ポルトガル・ヌーヴェル・ヴァーグの騎手、パウロ・ローシャの3作目。2作目の「新しい人生」(66)から、14年の歳月を掛け、日本側スタッフの協力を得て完成した作品。日本女性を愛し、日本についての著作を…
>>続きを読む過去と現在、西洋と東洋、映画と演劇、生者と死者の境を容易に行き来し、境界が曖昧に乱れてゆく様が楽しい。曖昧に乱れた境目の中で、妖しく浮かぶ盆踊りの踊り子たちも良かった。
もちろん難しい映画だし、長く…
✔️『恋の浮島』(3.7) 及び『曽根崎心中』’81(3.5)▶️▶️
確立評価された、文化·創作者の根っこに、今のメディア·スタンスで立ち返ろうとする2本。1本は複雑な感情で、1…
#27 女性映画人大会
むかし、岩波ホールで封切りしていた作品だと思う。
語り口が独特で、それが身につくまで、60分かかる。
それがわかれば、後半は知的展開で楽しめるのだが、いかんせん、全編3時間弱…
合間合間の詩的や死生観を含む台詞にセットと登場人物をすっぽりと写し込むカメラ、所々の一場面の長回しや立ち位置は演劇的な感覚の中で、異国の日本で日本人の伴侶を持ったポルトガル人モラエスの生涯を映す。
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モラエス(役)のたどたどしい日本語がなぜだか癖になるが当の本人は確かバッキバキに流暢に日本語話せたよなと思い出した。故郷から遠く離れた異国の地で愛に殉じた異邦人とすれば聞こえはいいのかしれないが、終…
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