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『ピンク・フロイド/ライブ・アット・ボンベイ』に投稿された感想・評価

brian

brianの感想・評価

4.5
イギリスのプログレッシブ・ロックバンドであるピンク・フロイドがイタリアのポンペイにある遺跡でライヴ収録された映像ドキュメンタリー。

無人の円形劇場で4人のメンバーが演奏することは大観衆のいる大規模なコンサートとは全く違う趣向であるが、コロナ禍の今となっては違和感がない。

ポンペイの夏の日中の暑さはメンバーが最初に演奏する姿から見ても分かる。
デヴィッド・ギルモア(ギター、ベース、ハーモニカ)とリチャード・ライト(キーボード)は上半身裸。ニック・メイスン(ドラム)はタンクトップ。ロジャー・ウォーターズ(ベース、ギター)はTシャツ。

卓越された演奏による幻想的な音と歴史的な遺跡や絵画の映像が融合されて、フロイドのサウンドが時代を超越したものであると印象付けられる。
中でもR・ウォーターズは創作面の中心的存在だった人物であり、彼なくしてバンドは成り立たないのである。

https://youtu.be/y-E7_VHLvkE
ROY

ROYの感想・評価

4.6
VHS(PMV / Polydor 5版)で鑑賞

DVDのディレクターズ・カット版の評判が悪いのでVHSを買った。伊藤政則さんによる解説書も付いていた。『The Wall』と『London 66-67』も買っちゃいました。

自然と調和し、その自然を超越するエネルギーを操りながら、彼らは古代との対話を実践するのである。

彼らは大地に祈り、宇宙のリズムを呼び込む。ライブ・パフォーマンスは儀式となり、意識は時空を越える。

「確かに機材は重要だ。しかし、それをいかにコントロールするかが大切だ。機械に操られちゃいけない」

■INTRODUCTION
72年10月にイタリアのポンペイ古代遺跡の円形演技場で行われたライブに加え、ロンドンのアビーロード・スタジオでのレコーディング風景を撮影したドキュメンタリーを収録。単なるライヴフィルムには終わらない、フロイドの“完璧”を追求した会心作。

■NOTES
ポンペイ:イタリア南部、ナポリ近くにあった古代都市。紀元前4世紀以来繁栄したが、79年のベズビオ火山の大噴火で埋没。1748年からの発掘によって、城壁・神殿・円形劇場・壁画などが発見され、ギリシャの影響が強い都市のようすが明らかにされた。同じく噴火により埋没した近郊のエルコラーノとトッレアヌンツィアータとともに、1997年、世界遺産(文化遺産)に登録された。

↑『デジタル大辞泉』より

エイドリアン・メイベンは、「ウッドストック・フェスティバル」のような大観衆のいる大規模なコンサートとは全く逆の状態でのコンサートを具現化したかったと述べている。

曲間にはアビーロード・スタジオで録音中だった『狂気』の制作風景が挿入されている。そこでは、ウォーターズが「VCS3シンセサイザー」を操作したり、ギルモアのギターのオーヴァ・タブを行う貴重な収録風景なども収められている。メンバーの食事シーンが面白かった。

「吹けよ風、呼べよ嵐」の演奏シーンでは、ニック・メイスンがドラムを激しく叩くあまり、スティックを勢い余って投げてしまうシーンが確認できる。

LD、VHSに関しては、1972年後半の『狂気』の収録風景やバンドメンバーに対するインタビュー(但しリック・ライトへのインタビューはない)も挿入されている。DVDは「ディレクターズ・カット」と称してオリジナルバージョンに大幅に編集が施されている。但し、1972年初公開時のバージョンも収録されており、映像作品として初めて1972年に公開された「オリジナル」を見ることが出来るようになった。

■THOUGHTS
みんなカッコいいが、ニック・メイスンのドラムプレイに惹かれた。冒頭、「Echoes (Part I)」が流れて、徐々にカメラがニックに寄っていくシーンも良かった。

「神秘」の演奏シーンが好き。砂の上に座りこんだりして、自然に溶け込んでいる。ピアノの上にも砂の跡付いてるし。一方、ウォーターズは太陽に溶け込んでいる。

インシュレーターの代用として楽器箱をアンプ下に敷いていた。

夜にさしかかったあたりに演奏される「吹けよ風、呼べよ風」がカッコいい。ブッチャーが遺跡の入り口から登場したら面白いかも。円形闘技場だしね。

ギルモア、自分のギターで呼んだ風で、髪が顔に覆いかぶさる。

「太陽讃歌」の演奏シーンを見ていて、後ろにいた母親が一言。「なんか怖い。おまじない的な」

トラック撮影がいい味出してる

「マドモアゼル・ノブス」のMVPは犬だな

ラストはイントロと反対に、カメラがプッシュアウトしていく。

@亡霊たちの場所
D

Dの感想・評価

4.0
一つ前のボウイのレビューで、僕は孤独を肯定してくれる音楽が好きだと述べたが、ピンクフロイドのギタリスト、デヴィッドギルモアのギターと歌声もまた、孤独を肯定してくれる。

音楽の趣味が恐ろしく合う哲学者の友人がいる。
あまりにも音楽の趣味が合うし、音楽に対する感情の見出し方がさすがに上手いもんだから、普段ならキモがられるから出さない感想を彼に出してみた。同意への微かな希望を求めて。

「僕はピンクフロイドのギルモアのギターを初めて聴いた時に、音楽の持つ深い感情を知ったんです。ギルモアのギターって、すごく優しくて、切なくて、そしてエロいんですよ。彼の演奏は、なんというか、he’s like spooning with his guitar by stroking those sensitive and miserable stringsみたいな感じです(ここは日本語でうまく表現できなかったってか日本語にしたらダサかったから英語で書いた)。まるで泣きながら愛撫されてるような、そういうギターなんです。」

と言った。割とハイになりながら言ったと思う。

すると彼は
「それを聞いて、改めてShine On You Crazy Diamondをじっくりと聴きました。言葉の印象は拭えないが、泣きながら愛撫されるという比喩は、本当にハマってると思います。ギルモアのギターは僕が知ってるのとは少し違う女性でしたけど」
と言っていた。それ以来これを言うのが恥ずかしくなくなった。また一つ、孤独を肯定してくれる音楽のおかげで、僕の心の中から孤独が一つ肯定された気がする。

こういう、「経験したことはないのに感じる」というのは、ギターならではなんだと思う。ギターサウンドが古いみたいな扱いを受ける時代だが、ギターは死なないと思いたい。ロックの中でもっとも感情を持った楽器だと思う。

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