去年開催された、新宿でのゴダール展から、ずっと心の中に「刺さったままの魚の骨」の如く残っている、なにか。
勿論、アレは『イメージの本』から広がっていったん創作物なのだけれど、この『アワーミュージッ…
映画は言葉を伝達するための媒体ではない。
映画の主題が戦争、歴史、他者の苦痛、対話の不可能性のように複雑であればあるほど、それを言葉でうまく説明しようとした瞬間に矛盾が生じる。
だからゴダールは…
“死んだ蜂に刺されたことはあるか?”
“地獄編”では、洪水、子供、戦争、死体、映画、骨、戦国、絵画、爆発、絹、血。それらが意味を結ぶ前に衝突し、燃え、散っていく。戦のモンタージュ。歴史の断面。死のイ…
作品を審級にあてはめるために、そこにうつるものを数えることや手つきをなぞらえることが私たちには許されているし、それだけが表象から、仮構される真相へのまるで祈りのようなアプローチであることも否定しない…
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