三部構成(地獄・煉獄・天国)からなる映像詩。
冒頭の「地獄篇」は戦争や暴力の記録映像をモンタージュで畳みかけ、次の「煉獄篇」ではボスニアのサラエヴォを舞台に、文学・哲学・政治にまつわる対話が展開。
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地獄・煉獄・天国の3部で構成されたゴダールの祈り。
「映画の原理とは 光に向かいその光で私たちの闇を照らすこと」
この作品は映画であるが、どうしようもなく現実を映しており、過去であり現在であり未来の…
通算3回目の視聴。アワー・ミュージックは、ダンテの「神曲」を準えて地獄・煉獄・天国の三部で構成されている。だがそこには物語ではなく、語ることの不可能性が据えられている。映画はここで、語るためではなく…
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