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『永遠の語らい』に投稿された感想・評価

netfilms

netfilmsの感想・評価

4.0
 インドのボンベイにいる父親に会うために、7歳の娘とその歴史学者の母親が、船旅に出るところから始まる。出発点であるポルトを皮切りに、マルセイユ、ナポリ、アテネ、イスタンブール、アデンと回りながら、各都市の成り立ちを生きた教材として娘に伝えていく。当然観る側にもある程度の教養はいるが、各都市ごとになぜかガイドの人が2人に接近するという形で、最低限わかりやすくヨーロッパの歴史を教えてくれる。各都市の史跡をしっかりとカメラは納めつつも、出航のシーンは明らかに手抜きで、同じようなタラップのショットと波をかき分ける船底部分のアップが延々続く。アメリカ映画のテンポの良さや、起承転結のしっかりした物語構造に慣れた観客にとってはこれ程つまらない映画はそうそうない。最初のところで、かろうじてコミカルな犬と船の引っ張り合いがあるが、それ以外はヨーロッパの史跡のマニアでもない限り、厳しい画面が続く。それが映画がちょうど折り返し地点に行ったところで、徐々に動き始める。

 『メフィストの誘い』のジョン・マルコヴィッチ扮するアメリカ人船長が、カトリーヌ・ドヌーヴ、ステファニア・サンドレッリらと夕食を囲むシーンに、唐突に主軸が移る。親子の会話から、あっけらかんと夕食の集いに視線を変える。異なる国籍と母国語を話す3人の女性と1人の男性は文明論に始まり、それぞれの歴史観、政治観を戦わせる。スノッブな会話劇はそのまま世界地図の縮図のような様相を見せ始める。それを監督は長回しであくまで淡々と切り取る。衝撃のクライマックス。さざ波のような緩やかなショットで紡がれたこれまでの様相から一点、一気に活劇性を帯び始めるラスト5分間の暴走ぶりに失笑を禁じ得ない。突然、何の予兆もないところでアクションが起こり、日常は非日常の介入を許す。そしてそれは主人公に対して、時に残酷な結果をもたらすことになる。当時95歳だったオリヴェイラはおそらく、9.11以降のアメリカを念頭に置きながらこの映画を着想したであろう。だがアラブ情勢の混沌の中で、またもや大きな影響を引き起こしているように見える。マルコヴィッチと『メフィストの誘い』以来のコンビとなったオリヴェイラ作品の常連であるレオノール・シルベイラが娘に対し、アラブの成り立ちを切々と語るシーンがあったが、映画の中でフィクションとして起こったことが、しばしば現実と摩擦を引き起こす象徴的な恐ろしい場面になっている。
のんchan

のんchanの感想・評価

3.9
全く情報を入れず、ポルトガル映画❓
95分でマルコヴィッチ様を拝めるの❓
ってだけでレンタルした作品😁

当時95歳という世界最高齢で監督を務めたポルトガルの巨匠マノエル・ド・オリヴェイラ作品でした⭐️


今まで観たことのない驚きの仕掛けのよう❓
ラストがマルコヴィッチ様の驚愕した表情でロックオンしたままエンドロールが始まる😲


前半はまるで旅行ガイドビデオを見せられてるかのよう。

2001年7月、ポルトガル。リスボン大学で歴史学の教授をしているローザ(レオノール・シルヴェイラ)は8歳の娘マリアを連れて、インド、ボンベイにいる夫を訪ねるため地中海を渡る船旅に出ていた。まだ幼いのに母親譲りのようでマリアは、ポルトガル、マルセイユ、ポンペイ、アテネ、イスタンブール、エジプトの遺跡をめぐりながら興味津々で質問を浴びせている。ローザも大人言葉だが解るように、人類の歴史を娘に語って聞かせる。それは幾千年にも及ぶ地中海文明を巡る旅だった。

後半は船の中が舞台となる。その船の船長がジョン(ジョン・マルコヴィッチ)で、白い制服が精悍でスマートでとても素敵💕
マルセイユで乗船した実業家デルフィーヌ(カトリーヌ・ドヌーヴ)、ナポリで乗船した元モデルのフランチェスカ(ステファニア・サンドレッリ)、アテネで乗船した女優ヘレナ(イレーネ・パパス、歌を披露するシーンあり)の乗り合わせた3人の女性客が船長を囲んだテーブルは華やか🌟そこで繰り広げる会話がなんとまぁ大人で粋で知的なことか👏
その話し言葉は、各自がそれぞれの自国語を話していながら、ちゃんと通じ合うという洗練されたもの。

そして事件が😱


前半はガイドブックと思って観ても損はしないと思うし...私は貴重品として観れました💫
継

継の感想・評価

4.0
リスボンを出航し、地中海を巡る豪華客船。
インドで父親と落ち合うまでの道すがら、歴史学者の母親ローザは8歳の娘マリアに立ち寄る各々の都市の歴史を話して聞かせる。

火山の噴火で焼失したポンペイの街、破壊されたパルテノン神殿、キリスト教の装飾を漆喰で塗り潰してモスクに転用された大聖堂アヤ・ソフィア...
地中海に面した都市の悠久の歴史、文明、戦争。
積み上げた積み木を手で払うように、あまりに脆く儚く 滑稽なほど呆気なく崩れ去る日常の残骸。
母親はまるでおとぎ話のように、年端のいかない娘や観てるコチラにも分かる平坦な言葉を選んで、見てきたように語り聞かせる。

'03年, ポルトガル製.
マノエル・ド・オリヴェイラ監督。この時、実に95歳の作品です。

ヴァスコ・ダ・ガマの昔から大航海時代のヨーロッパを席巻したポルトガル。その巨大な記念碑が霧に霞むオープニング、自然光が照らす遺跡群 ー。
インド航路を開拓した祖国の栄光がゴールか?と思いきや、巨匠は過去からの連なりの上に成り立つ現代に向き合った、観る者を唖然とさせるゴールを用意していました。

マルセイユ、ポンペイ、ギリシャのアテナイ、イスタンブール、カイロ、紅海に入ってイエメンのアデン...。
ゴールデンウィークに、地中海の疑似ツアー的な気分で鑑賞♪
玄関口として海上から撮らえる各々の街の豊かな表情、
漁師の小舟の舳先に繋がれ、海に落ちそうになりながら必死に踏ん張る健気なワンコU^ェ^U、
市街を見下ろす巨大なディオニュソス劇場跡地の、階段上の客席とは別に設えた豪華なVIP向け座席、
利発な少女、彼女の質問に的確に答える知的な母親が、印象的。
クルーズの気だるさを伝える様にまったり進むストーリーは、連休のまどろみに良く似合って心地よいものでした(^-^)。

スコアは、これら地中海めぐりについて。
レンタルのジャケには、↑filmarksジャケに無いネタバレ文面が書かれていて、ウッカリ読んでしまった自分はそのせいで身構えて観ることに。
その「実際」は、確かにこうしたものなんでしょうが、、船長のマルコヴィッチの表情が全てを物語るようでした。

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上映日:

2017年01月07日

製作国:

上映時間:

92分
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