1936年の日々の作品情報・感想・評価

『1936年の日々』に投稿された感想・評価

アンゲロプロス第2作。ワンシーン・ワンカット多め、カメラの動きも多め。1080°パンとかいう異常なショットも。

晴天のアンゲロプロス映画が新鮮。検閲回避の固有名詞代替。
4.2

しっかり待たせて流れるタンゴの滑稽な最高さ...

軍事政権下の検閲をすり抜けるため、言葉を欠落させたりわざと声が聞こえないような表現をしたり、でも人質は実在の右派議員と似すぎで本人が怒り狂っていた…

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3.5
地味である。
日本においてギリシャ近現代史の研究が希薄なる今日においてはその真髄に触れる事、これ難しいと言わざるを得ない。
すえ
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記録

テオ・アンゲロプロスの「ギリシャ現代史3部作」の1作目。彼の作品は『永遠と一日』以来。

長回しと360度パン。
フレームに現れる動きよりも、映さないことでむしろフレームの外に強く運動を感じ…

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右翼と左翼が均衡する中で、メタクサス軍事独裁政権が誕生したのかを描く。

群衆の前で政治家が暗殺された。犯人としてソフィアノスが検挙されるが、彼は空砲を撃っただけで自分は殺していないと話す。彼は監…

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3.0

テオ・アンゲロプロス監督作。

軍事独裁体制成立直前のギリシャを舞台に、左派政治家暗殺容疑で勾留中の男を巡る法曹界上層部の奸計を描いた政治サスペンス。

ギリシャの鬼才:テオ・アンゲロプロスの長編第…

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ウェス・アンダーソン「フレンチディスパッチ」の3章目を引き伸ばしたような印象。
終盤の夜の闇と平場の晴天の暑苦しさの対比が凄い。
昼寝
4.1

緻密に設計されたカメラと人物の動きに、馬鹿みたいな表現だけど「人が動いてる!」って感じがする。好き。
弁護士がボコられるときに、歩いていて塀の後ろに見切れるギリギリの場所で突然捕らえられるのとか良い…

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政治犯が面会人を人質に立てこもり、この二人の関係を知る者の証言者探しによって話が進行する。立てこもりの部屋はほとんど出て来ない。中心の事件よりもその周辺を際立たせていく作劇は一貫、演出手法は更に洗練…

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ドアを開けて別空間に移動しているショット。20分寝落ち×2をして巻き戻しをしたことでやっとリズムが掴めた。映像で吃る

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