モンテイロの作品を新しい順に観ている。行ったり来たりよりも物語的なものがあると感じた。また所々にズーム的なカメラワークがあって「映画」という印象をもった。
他の作品でも観られる女性、看病、食事、鏡な…
『ジェラートの天国』と同じ監督が演じる変態のジョアン・デ・デウスが出てくるけど、本作が三部作の一作目らしい。シリーズとして見ると流れがパターン化してるし、監督演じるキャラが一種のアイコンのように見え…
>>続きを読むめっちゃ面白かった。衝撃的。どこまで行っても自分は「面白い」ということが絶対的な基準なのかもしれないとさえ思うくらいに面白い。
一番面白いのはブラキャッチからの奥さんたちの窓辺卑猥口喧嘩からの「鍋の…
世捨て人のような老人も性欲だけはギンギンにある。痩せすぎた体型に騙されそうになるが、走り出すスピードも持久力も相当ある。その源には、狂った世界のすべてを不条理なユーモアで舐め尽くす極左の抗いと、死へ…
>>続きを読むポルトガルの映画運動ノヴォ・シネマで有名なモンテイロ監督の作品を初めて見た。アテネフランセは激混みで、2時間前に並び始めてようやく良い席が確保できた。
本作は監督自らがデウスという主人公を演じる、…
欲望の権化ジョアン・デ・デウスの生き様、パターン1。
マン毛、ロリコン、娼婦、金、シュトロハイム、「奇跡」、「ノスフェラトゥ」、長回し、即興、善悪の彼岸、放埒、飽くなき遊び心、オルガズムの如き溢れ出…
✔️『黄色い家の記憶』(4.2p)及び『神の結婚』(3.9p)▶️▶️
2000年前後にモンテイロに夢中になった時代があった。(ド·)オリヴェイラより凄い、ポルトガル映画史上の最大の監督と思…
「黄色い家」とは刑務所のことだ、と冒頭のナレーションは言う。しかし『監獄の記憶』のような感動的要素は本作にはなく、『神の結婚』のように理路整然とした作りでもない。ブラック・コメディと呼ぶにはあまりに…
>>続きを読む初モンテイロ
立ち見まで出る満席で私も補助席のパイプ椅子で見たから後半ケツ死んだけど、めちゃくちゃ良かった
光と影、鏡、クローズアップの使い方、全てのショットの惚れ惚れする
私(20代女性)の近く…
下品この上ないというのに品のあるキャメラ、出鱈目でありながら真剣に撮られており、悲劇的な状況だというのにきわめて喜劇的。この種のアンビバレントさがモンテイロの名前の流通に影を落としているとしたらあま…
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