からの「お疲れ様」の言葉が見てる此方にも響いてきて泣けた。

しかし考えてみると自分は数字が覚えられない。
自分の電話番号も覚えられないし暗証番号も覚えられない。
それと人の「顔」が全く覚えられない。
昔の知り合い(らしき人)に街で「お久しぶりです」と声掛けられて「誰?」という経験が何度もあるのでアルツハイマー以前に病気かもしれない(--;)
Miyu

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3.6
すごく切なかった
最後の「お名前なんて言うんですか?」のところとか、ホントに見ててつらかった
でもこのくらいかたい絆の夫婦になれたら素敵だな〜と思った
mi

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3.5
夫を支えている様子が自身の母親に少し似ていて、途中切なくなった
Max

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-
切ない感動。泣けるよ。俺は泣かなかったけども。アルツハイマーは嫌だな。
もけ

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3.9
名作なのは知っていたのに、ずっと観ていなかった。
心に迫る演技でつらかったが、最後は静かな気持ちで物語を閉じられた。余韻が残る。
「アリスのままで」より優しい物語だと感じた。
若年性アルツハイマーを題材にした部分に目が行くが、そうか、夫婦愛の映画だったのか。
manami

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-
バラエティ番組で「裏回し」なんて言葉を最近ちょくちょく聞く。表立って番組を回すMCの他に、トークやリアクションなどで進行をさりげなくサポートする出演者のことを指すらしい。そして時にはMC以上に重要な役割を果たすとかなんとか。
この作品でその「裏回し」を担うのは、主人公の妻を演じる樋口可南子。渡辺謙演じる佐伯がモーレツに働いたり、少しずつ忍び寄る異変に気付かずにいたり、渋谷で恐怖の迷子体験をしたり、事実を知ってうろたえたり、その他諸々ジタバタしてる間、とにかく夫を支える、鼓舞する、励ます。
顔で笑って心で泣いている時の人間って、きっとこういう感じなんだろうなと思う。
それから画廊の経営者も善い人!介護ってどうしても家族で抱え込みがちだけど、あんな友だちがいたら少しは心が軽くなるかな。耳が痛くなるようなこともビシッと言えて、先々まで見据えて我がことのように心配してあげられて、良かれと思ってしたことで責められても友の痛みを察して「ごめん」と謝ることができる。なんて素敵なんだ、惚れ惚れするぜ。大切な友人に接する際は、私もかくありたいものです。
アルツハイマーが家族の絆を壊してしまうことも、実際にはきっとあるのだろう。このエンディングがハッピーエンドなのかどうかも、まだまだ私には判断できない。
だけど「昨日」までの思い出が深く深く沈んでしまっても、日記に「今日」の出来事が書かれることがなくなっても、「明日」も二人で生きていこう。記憶はなくなったわけじゃない、燃えつきた薪の下でまだ熱を放ってるよ。

119
渡辺謙の魂のこもった熱演。
原作の小説に感銘をうけた渡辺謙が自ら映画制作までこぎつけるという背景。

渡辺謙の映画初主演兼エグゼクティブプロデュース。アカデミー最優秀主演男優賞受賞。

ラストが特に必見です。

障害者施設に入ることを決意した主人公が、妻と出会った思い出の場所に身を流されるように若い頃の妻に連れていかれ(幻想)、そこで妻への愛を再認識する。
 そのまま寝てしまって翌朝起きると思い出の場所で妻と遭遇し、一瞬時が止まる。
 これまで献身的に支えてきてくれた妻を想いこれ以上介護に苦しめないため、施設に入れたほうがいいか悩む妻のためにも故意に妻を忘れたフリをし、施設入れるよう促す。
ラストショットは妻の名前(枝実子)が書かれたコップで妻を忘れていないことを表現したのではないか
記録

2006年の堤幸彦監督作品。いやあ、言葉が出ないね・・・。序盤の初期症状が現れる場面や主人公が追い込まれる描写の恐怖演出は、割りと本気でぞっとする。
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