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1936年の日々
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『1936年の日々』に投稿された感想・評価

菩薩
3.9
群衆の前で暗殺される左派の政治家、容疑者として逮捕される右派の青年ソフィアノス、収容先の刑務所で国会議員を人質に立て篭もり(この二人は同性愛の関係?)、彼を毒殺しようと試みる政府首脳だが…と、ストーリー自体は簡素なものの、ことごとく説明的な描写は省かれており(検閲をすり抜ける為とのこと)、正直よく分からず終いのところが多い。とは言え深読みはせずとも、アンゲロプロスの、腐敗した警察組織や政治家、政府関係者に対する映画による反抗的精神は滲み出ている。音楽を求める囚人を銃弾の力でねじ伏せてしまうシーンに象徴されるような、全編を取り巻くあの不穏な雰囲気が、恐らくは1936年、ないし当時の世相を物語っているのであろう。ペンは剣よりも強しであるべきだが、事実、剣はペンよりも強い。人も車も馬も、そしてキャメラも良く回るが、時代はなかなか回らない。単独で観るとなかなか淡白な作品ではあるが、監督自ら『旅芸人の記録』の前編に位置付け、そして『狩人』へと連なる「ギリシャ現代史三部作」の出発点ともなれば、其れ相応の意味を見出さずにはいられない。
Juzo
5.0
1936年のギリシャ。左派政治家暗殺の容疑で逮捕された男ソフィアノスが、拘留中に面会に訪れた右派議員を人質に取って籠城する。一人の囚人を巡り、右往左往する権力者たちの滑稽さと冷酷さを、アンゲロプロス特有の冷徹なスタイルで描き出す。
軍事政権下の検閲をかわすために編み出された「語らない」演出。重要な対話はあえて聞こえないように囁かれ、決定的な事件は画面の外で起きる。この「欠落」こそが、言論を封じられた当時のギリシャ社会の空気を、どんな台詞よりも雄弁に物語っている。
アンゲロプロス様式の萌芽とも言える、厳格な長回しと完璧に計算された構図。舞台となったクレタ島の要塞の荒涼とした白さと、そこに落ちる深い影が、出口のない政治的混迷を視覚化する。
ラスト、闇の中で放たれる一発の銃弾。それは、一つの事件の終結であると同時に、ギリシャが長く暗い独裁時代(メタクサス体制)へと突入する号砲でもある。歴史のうねりを、一人の男の籠城劇というミニマルな形式の中に凝縮させた、政治映画の静かなる到達点。
4.2
しっかり待たせて流れるタンゴの滑稽な最高さ...

軍事政権下の検閲をすり抜けるため、言葉を欠落させたりわざと声が聞こえないような表現をしたり、でも人質は実在の右派議員と似すぎで本人が怒り狂っていたとのことで、良い〜〜となっている。

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