62歳の尾形信吾は、歳のせいか夜半によく目を覚ます。鎌倉の谷の奥から聞こえる深い山の音に、自分の死期のようなものを感じて寂しくなった。彼は少年時代の憧れの女性だった妻の姉を思い返す。そして…
>>続きを読む実業家・梶のホテルに娘・八千代の紹介で青年がカジカ研究の資金提供を求めにやってくる。一方八千代は夫と不仲で、その夜も子犬を連れ帰った夫と言い争いになり実家に帰ってしまう。夫は夫で、八千代の…
>>続きを読む吉田一郎(伊藤雄之助)が十五年ぶり中国から戻った時、妻マチ子(淡島千景)は鎌倉彫の手内職で息子清(設楽幸嗣)と細々暮らしていた。博古堂の女経営者松本雪子(田中絹代)は隣家のよしみ以上に何か…
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