広大なアルプスの山腹。人々から隔絶された地で、ほぼ自給自足の生活を送る4人家族。10代半ばの聾啞の弟は、その不自由さゆえに時に苛立つこともあるが、姉と両親の愛情を一身に受け健やかに育つ。あ…
>>続きを読む昭和30年代初めの高知県中村市。信用金庫に勤める楯男の夢は、シナリオ作家になり町を出ること。父は愛人を作り家には寄りつかず、母と祖父の3人暮らしの自分の境遇をシナリオの題材にと考えている。…
>>続きを読む新聞販売所で下宿をする予備校生の19歳の青年が、日々の配達先で知る各家々の家庭構成、性格など書き止め、×印を付け、自分だけの地図を書き始める。見下されながらも見下しているような捻じれた自尊…
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