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『ニッポンの、みせものやさん』に投稿された感想・評価

消えゆく日本の見世物小屋を追った、裏グレイテスト・ショーマンみたいなドキュメンタリー。

戦後、何十軒もあった見世物小屋は、テレビや映画、その他の娯楽が浸透することで次々と廃業。いまではこの作品に出てくる大寅興行しか残っていない。

毎年、酉の市の時期に一週間だけ新宿K'sシネマでリバイバル上映されてるので、その機会を狙って観に行きました。

福岡の筥崎宮、北海道神宮例祭、靖国のみたま祭りや新宿花園神社の酉の市など、全国の祭りを巡業する大寅興行。見世物小屋だけでなく、隣でお化け屋敷も運営してる。

火を吹いたり、大蛇を出したり、生きた猿やカッパのひからびたミイラが出たり、生きた蛇を食いちぎったり、と、ポリコレの激しい昨今だと、ちょっとそれ系の団体に目をつけられたら簡単に吹き飛んでしまいそうな見世物小屋。それでも、興行主の裕子さんは「祭りが楽しくてこの仕事を続けてる」というし、蝋燭を飲み込む小峰太夫は、かなりのご高齢なのに芸を続けている。ここに出てくる女性たちは、みな、逞しい。「燃ゆる女の肖像」に続き、女性たちの力強い生き様を目の当たりにした。

裕子さんのお兄さんもテキ屋業を続けていて、残念ながらこの作品の製作中に逝去。最後までテキヤだった彼は「日本人がやるから、見世物ってのはいいんだよね」と語る。この意見に共感。

俺はナショナリズムとは無縁の人間だが、ウサイン・ボルトが猛スピードで走ることより、大迫がマラソンの日本新記録を出してくれたほうが嬉しい。なので、日本人の持つ「見世物小屋」って文化をきちんと記録したこの作品は、貴重だし、とても興味深いものだった。

(以下、この作品とは関係ない、俺の私見です)

この作品、「見世物小屋」というのは滅びゆく文化だとトーンが一貫している。それはそれで良いのだけど、俺は、それでもなお、この世界に挑戦する若手(ってほどでもないですが)がいることも書いておきたい。

この作品が完成したのは2012年。実は2008年頃には、暖簾分けの形で新たな見世物小屋が出来ていた。当時、見に行った俺の感想。芸としては失笑するようなものも含まれていたが、挑戦してやろう、新しい息吹を感じさせよう、という姿勢には共感していた。残念ながら主宰の方が亡くなったこともあり、2010年頃には、店じまいしてしまった。

大寅興行自体、一座がご高齢のこともあり、直近の10年くらいのパフォーマンスの主役は若手の演者だ。ここ数年、大寅興行の皆さんは、出口に座って、お金を集めるためにちょこんと座るだけの存在になった。

代わりに舞台にあがるのは、この作品ではサラッとしか触れられていない若手の演者たち。蛇を食いちぎる小雪太夫(現在は引退)が映っていたが、他にも「火を吹くコギャル アマゾネスぴょん子」だの体中にホッチキスの針を刺す「狂ったOL」だの、樺太から来た野人だの、きちんと見世物を平成/令和にカスタマイズされた芸が出てきている。もちろんインスタ、SNS大歓迎で、お客さんとのインタラクションも面白い。

歌舞伎だって相撲だって、昔は見世物だったんだけど、大企業や国の力を借りて、いつのまにか日本の伝統芸能みたいになったよね。「見世物小屋」は確かにアングラで、百万年経ってもシルク・ド・ソレイユになることは無さそうだが、それでも彼らなりに考えて、大企業や国の手助けがなくても、逞しく進化し続けているのだ。

今年はコロナで見世物小屋としての興行が全滅、来年以降も復活するか怪しい。復活してもポリコレ軍団とか迷惑系YouTuberに目をつけられたら一瞬で吹き飛びそう。小峰太夫の口の中の蝋燭のように。

だけどもし、貴方の街に見世物小屋がやってくる機会があれば、出来れば足を運んでほしい。そこにはノスタルジックな部分もあるんだけど、むしろ、いまの観客を楽しませようとするエンタテインメントがあるところに注目してほしい。熱気がある。笑いがある。夢がある。俺の中での現代の「グレイテスト・ショーマン」がここにある。

俺はまた、コロナが収まって、見世物小屋が新宿花園神社に戻ってくることを楽しみにしています。

ところで、ここまで見世物小屋への熱い思いを語ったニートの俺を、どなたか雇って頂けないですかね。


【自己PR】

・蛇を食べることは出来ませんが、ハブ酒は好きです

・猿を手懐けることは出来ませんが、猿並みの知能です

・大蛇を出すことは出来ませんが、股間にひからびたタマゴヘビのミイラが付いてます

・蝋燭を飲むのは出来ませんが、SMには興味あります

・火を吹くことは出来ませんが、顔から火が出るような恥ずかしい経験はしています
(AVを借りようとレジに並んでいたら、後ろに好きだった同級生の女の子が並んでしまった、とか)

ギャラは100兆ジンバブエドルで結構ですので、どなたかご連絡お待ちしています!
何年か前、花園神社の酉の市で、娘2人連れて見世物小屋に行った。生バンドで、🎈風船飲み込んでたのと、指名されておっぱい(服の上でパッドだったけど)触った。子連れでバツが悪かったのを覚えてる。

高2長女がこの映画観たいけど、誰も一緒に行ってくれないと言うので2人で鑑賞。ケイズシネマ上映前のBGMは呼び込みだった。

丸太に針金で組む小屋、今では唯一残る見世物小屋だが、かつては祭りの花形。映画、テレビに押されて時代の趨勢として無くなり行く存在。記憶を記録に残す映画。
イメージとして、🎬『エレファント・マン』みたいなのかと思ってたけど、どちらかと言うとお化け屋敷みたい。実際にお化け屋敷もやってる。
姐さんの呼び込みが何とも味がある。この頃は🐍蛇食べてる。(動物愛護団体から訴えられたので風船にしたって言ってた。)
辞めて屋台やってる人も多い。
あと、🏍バイクサーカス凄かった。

今年の花園神社酉の市、長女が行ったけど、見世物小屋は無かったそう。もう観られないのかな。
日本最後の見世物小屋一座「大寅興行社」と関係者を2001年から2011年にかけて追いかけたヒューマンドキュメンタリー。その生き様をメインに、仮設小屋の組み立てから実際のパフォーマンス、見世物小屋文化の歴史を紹介。

2024年初映画館鑑賞。ずっと観たかった一本(ソフト化、配信は不可)。子供の頃に「大寅興行社」の見世物を観たことがありとても懐かしかった。

主に監督の“私語り”のナレーションと一座の二代目代表代行・大野裕子さんへのインタビューで進行する。お峰太夫の火吹き芸、小雪大夫の蛇喰いは今はもう見ることが出来ない貴重な映像記録。後半には、かつてのライバル一座・小政興行部の齊藤宗雄さん、松坂屋興行社の西村みよこさん、みよこさんの兄で見世物学会理事長・日本仮設興行協同組合副理事長の西村太吉さんの証言により昭和見世物文化の全体像を解き明かしていく。様々な研究書は出ているが、当事者の肉声から伝わってくる事はとてつもなく大きい。

“怖いもの見たさ”が売りである見世物小屋の中身や裏側を見せてしまうことは本来ご法度なはずだが、大寅興行社がこの撮影を許したのは“自分たちが最後の見世物一座”という自覚と“消えゆくものを残しておきたい”という意志だった。そしてもうひとつ重要なことは、奥谷洋一郎監督との信頼関係だ。一座の人々の「洋ちゃん」との呼び方に親しい間柄が表れていた。

監督の“私語り”については否定的なレビューが多く見受けられる。何者でもない監督の主観よりも見世物を多く記録してほしかったとの意見には一部同意する。ただ本作のようなヒューマン・ドキュメンタリーの場合は、取材者と取材対象者との距離感や眼差しも重要な情報であり、まして社会の裏側と見られがちな人々が取材対象なので、表側の一般人である監督との向き合い方は興味深くマストな要素だと思われる。取材開始当時からの距離感の変化が少しでも収められていたらベターだった。

「大寅興行社」の見世物興行は昨年(2023年)11月の新宿花園神社酉の市でも開催されていた。ただし看板は「カッパ御殿」というもので、かつての怪しさは無くファミリー向けにソフィスティケートされていた。

※本編メモ
お峰太夫:初代蛇女、火吹き芸、大野裕子さんと同い歳
小雪大夫:蛇食(マキツギ)、鼻から口へ鎖を通す芸(サンガツ)
大野裕子さん:呼び込み「蛇女」アラダンカ(荒啖呵)
西村みよこさん:呼び込み「女ターザン」泣きごませ(泣啖呵)
ワールドオートバイサーカス:巨大桶の中を水平走行、北海道拠点

※2000年代の見世物小屋
入方興行社:入方勇さん(大寅興行社で修行、2010年に自殺とのこと)
劇団ゴキブリコンビナート(大寅興行社の主催で見世物興行~2022)

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