彼氏がステキになったワケの作品情報・感想・評価

「彼氏がステキになったワケ」に投稿された感想・評価

美大生と出会った青年が初めてできた彼女に感化されだんだんとオシャレイケメンになっていくが後半地獄絵図。
美大生は頭バグってて怖い。(偏見)
会話劇なるも、ロメールやホンサンスのようなカメラの距離感とテンポの良い切返しの両刀使いによりリズムを作っていく。
切返しは画面奥行をやたら強調した独特さがあり楽しい。会話シーンでは音楽は流れないので、30年代のトーキー初期ハリウッド映画のような趣があるが、扉の開閉といった小道具は一切使われず、シーンで終わりは俯瞰のショットで締めるのが特徴的で面白い。
また、bgmが無いこと故のトイレでの排泄音の強調。ここまで効果的に使ったのはそれこそ30年代のルノワール『坊やに下剤を』以来では…??
トイレの後、機嫌を治したレイチェル・ワイズが画面左端からひょっこりフレームインするのも良い。
友達の彼女といい感じになるシーンがめちゃくちゃ良くてキスまでの流れのハラハラ感がたまりませんわ!
muscle

muscleの感想・評価

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タイトルすごい。たとえば普通の映画だったら何か浮気の証拠を見つけて、相手と遭遇して気まずくなって喧嘩となるところを、きちんと和やかな会話から気まずさから取っ組み合いへシームレスになだれ込む。しかもそれがヨーロッパ寄りだったらワンカットで済ましてともすれば演劇寄りになるところを、ガンガン割る。でも無音。無音だけどコステロが最初と最後で爆音で流れる。やや歪んでるころの。変な監督だと思うけど面白かった。最初と最後を横移動でキチンと結んでいて、何ともカルトな映画だと思う。
ザン

ザンの感想・評価

2.2
んー許されない話の展開だな。ラストあたりは何だか腹立たしく思って見てたな。彫刻へのイタズラ話を引っ張り過ぎてる感じがしたのもいい印象はない。
表層での対話、形式上(お約束)の関係性から、最後の最後でその皮を破り、内側にある男と女の剥き出しな姿(根っこにある変わりようがない部分)を映していく。普遍的な恋愛劇として進めながら、あまりにも個人的な「ワタシとアナタ」の物語に映画を絞っていく、そのニール・ラビュートの作家としての間違いなさに毎回心揺さぶれて何度見てもグッときてしまう。レイチェル・ワイズのベッドでの「ささやき」が私たちには聞こえていないってのがミソ、気が利いている。横移動したキャメラがレイチェル・ワイズの顔をとらえて映画が始まり、ポール・ラッドの顔からキャメラが横移動して映画は終わる。ニール・ラビュート大好き。
2008.3.21
邦題が良くない。もっと毒々しい!
最後のオチは不快だった。
怖い怖いトラウマ恋愛映画。大学生2人の甘い関係が、徐々に緊迫したものに変わっていき、最後は地獄に突き落とされる。もとはニールラビュート演出の舞台劇で、三浦大輔がポツドールで日本版を上演。それも納得な内容。いろんな映画を観てきたけど、この映画の主人公にだけはなりたくない。
VHSで観たっきりなので、DVD発売かテレビで放送されるのをずっと待ってます。

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