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裁判長
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『裁判長』に投稿された感想・評価

裁判官の良心。
カール・Th・ドライヤー。
ドライヤーの長編第一作にして、静かに染み入る様な余韻を残す名編である。

ドライヤーはその撮影スタイルに捉え処の無い、興味深い監督である。
彼のフィルモグラフィを通覧すると、『裁かるるジャンヌ』や『怒りの日』では不条理劇を、後期の『奇跡』では見事なまでの構成で祈りの顕現を描いた。
何れにも通底するテーマは「個人の信条の在り処」と、其れを許さない「社会の不寛容」であるが、その表現方法は各々異なる。
本作は彼の初長編となるが、鑑賞してみるとこの時期から既にこのテーマを採り上げていた事が理解される。

扨、本作である。
信条と愛情の相克を描いた作品であるが、信条への補強材料として“家訓”が描かれている。
一体に現代では本邦でも家訓を垂れる家は少ないが、ドライヤーの暮らした20世紀初頭のデンマーク村社会に於ける、子孫の行いを個縛する家訓の強さが思われる。
但し此処での「家訓」とは飽くまで「父の遺言」「周囲からの期待」であって本邦近代の士族階級程のものでは無く、其処まで厳守されるべきものなのか、と云った疑問は残った。
現代社会に生きる、私の常識の限界なのであろう。
何れにせよこの信条に良心を重ねる事を是とする裁判官を主人公に、物語は展開される。
と、書けば既にネタバレに近くなる故、プロットに関しては後はご覧頂くより他は無い。

本作は当然乍らモノクロサイレントの作品であるが、既にモノクロの癖を見極めたかの様に上手く影を使って撮影されている。
特に夜間の逃走劇では松明の灯り、フィルタ、語りとなる詩が導入され、臨場感を訴求させる。
初長編にして既に円熟味を帯びた、この撮影、この構成。
天才と称される所以であろう。
菩薩
-
男性社会の自縄自縛とその中で勝手に運命を弄ばれる女性と言う構造に自覚的にある時点で既に現代を先取っていると言えるのでは。女性の逃亡が幸福へと直結するのに対し男性の逃避は死へと突き進んでいく。贖罪の一言で済ますには苛烈とも取れるが、正義を司る者が正義を全うする姿には清々しさと美しさがある。仲良くミルクをぺろぺろしてた子イッヌ達が成長して結婚式に参列するとこクッソ可愛いが、全体的にはなかなか厳しいお話。
[途中で動物映して休憩すな] 60点

カール・ドライヤーの初長編作品。自分の娘を裁くことになった裁判長の話。この時代にしてはまあまあな数のフラッシュバックがあって時系列が入り乱れるので油断していると普通についていけなくなる。中々辛い話の合間に必ず動物が挿入されて小休憩を挟んでくれるのがとても助かる。松明持って練り歩く町民たちのシーンの陰影が半端ないんだが、サイレント期にこんな表現手法が生まれていたことに驚く。紀伊國屋版は赤い染色がされててちと怖かった。あと、夜警がモーニングスター担いで歩いてるのも怖かった。

参列者の誰もいない結婚式で席をずっと遡って隠れてる召使二人の次に"遅れてきた参加者"として犬たちが入ってくるのが最高に可愛い。

『裁判長』に似ている作品

懺悔

上映日:

2018年08月04日

製作国:

上映時間:

153分

ジャンル:

4.1

あらすじ

架空の地方都市で、元市長の墓が何者かに暴かれ、犯人の女性が捕らえられる。彼女の証言によって、元市長の独裁により、多くの市民が粛清されたことが明らかになってゆく。スターリン時代を描いたといわ…

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