2023年10月、イタリア人写真家トマゾは能登半島を訪れ、美しさに感銘を受けた。しかし、2ヶ月後、能登で震度7の地震が起きた。大きな被害に心を痛めたトマゾは、友人と共に再訪を決めた。偶然、…
>>続きを読む売れない小説家の孝夫は、パニック障害を患った妻の美智子を連れて、故郷の信州に移り住む。かつて大学病院の医師だった美智子は、無医村であるその村に診療所を開設。死者を祀る阿弥陀堂に暮らす「おう…
>>続きを読む定年退職し、認知症だった愛妻も看取り、一人一軒家で暮らす福山健二(71)。寂しくはあるが、穏やかでささやかな幸せの日々の中、ある日、物忘れに不安を覚える。刻々と近づく人生の最期を意識し始め…
>>続きを読む2015年4月、約9000人の犠牲者を出したネパール大地震。写真家・石川梵は震災直後、ジャーナリストとして初めて現地へ入り、ヒマラヤ奥地の震源地・ラプラック村にたどり着いた。壊滅した村で石…
>>続きを読む昭和17年。軽井沢にある水沢欣吾の別荘には、療養中のひとり娘・節子の友人たちが集まり賑わっていた。友人のひとり・結城達郎は節子に想いを寄せていたが、節子は見合いを予定していた。戦局が悪化し…
>>続きを読む豊田の山あいで豆腐屋を営む初老の男・島田勇作。勇作の作る豆腐はそんじょそこらの手作り豆腐とは月とすっぽん、味が違う。そこにはものづくりの魂があった。 そんな勇作の元に東日本大震災で家族を…
>>続きを読む2021年7月に「北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界文化遺産に登録され、再評価が進む縄文文化。今から約1万6千年~3千年前に作られた奇妙なデザインの土器や、どこか可愛げのある造形の土偶の謎…
>>続きを読む震災の影響で先祖伝来の土地を失い鬱々と過ごす兄と、諦めと深い悲しみを抱えた母のもとに、弟が20年ぶりに帰郷。彼はたった1人で苗を育て、誰もいない田圃に植えていく。過去の葛藤を抱えながらも弟…
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