山の音の作品情報・感想・評価・動画配信

「山の音」に投稿された感想・評価

cinemaQ

cinemaQの感想・評価

5.0
視線によるアクションつなぎ(日本語変だけどそうとしか言えない)とか、空間把握の絶妙さとか。
成瀬が映画の最前線にいるのが分かりやすい一本なのでは。
家の前の道とか当時はよくあったロケーションなんだろうか。素晴らしすぎる。

このレビューはネタバレを含みます

メモ

素晴らしい
無駄がなく
生きているものしかうつっていないような
淡々と冷酷で暖かい人の感情が行き来してる感じ。

どの登場人物にも無駄がなく引き立っていて、どんな人間なのか立ち振る舞いや身振り手振りで伝わる。

はっきりと物事をきちんと進めないから、こちらがいいらしい、なんとも言えない怒りや悲しみに襲われる。

ラストには女性として救われた気持ちになった。が、夫の苦しさをも見てやりたかったと思うまでに没頭した。
ohrykk

ohrykkの感想・評価

3.9
原作小説の世界観が好きで鑑賞。
肝心の「山の音」に関する描写や台詞がないのが残念だった。

主人公の菊子と、演じる原節子のイメージにギャップがある気がしていたけど意外と違和感なかった。序盤は小津作品みたいに可憐なんだけど、後半に進むにつれて抑制の中に危うさがあって良い。
鼻血のシーンの美しさは強烈。

このレビューはネタバレを含みます

同じような題材を扱いながら小津と成瀬は表現するものが全く異なります。これを同型と見なすことはあまりに自らのフィルム的感性の枯渇を示していることとなるでしょう。彼らを分つのは「イメージ」に対する信頼性の大小に他なりません。どちらが上とか下とではなく、映画はかくも懐が深いというその一点を記憶に留めるだけでいいのです。

川端康成の傑作長編を原作とした文芸作品。

老いへの恐れ、夢に現れる嫁への性的願望、また敗戦の心的影響などの重要な原作のテーマは思い切って捨てさられる。
そのぶん、菊子の不憫さや苦悩ばかりが強調され、原節子もそれをあからさまに演じており、それこそ「能面」のように本心を表さない菊子がクライマックスにいたってはじめて内面を顕にするという、川端の周到なたくらみは崩壊している。

「かわいそうな嫁」をえがいた凡庸なホームドラマに姿を変えているが、逆にいえばそれを核に作品としてはうまくまとまっているとも言える。
ただ、原作を知らなければなんのことやらという場面も。
新宿御苑の場面をラストへもってくるのは見事。
T

Tの感想・評価

-
寝て起きたら「終」って出てた。王兵オールナイトの『鉄西区』第三部以来かも、この感じ。
菊子を病院に送って行ったあとに父と息子が会い場面が変わると鳥の鳴き声が聞こえるのだが、あの鳥はなに?初夏によく聞く。朝の四時と夕方の四時くらいに。気になる。
よ

よの感想・評価

-
能のお面のところめちゃ良い、原節子の顔映画
とにかく笑ったり泣いたりする、全部感情が顔に出てる
TP

TPの感想・評価

3.6
 成瀬の最も油が乗っていた時期の映画。どこにも欠点はない映画なのだが、といって、史上に残る映画という印象も受けない。
 11年前に見たことがあるのだが、その見たことがあるということさえ、ラストの銀杏並木の場面になるまでわからなかったのだから、それだけ印象に残らないというか、良くありがちな内容といえる。

 演出がなんとなく小津映画を彷彿とさせるし、出演者も小津映画っぽい。
D

Dの感想・評価

-
成瀬巳喜男による暗黒版サザ
エさんのような昼ドラマ的な
映画。

この時代にはこういう家族の
付き合い方なのかなというカ
ルチャーショックもありつつ。

父親と息子が人生の成功と失
敗について酒を飲みながら、
語っている描写が印象的だっ
た。

その答えに父親は、「それは
子どもの結婚がうまくいって
いるかどうかにも、かかって
いる」というシーンがこの映
画全体を体現しているかのよ
う。

それにしても、小津安二郎の
原節子を多く見ているし、浮
離れしている存在感なので、
原節子の嫁入りはどうにも見
慣れないし、違和感があるも
のの、仮面をつけたような嫁
の立ち回りはさすがの名演技。

この年のキネ旬5位が近松物
語で、6位が本作という結果
に現れているように、いつの
世も、暗黒不倫映画は面白い!



日本映画の三大巨匠!!!
最低限みておくべき10作品はこれ!
(1940年代〜1960年代の日本映画も紹介)

詳細はコチラから↓
https://www.narcos.site/entry/2020/08/15/180000
>|